第1章20話
本当は20話で締めようと思ってたけど無理でした。
次の日の朝。
俺は朝早くに目を覚まし。
剣の素振りをしていた。
腕は元通りに戻り、素振りを終えた後はネロに模擬戦を頼み勘を取り戻していた。
「にゃにゃんにゃー!」
彼女は素早い動きから短剣を扱い攻めてくるがかなり直線的だ。
俺はそれを受け流している。
「うん、良い感じだな。ネロ今度は俺からも攻めるぞ?『身体強化』」
「にゃ!ふんにゃ!にゃ〜」
ネロは3撃目を受けた所で降参した。
「高ランク冒険者はこんにゃに強いのかにゃ?ガイアでも中枢に入れるにゃ。」
「ガイアって政治に関わるのは獣人だけじゃなかったっけ?」
「最近は違うにゃ!魔術はエルフや人族が。武器はドワーフが体術戦では獣人と人族が有利にゃ!だから受け入れを広くしてるにゃ。」
へぇー獣王国ガイアも最近は獣人実力主義から実力主義にシフトチェンジしてるらしい。
「ネロ様、アロウ様。朝食が出来上がっています。」
「おぉ、ありがとう今行くよ。」
俺達は訓練を切り上げ家に戻っていく。
「おはようございます!ネロさんアロウ様!」
カルナが挨拶をしてくる。
「おはようカルナ。」
「おはようにゃ。」
「今日はアロウ様がリクエストした品が朝食になっておられます。」
昨日、魔術の本を読み終わった俺は勇者の遺したレシピを確認した結果。
勇者は料理をしないからあやふやな料理像とレシピを残していて。
え?なにこれって物が多数あった。
「お!ありがとう。」
俺は腕の治療の為食事を沢山摂取しないといけなかったのだが。
ワイバーンの肉が固めで食べづらいと聞いたのでハンバーグを教えたのだ。
エルフの里は世界樹の影響で大地が肥沃で野菜や香辛料を多く育てているので。
料理のレパートリーが多く作れそうだった。
ちなみにカリナとネロにはサンドイッチとハンバーガーを出してもらってる。
どちらが良かったか聞くためだ。
「どちらも美味しいですね。ワイバーンのお肉がこんなに柔らかくなるなんて。驚きです!」
「あぁ、ミンチにしたら大体こんな感じになるぞ?あとミンチにした肉を炒めて野菜を潰してソースにして麺にかけるとおいしくなるぞ」
野菜の名称が分からなかったので昨日一緒にメリーさんと畑に行ってレシピは教えている。
教えたのは、ミートソースとペペロンチーノだ。
「マサキ様のレシピは当たりハズレが多かったですからね。」
クスクスと笑うカルナ。
確かにな。
ロールキャベツとかこの世界に存在しないコンソメの素とか書いてるからな。
わかるわけがない。
3人で楽しく食事を楽しんだ後は。
俺は装備を確認して長老会とかいう連中の元へ向かう事にした。
奴らは大体毎日ここであーだこーだ言い合ってるらしい。
メリーさんに案内されて。
扉を蹴破る。
「何事じゃ!」
1人の老人が怒鳴り散らす。
血圧高めのプッツン爺さんかな?
「あーどうも貴方達のおかげで大怪我を致しました。冒険者です。報復しに来ました。」
俺は笑顔で言い切る。
すると青筋立てる爺さん達。
「人間風情が舐めた口を聞くな。ぎゃああああ」
ん?なんで爺さんが悲鳴を上げてるかって?
それは肩に向けて魔力を込めた雷牙を投げたからだ。
「ん?お前らの頭ってどこなの?長なの?お前らなの?ギルドへの情報隠蔽や依頼の偽装は戦争の種となるって知らないの?長は知ってたよ?」
俺は睨みつけてくる爺さん達に逆に殺気を向ける。
「ま、待ってくれ、儂らが、儂らが悪い訳ないじゃろ。『ファイアアロー』」
「『グラヴィティ』這いつくばってろ。」
俺は矢と爺さん共の動きを抑止する為に魔術を使った。
「反省の色なし。因みにお前ら生きて帰れると思うなよ?今日から君達は哀れなおバカさん達としてこれから先氷像としてそこら辺に並べ立てられる。少しでも綺麗な死に様を見せろ。誇り高き選民者達よ。【零氷】」
俺は1人ずつ氷漬けにしてった。
「待ってくれ、待ってくれ頼む儂らが悪かったんじゃ。」
そんな命乞いを今更した所でもうこの里でこんな組織自体要らないんだよな。
コイツらがいる限り選民思想と権力が残ってしまう。
俺は12人の氷像を作り上げた。
メリーさんはドン引きしてた。
そしてグラヴィティの効果を加重から重力を軽減つまり斥力の方の力を使い軽くする。
全員を外に出した後。
「メリーさん、コイツらが使ってた建物居るか?これ?」
「あ、先程必要な物は全て取り押さえました。中にあるのはガラクタのみです。」
「了解!『グラヴィティ』」
俺は魔術を使い建物をぺちゃんこにした。
「さーて、後は喧伝だな。」
周りに里の者がアワアワとしている。
「聞け!今回コイツらはギルドに対してワイバーンが居て困っていると依頼を出した。依頼のランクはCの上位からBの下位だ。実際に居たのはクリムゾンワイバーンとワイバーンの2匹だった。これは依頼のランクで言うとAの上位でSの下位といった難易度になる。」
そこで更に里の連中はザワ付きだす。
「尚且つ俺が依頼に乗り出す前にワイバーンにちょっかいをかけたり。俺が戻ってきた事をいい事に素材を略奪しようとし。あわよくば俺にカルナを襲撃させようと計画していた。だから今回ギルドに敵対行為を取ったって事で制裁を下した。質問はあるか?」
1人のエルフの青年が出てきた。
「カルナ様は無事なのか?」
「ああ、無事だ。俺は今回の件にしても、このまま放置しておけば必ずカルナに危険が及ぶと思い。1番重い極刑にした。お前達のリーダー、長はコイツらか?」
俺はそういい爺さん達の氷像をコンコンと叩く。
「いえ、我らのいや、この森の長はカルナ様1人しかおりません。」
「なら彼女に感謝をするんだな。彼女が治療してくれなかったら確実に争いは起きていただろう。」
それだけを伝えて俺はメリーさんと共にカルナの家へと戻った。
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