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ラフィーの黙示録〜起きたら滅ぼされた世界で女の子になってしまった〜  作者: 瑠奈る
1章 [脱出!地下研究所]~その光景は夢のように~
9/15

幕間 [メアとセシル]


 研究室のようなところ

 2人の少女はテーブルに座っている

 片方はメア、肩まで伸びてる黒い髪、金属製のメガネ。ザ・平凡的な印象を与える外見。


「ねぇ、メアちゃん なんでわざわざこんなところまであたしを呼び出すの。メアちゃんも忙しいでしょう、例の件で」


 雪を連想させる白髪に、赤い目。神秘的なアルビノ少女はセシルっていう。


[あ、ごめんね。でも放っておけないじゃない?他の人はともかく、私にはわかるよ。最近のセシルはなんかおかしいよ]


[......]


[いいか セシル いくら可愛くても、あれは人じゃないよ、貴方も分かっているでしょう]


[でも 解剖されるなんで...]


[解剖じゃなくて解析です。そもそもあれはセシルのものじゃなくて、教会の聖遺物(財産)です。それに、上手く解析できればウィルスの対策を見つけるかもしれない。まぁ、所詮可能性あるって話けど]


[......]


[本当に身勝手な連中ね。警告を無視してあれに手を出しておいて、今更面を被って対策を練るとか笑えるよね]


[メアは怖くないの]


[......]


[あたし、昨日会議室の前で、聞こえたの。連絡とれてる避難施設はもう残り五軒しかないって]


[ここの防御は完璧だからセシルは心配しなくていい]


[もったいぶらないで!あたしこれでも一応研究者なの。超高温層でウイルスの侵入を阻止するやつでしょう。あんなのいつまで耐えられると思う?反応炉の燃料だって無限じゃないわよ]








[......]


[メア...それどういうつもり?]


[安心して、これはただの麻酔銃]


[そういうことじゃなっ]


[セシル、貴方はまだ覚えているかな、あの約束を]


[......]


[セシルにとって普通な出来ことだったかもしれないけど、私にとってあれは一番大事な記憶。それこそ、人生が変わるくらい]


 チクッ!!!


[メ.....ア.....]


[セシル、貴方だけは絶対救って見せる!たとえどんな代償を払われても]

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