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第151話 精霊と人間

今回は短めです。

更新予定だった話が全部消えてしまったので少し執筆作業が少し遅れます。(精神的なダメージです)

「聖女と精霊の関係とは昔から秘密にされていたようです」


サリア様の衝撃の告白から精霊との関係が説明される。



「初めて聖女になった女性は教会のシスターだったそうで、常人には考えられないような回復魔法が使えたようです。そこから聖女は教会に所属するという流れが始まったようです」

「精霊のことは伏せられて?」


重要な秘密なはずのにサリア様は事も無げに話す。


「はい。秘密は聖女本人と教皇様と国の重要人物のみが知っていて、他の人物には精霊のことは伏せられていたようです」

「秘密を知る人数を絞って情報が漏れないようにしていたんだね」

「はい。当時の国王と相談して聖女という特別な地位を与えることで精霊のことは伏せるようにしたようです」

「精霊ではなく、聖女という特別な人物を作ったのか」


特別な力が精霊と契約すれば手に入ると知れば無理やりにでも探す人物が現れるかもしれない。


「はい。これは精霊と良好な関係を築くために必要な処置だったようです」

「必要な処置?」

「精霊が望んだことだそうです。人間側から精霊を求めることは辞めてほしいと」


人間と精霊の間にそんな約束があったとは。


「でも情報が伏せられてるってことはその約束を知らない人間もいるんじゃないですか?」

「アシム様のおっしゃることもわかります。それを知らずに精霊の存在に気付いてしまう人はどうなるのかということですよね?」


サリア様はこの問題点もわかっていたようできちんと答えてくれる。


「それは人間側が関知しない代わりに責任もないという約束になっています。最悪精霊が殺しても人間は何もしないということです」

「それが国の重要人物でもですか?」


さすがに国王はそのことを知っているだろうが、もしかしたらリーゼロッテは知らないかもしれない。


「どんな重要人物でもです。でも精霊もむやみやたらに攻撃はしないので、話し合いができないというわけではないですよ?」

「問答無用で追い返されるとか?」

「それもないと思います。精霊は基本的に優しい性格をしていますので」


まるで精霊の住む国にでも行ってきたかのような言い方だ。


「もしかして精霊達に会ったことがあるんですか?」


少し間があったがサリア様は目をみてハッキリと答えた。


「はい……精霊の国、アルフヘイムで精霊王と会いました」


アルフヘイムと精霊王、ここで重要そうな情報が出てきた。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 精霊の国ってあるんだ。火の精霊は、精霊の国なんて無いって言ってたのに
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