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やるぜ、我ら探索検部
「あー、お帰り千秋」
「ただいま部長」
「んで、結果は」
「無事、来週の土曜日の12時になりました。先生同伴で‐‐」
「大上さんは?」
「仕事だそうですよ」
「社会人は大変だね」
同感だと武を除く全員が頷く。
「それじゃ、情報を整理しようか」
「オーケーだ副部長」
「その前に武を起こしますか」
武の肩を揺さぶり起こす。
「・・・おはよう」
「はいおはよう」
「では、情報を整理しますね」
「部長の仕事だろ」
「俺より千秋のほうが向いてる」
「・・・無能者め」
「うるさい」
ノートに森の廃屋についての情報を書いていく。
「まず初めに一度入ったら出てこれない、これは嘘。次に住所というよりどんな森なのか書いてあるからその森を調べる」
千秋の言葉に頷きそれぞれが情報集めの作業に入る。とは言っても雑誌に載っている情報をもとにパソコンを使って検索しまくりはなしあうだけの作業。
あーでもないこーでもないと四苦八苦しながら早くも当日。
遂にこの日が来た