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灯りのあるこの街で (短編集)

呪われた男

作者: 新垣 電燈

俺は不幸だ。

しかし、不治の病がある訳でもなく、大きな失敗をした訳でもない。

自分で言うのも何だが不細工というわけでもなく、普通に友達もいるし、それなりに楽しく学校生活を過ごしている。だが不幸だ。


俺は呪われている。

だが、俺と付き合ったやつが次々と死んでいったということもなく、怨霊に取り憑かれた訳でもなく、体じゅうにお札がついてる訳でもない。しかし確実に呪われている。


俺はもうすぐ死ぬ。

1週間以内か、3日以内か、明日死ぬかもしれない。いや、もう死んでいるかもしれない。


さっきから何言ってんだこいつと思うかもしれないが、これは全て事実だ。楽しく生活していて、そして不幸だ。



なぜこんなに不幸だったり、呪われていると確信しているかというと、友人達がSNSで不気味な画像とともに送ってくる「これを10秒以内に他の人にまわさないと不幸になります」というタイプの投稿をずっと無視しているからだ。

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