【幕間】主要人物紹介+用語紹介
3章が終わりましたので、主要人物の紹介やら何やらをやってみました。
(クィールとジャレットの具体的な関係性やエマとグレンの出身国など、微妙過ぎるネタバレがありますが、本編で出てくるかどうか怪しいので出しています)
読まなくても全く問題はありませんので、興味のある方のみどうぞ。
*主要人物紹介
▷ ロゼッタ=アークライト
年齢:17歳
種族:竜人(飛竜種)
国籍:なし
使用魔法:闇属性特化のオールラウンダー
魔力量:計測不能
害悪系魔道士の少女。一目惚れした王子系男子、ラザラスをストーキングすることに命を懸けてしまっている。
一応主人公である。
元々魔法はそこまで使っていなかったのだが、ストーカーをしているうちに色々試していたら使える魔法がどんどこ増えていた。
神は余計なところに才能を与えてしまったのである。
学はないが、頭の回転はかなり早い方。しかしラザラスが関わると大体アホになる。俗に言う「頭の良い馬鹿」である。
人間の汚い面を見て育ってきたためか、少々(?)の荒事くらいなら平然としている。年の割に達観したところがあるのは、自分の人生に少なからず諦めがあったため。基本的に驚く程にポジティブだが、自分自身に関しては無意識に後ろ向き思考になることも。
ラザラスの周りにやたらと美人が多いので嫉妬心が抑えきれていない。危ない。
一応主人公である。
▷ ラザラス=アークライト
年齢:23歳
種族:ヒト族(ハウライ系・ハーフキメラ)
国籍:グランディディエ連邦
使用魔法:炎、付与、闇、音魔法
魔力量:87
異国生まれで竜人な父親譲りの色白肌と金髪碧眼、長身で筋肉質な理想的なプロポーションを持つ美男子。神が二物以上を与えている。
しかし魔法能力に関しては完全に見捨てられた。時として神は無情なのである。
国民的歌手ユニット『ALIA』の飛び入り参加枠『LIAN』の正体。親友ジュリアスの居場所を守りたい一心で芸能活動をする傍ら、兄のジャレットに扮して違法組織と戦っている。
国籍がグランディディエなのは、ジャレットと間違えて誘拐され、投棄された後の里親がグランディディエ人だったために便宜上こうなった。本来はロードクロサイト人である。
5年前に暴行事件に遭っており、メディアの暴走により犯罪者扱いされ世間的に殺されたこと、かつての友人や恋人に罵倒されたことがトラウマとなり、対人スキルが壊滅的になった。ついでに価値観も大崩壊している。
▷ クィール=アリエス
年齢:23歳
種族:ヒト型キメラドール(ハウライ系)
国籍:なし
使用魔法:魔道士適正なし
魔力量:0
遺伝子異常で不思議な容姿になったキメラドール。
戦闘用キメラドールとの遺伝子が組み込まれているために見た目に反して怪力。
ただし暴走すると殺戮マシーン化するので単独での任務が困難である。
中性的な容姿も相まって性別迷子になるレベルで驚きの平たい胸族。性自認は完全に女性なのだが、あまりにも性別を確認されるのでムシャクシャして曖昧にするようになってしまった。性別迷子族の女の方。
元々は亜人保護団体『ステフィリア』の戦闘員だった。ラザラスの兄、ジャレットはマスターであり、幼馴染であり、婚約者だった。
しかし6年前、ジャレットはクィールを庇い、殉職。庇われて生き残ったクィールは精神を病んでしまった。そのせいか、実は当時より暴走し易くなっている。
▷ ユウ=ウォリス
(本名:フェリクス=アドマイヤ)
年齢:27歳
種族:有翼人(鴉種・アルビノ)
国籍:ロードクロサイト共和国
使用魔法:光属性以外の全属性
魔力量:2400
左肩から下、左目を焼失している上に左翼を根元から切断されている見た目が非常に痛々しい男性。
しかし元の容姿自体は非常に美しく、怪しげな印象を与えることから情報屋の表向きトップを務めている。(※実際のトップはエマ)
鴉種だが、アルビノなので真っ白。そのため生まれ故郷のロードクロサイト共和国ではあまり良い思いをしてこなかった。ちなみに両親は彼を庇い、惨殺されている。
かつては孤児院のようなものをしていたのだが、8年前にキメラドールの婚約者アリアと子ども達がヘリオトロープおよび鴉族排除運動団体の手で焼き殺されている。その後レヴィを拾い、エマに勧誘され復讐の道を進んだ。
かなり口が悪いのだが、見た目とのギャップを無くすことと胡散臭さを演出するために普段は口調を変えている。和洋折衷の不思議な服装をしているのも同じ理由。
結構なシリアス系キャラなのに絶望的に弄られポジションである。
▷ レヴィ=フロックハート
年齢:18歳
種族:有翼人(鴉種)
国籍:ロードクロサイト共和国
使用魔法:念力特化。炎、水、地、空間属性も使用。
魔力量:7650
フリフリにレースにリボンでピンクな可愛らしい見た目をした殺戮戦乙女。敵を侮らせる目的も無くはないが、基本的には彼女の趣味である。
鴉種だが、妙にカラフルな容姿をしている。恐らくオウム種の血が入っていると考えられるが、生みの親のことは全く記憶に無いために詳細は不明。
ユウと比べると使える属性に偏りがあるものの、魔法戦のエキスパートである。
特に念力を用いた細やかな作業を得意とし、証拠を残さず変死体を量産する怖い技術を持つ。また、弾丸の軌道を操作することにより驚異の命中率を誇る狙撃師としての才能も高い。
しかし精神的にはまだまだ幼く、何かと配慮を必要とする年頃である。
8年前にロードクロサイト共和国内で彷徨っていたところをユウに助けられ、そのユウがエマとルーシオに拾われたため、流れで情報屋に加入した。
▷ エマ=ウォリス
年齢:32歳
種族:獣人(一角種)
国籍:スピネル連合王国
使用魔法:魔道士適正なし
魔力量:0
お調子者の闇医者だが、かなりの策士。現情報屋メンバーを集めたのは彼女である。
一角獣人だが、角は根元から折れてしまっており、そのままヒト族に擬態している。
かつては隣国のロードクロサイト共和国で活動していたステフィリアに軍医として所属していたが、12年前に団体基地が襲撃を受け、軍医ゆえに戦闘能力が無かったことと、珍しい一角獣人だったことが災いし、対抗組織に拐われてしまった。
逃げ出し、生き倒れていたところを現婚約者シグルーンに助けられ、そのまま彼が運営していた喫茶店を手伝うようになる。しかし10年前に対抗組織の魔の手が伸び、シグルーンはエマを庇い大怪我。彼は現在も意識不明である。
エマは本来無関係だったシグルーンを巻き込んでしまった罪の意識から情報屋を立ち上げ、仲間を集めていった……というシリアスな前置きを台無しにする系のぶっとびお姉様である。
▷ ルーシオ=フェルナンデス
年齢:31歳
種族:獣人(双角種)
国籍:グランディディエ連邦
使用魔法:魔道士適性なし
魔力量:0
情報屋のブレーン、天才ハッカー。亜人密売人やキメラドール商人を物理的に燃やすため、常にコンピュータと睨めっこをしている。情報操作なども彼のお仕事。
エマの婚約者であるシグルーンの親友。元は普通のサラリーマンだったのだが、趣味が他企業のプログラム等への侵入という危ない人だった。
変態としか言いようがない趣味を持つ彼と唯一仲良くしていたのがシグルーンである。
親友が突然拾ってきたエマに惚れていたが、それは親友も同じで、さらに言えばエマは親友に惚れ込んでいたので素直に身を引き彼らの幸せを祈っていた……が、親友が襲撃事件に巻き込まれ、エマの正体を知ったことで彼の人生は大きく流転することとなった。
実のところ、無関係者に近い立場にあるのだが、エマが頑張っているので何とか力になろうとしている。要は『お人好し』なのである。
▷ アンジェリア=ファウラー
年齢:20歳
種族:有翼人型キメラドール
国籍:グランディディエ連邦
使用魔法:音魔法超特化のオールラウンダー
魔力量:6740
見つめ合うと絶望的にお喋り出来なくなってしまう系女子。
世間的には歌手ユニット『ALIA』の『JULIA』として有名な女性。国民的歌姫。絶世の美女だが、容姿に関しては現在非公開である。
音魔法に特化し過ぎているせいで、意図せずとも声を聞いただけで相手の真意を見抜いてしまう体質持ち。
元々その能力を持たせたキメラドールとして作られた存在であるため、彼女の力では改善策が無い。
そのためラザラスの裏稼業にも気付いているのだが、彼を心配しながらも違法組織への憎しみを抑えられず、止めることが出来ずにいる。
彼女にとってジュリアスはマスターであり、相方であり、想い人である。
絶望的なコミュ障は能力と過去ゆえだと考えられるが、本人はあまり語りたがらない。
▷ グレンウィル=レミングス
(本名:グレン=アインザッツ)
年齢:33歳
種族:ヒト族(グランディディエ系)
国籍:ジルコニア公国
使用魔法:魔道士適正なし
魔力量:11200
表の顔はクリスティナの親戚のお金持ち、裏の顔は情報屋のパトロン兼準構成員。
ラザラスとクリスティナが住むマンションの管理人で、不動産をやたらと保有している。
18年前までステフィリア所属の魔法戦闘員だったのだが、出撃先で半殺しにされて魔法能力を失ってしまい、退役した。
その後は陰ながらステフィリアを補佐する筈が、同現場で殉職した5歳上の姉、ウィルに惚れ込んでいた精神崩壊気味の富裕層の男に拐われ、文字通り『姉の代わりに』愛でられていた。
現在彼が女言葉で喋っているのは、当時それを強制されていたことが原因である。
現在、彼がお金持ちなのは10年前に麻薬中毒で死亡した男の遺産を相続し、不労所得で順調に増やしているため……というシリアスな前置きをぶち壊す系のオネエである。
▷ クリスティナ=ブルーム
年齢:24歳
種族:獣人(猫種・二世キメラ)
国籍:グランディディエ連邦
使用魔法:魔道士適正なし
魔力量:0
通称『ティナ』。大学で教授の補佐をしながら児童向け音楽教室で働く多忙系ウーマン。ラザラスとは幼馴染で姉弟のような関係。
両親共にキメラドールであったためか、外見が異常に幼い合法ロリ。どう見ても10代前半。
彼女も恐ろしいのだが、両親の外見年齢がいつまでも20代ストップであることもなかなかに恐ろしい。きっと彼女も同じことになる。
弟のような存在、ラザラスのことを強く気に掛けており、彼を陰ながらサポートするために大学で研究資料やら閉架書庫やらのデータを集めている。情報屋組が疎い歴史学や生物学の面で貢献するたびに彼女の睡眠時間が墓地に送られている。
かつてはラザラスのことを異性として意識していたが、彼のトラウマを誘発しかねない存在であることを自覚しているため、身を引いた。
▷ ヴォルフガング=ハーヴァン
年齢:62歳(見た目10歳)
種族:獣人型キメラドール
国籍:ジルコニア公国
使用魔法:闇魔法のみ
魔力量:880
35年前、難病に侵された息子の臓器を作る筈が、うっかり『キメラドール』を発明してしまった天才科学者。
しかし部下に裏切られ、作成実験と称して愛する息子と息子のキメラドールと合体させられてしまう。
結果、息子は完全に消滅し、彼は息子の体を乗っ取る形で生き残ってしまった。
絶望の淵に立たされるも、風の噂でキメラドールや珍しい亜人の売買が行われ始めたこと、及びその対抗組織が動いていることを知り、罪滅ぼしのために組織の力となることを決めた。
7年前、精神崩壊したクィールを保護して困っていたところをエマに勧誘され、組織の後続団体にあたる情報屋に技術者として身を寄せている……というシリアスな前置きを感じさせないタイプのおっさんである。
▷ ジュリアス=グレイ
年齢:20歳
種族:竜人(飛竜種)
国籍:ロードクロサイト共和国
使用魔法:光魔法特化のオールラウンダー
魔力量:計測不能
『ジュリー』という愛称と可愛らしい容姿のせいでロゼッタ視点で女の子にされたりラザラスの元カノにされたり故人にされたり現カノにされたり散々だった人。性別迷子族の男の方。
世間的には歌手ユニット『ALIA』の『ALICE』として有名な男性。歌手なのに大人気声優。こちらも容姿は非公開。
2年前に違法組織に襲われ、両足を失った上に毒の過剰投与および暴行が原因で生死の境を彷徨い、現在も意識不明のまま眠り続けている。
アンジェリアとは幼馴染で想いを寄せているが、色々あって想いは告げずに友人のままでいようとしていた……が、実際のところ彼の感情はアンジェリアに筒抜けで、アンジェリアも彼を好いていたので既に手遅れな感じが否めない。
ちなみにロゼッタはラザラスがもし誰かと交際するとしたら、相手はアンジェリアかジュリアスだろうと思っており、「厄介だからはよ付き合えや」と勝手に思っている。
*サブキャラクター紹介
▷ オスカー=クロウ
年齢:52歳
種族:ヒト族(グランディディエ系)
国籍:グランディディエ連邦
使用魔法:付与魔法のみ
魔力量:5480
サブの枠に入りきってない気がするサブキャラクター。やたら名前が出るし、メインとサブの枠がジュリーと逆なような気もする。
グランディディエでは知らない人がいないくらいの有名俳優。通称『破天荒おじさん』で、とにかく好き勝手に動き回り、放送事故スレスレな問題行動を頻発させる。
しかし自分の信念を確立しており、個人を傷付ける行動は決して取らないため、深刻な問題にはなっていない。
芸能事務所『CROW』の代表でもあり、俳優育成に力を入れている。才能ある若手に声を掛けるのが好きで、見込みがあればぽこぽこと事務所に引き込んでいる。そして俳優以外で輝きそうだと判断した場合は親友カルヴァンの事務所に流す。ALIAはその代表格である。
魔法は付与限定というレアタイプ。自衛の最終手段にしたいという考えもあり、自身の魔法に関する情報は一切公開していない。
▷ ジャレット=レイン
享年:17歳
種族:ヒト族(ハウライ系・ハーフキメラ)
国籍:ロードクロサイト共和国
使用魔法:炎属性特化のオールラウンダー
魔力量:87000
現在ラザラスが必死に擬態している双子の兄。6年前に死亡している。
容姿はラザラスと瓜二つなのだが、彼とは真逆で魔法戦には強いが体術は素人に毛が生えた程度だったようだ。足して2で割るが良い。
母親の戦闘特化遺伝子が弟に行ってしまった代わりに竜人であった父親の魔法能力を引き継ぎ、魔道士として成長した模様。総魔力量も竜人並。十分に化け物である。
肉弾戦に特化したクィールとバディを組み、ヘリオトロープと戦い続けていた……が、潜入討伐戦前に彼女のクィールにプロポーズしてしまったせいなのか、潜入中の旅客機から墜落死してしまった。フラグを立ててはいけないということです。
*魔法関連の解説
【魔道士について】
脳に魔力回路という器官を持ち、それを活性化させて魔法を行使する人々のことを指す。全人口の半分くらいは魔道士適正を持つ。
魔力回路自体は全人類にあり、それが活性化するかどうかは生まれた時に決まる。
そのため魔道士適正の有無は基本的には先天的に決まるのだが、頭部に傷を負うなどの理由で魔力回路が後天的に活性化したり、逆に壊れてしまったりすることもある。
ちなみにラザラスは暴力事件で微妙に魔力回路が活性化し、その枠を広げるためにレヴィが手を加えた。しかし神は無情だったのである。
【魔力量について】
魔道士適正を持つものは平均1000くらいの魔力を保有する。
しかし、使用魔法にもよるが魔法を職に使うならば3000は無いと厳しく、さらに魔法戦をするならば5000は無いと厳しい。つまり、ラザラスは無いようなものである。
とはいえ、5000超えの時点で才能としては申し分なく、10000を超えるような者はほとんどいない。
なお、現時点で測定が不可能な程の魔力を持つロゼッタとジュリアスの2人に関しては「総魔力が万の単位で収まっているかどうか」から怪しいレベルである。
【魔法属性】
基礎属性の炎、水、風、地、氷、光、闇属性に加え、鑑定魔法などを扱う無属性、身体強化や毒、麻痺の付与を行える付与属性、テレパシーや心象把握などを行う音属性、異空間を生み出す空間属性、その名の通り「念力」を操る念属性の全12属性。
全属性保有はいなくは無い、といった感じの存在。無、付与、音、空間、念属性は比較的使用者が少ないが、それはこれらの魔法は使用魔力量がやや多く、扱いが難しいためである。
※俗に言う『回復魔法』は存在しない世界です。




