プロローグ
初めてオリジナル作品を書きます。誤字脱字あったら申し訳ないです…これからコメディーにしていきたいです
それは孤独な王子さまと従者のはなし
私は侯爵家の三人きょうだいの二番目の子供として生を受けた
長男は皆が想像するような貴族をそのまま絵に描いたような性格だった
傲慢で強欲で小心者な人間だ
末っ子である次女は顔は美しいが性格が醜かった
大体の人はその顔に騙されてしまうそして彼女はおつむは弱いが、悪知恵が働く人間だった。
自分の思った通りに物事を動かすが、その先の事を見通せない人間であった。
その場しのぎしかできないのだが、顔のお陰でその事には気づかれていない。
そして私の両親は凡庸なのだか、自分達が貴族であることに誇りをもち市民を蔑むそんな人だ。
そして私は平凡な娘…を演じている
理由は簡単である私がまだ幼いと言うことと、やっかまれたくないからだ。
私が人と違うことに気づいたのは、三才位の頃だった。
私たちきょうだいは年が近く、兄と私が三歳離れており妹と私は二歳離れているのだが、兄が舌足らずで話しているときには私は大人と同じように話すことができた。
そしてなんといっても一度言われたことはすぐさま理解し、大人でも難しい本もその頃には普通に読めていた。
勿論そのことに気づかれないよう気をつけていた
何でかって?
出る杭は打たれるからだ
私が幼いことにはかわりない。もし、親に恐ろしがられて虐待でもされたら、私は辛い生活を余儀なくされる。
ならば凡庸な娘を演じようと心にきめたのだ
周りに人がいるときは舌足らずでな言葉で喋り、賢いことがバレぬよう毎日気をつけていた
だがやはり何もしないのも暇なので、皆が寝ている頃こっそりと家の書庫から本を借りたりして読んでいた。毎日本を読んでいるせいか、すっかりと本の虫になってしまった。
私は平均を取るように気をつかった
テストで、100点出はなく10点でもない75点を目標に生活していた。
勿論全てが平均をとると言うことも難しいが、私は精神的には大人顔負けではあったが、肉体面では子供と何ら変わらなかったので、あまり運動せず運動する時間を読書や、友達とお話する時間にあて、少し運動が苦手な普通の少女を演じていた。
親は私のような平凡な娘より、甘え上手で美しい妹や、嫡男である兄を可愛がっていた。
私はその場にいても気づかれないようになった
だが私はそれに満足していた。
だって食べ物や、本が色々読めたり何一つ不自由ない生活ができるだから。
そう思っていたのだ…あの方に会うまでは
短いですが見てくれてありがとうございます\(^^)/