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アムール・コンフィット  作者: 鈴ノ音 光
6/8

06.

06.

店に来る春ちゃんの表情が、少し柔らかくなった──気がする。


「……何かあった?」

「……どうして、そう思う?」

「だって、何か──」

春ちゃんが、可愛く見える気がする。


──なんて、言えるはずもなく。


「ちゃんと表情があるのが、少し分かりやすくなったなー、って」

「そう、なのか……?」

「えっ、自覚無かったの?」

「社内では、相変わらず無表情だと、言われているんだが……」

「えー?嘘だぁー!」

「本当なんだが……」

そんな話しをしながら、春ちゃんは今日も俺の菓子を選んで、買って帰る。




「……佐藤さん、気づいてないんですか?」

「はあ?何に?」

「鉄仮面さんですよ!あの人、佐藤さんの前では何か、雰囲気が違う気がするんですよ!!」

「……──え?」

俺の前では?

……何で?


「そう言う佐藤さんも、鉄仮面さんの前だと、また雰囲気が違いますよねー」

何故だろう?と、翼と二人で首を傾げる俺だった。

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