第1章13話
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感謝申し上げます<(_ _)>〈 ゴン!〕
ハァハァハアハア
自分の呼吸音と追いかけ回される恐怖の心臓音バックバクでほんとに耳に心臓があるのか?って思う程うるさい。
まぁ、前世で追いかけ回される恐怖は味わった事があるから多少は落ち着いているが、違う点は捕まったら殺されるっていう所だ。
俺は荷物の簡易テントをすぐに捨てた。
身を軽くする為だ。
『ここにテントがあるぞこっちだ』
続々と追いかけて来てるのがよく分かる。
ちなみにテントを捨てた時に方向転換しているのでそのまま真っ直ぐに行ってくれると助かる。
小狡いかも知れないがそれで生き残れるなら俺はそれを迷わず選ぶ。
そして一瞬だが横目で見えてしまった。
この暗闇でも【心情】のスキルで現れている〇には関係ない為ハッキリとそこに黒い〇がある事を。
「くっ、クソっ」
すぐに俺は横に飛び退ける
俺が通ろうとしていた動線上に剣が振り下ろされていた。
「チッ、よく避けたじゃねぇか」
さっきの俺達に接触してきたおっさんだった。
「あぁ、たまたまだよ。お前らは誰に雇われた?」
怪訝な表情をした後、ニタニタしだし
「そんなのテメェには関係ないだろうが」
剣を水平に振ってきたので俺は剣を抜き打ち合わせる。
「剣を扱えるなんて聞いてないぞ。めんどくせぇ報酬釣り上げだな」
憎々しげにそう言うおっさん。
「まぁ、良い冥土の土産だ俺達を雇った奴なんてどこの誰だかは知らんよ。ただアロウ・ガードが逃げ出したから始末しろって言われただけだ」
そこで俺は更に疑問を抱える。
他家なら俺は、はずれスキル持ちの落伍者だ始末する必要が無いし。
そうか……ガード家か、ルドルフかサマンサかバルクか、その全員かわからんが俺は邪魔らしい。
結局こうなるのか。
悔しいなぁ。
またこうなるのか。
「んじゃあそろそろ死んどけや」
おっさんは俺を袈裟斬りしようとする
俺はそれを弾くそして
「ファイア」
火魔術で追撃した。
「くそっふざけんな魔術まで使えるなんておい!お前らここだこっちにガキが居るぞ」
片腕を抑えたおっさんは仲間を呼んだ
俺はそれを見てヤバいと思い
「ロック」
土魔術で牽制だけしてまた逃げた。
くそっくそっくそっ
「クソがー」
俺の心の中は冷え切った殺意とアイツら覚えとけよという灼熱の憎悪が混じりあっていた。
『逃げたぞ追えー!弓を打ちまくれ』
その言葉通りに森の中から矢が飛んでくる
その1本が俺の脚に刺さった勢いで俺はズッコケた。
くそっ痛てぇまじでふざけんなよアイツら〜。
俺はそれでも逃げようと必死になる。
立ち上がった時、後ろにもう来ていたので剣を構える
ニタリと笑ったおっさんは
「ほう、脚に矢が刺さっても些かも闘志が落ちない所か上がっているのか。勿体ないねぇ貴族様じゃなければ死ぬこたぁ無かったのにな」
おっさんが振り下ろした剣を俺はありったけの身体強化をかけて受け止めた
その時俺達2人には有り得ない事が起きた
「「え?」」
何故か俺の方だけ地面が割れてそのまま落ちたのだ
そう崖から。
暗くて気付いていなかったが後ろは崖だったのだ。そこに思いっ切り衝撃を受けた為、地割れが起きてしまった。
俺は落ちながらまた落ちて死ぬのか?
くそっアイツら覚えとけよガード家。
絶対に許さねぇ
「許さねぇからな〜」
俺はそのまま落ちて意識を失った。
《派生スキル【獄炎】【零氷】を獲得しました。》
アロウが落ちたのを見たおっさん達は
「あ〜あやっちまったおいこの下どうなってる?」
部下に聞くと
「滝から流れ出てる激流の川なのでまぁ子供では助からないと思いますよ?」
「だよなぁ〜まぁ仕方ねぇか報告しに行くぞ。川に落ちちまったから死体は確認はできませんって事で良いな?」
「戻って酒飲むぞ〜」
1団は戻っていくのであった。
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