スプ(ryの日常(バトル者2)
「さてさて第弐ラウンドスタートだぜ」
日本刀を持っている手とは逆の手でサムズアッブした親指を逆に立てて喉をかっ切る様に横切らせる
ついでに日本刀持ってる手でTUNAMIとかHENTAIやらNINJYAよりも万国共通で相手一発でブチ切らせて殴られても仕方がないポージング-つまり中指を立てる-をしてアホ見たいにちらりと舌を出す………植物人間に万国共通が通用するかどうか知らない
それにしても万国共通って大事だよな、手の甲見せつけてピースすっとフランス人は侮辱された気になってクソアメ公にこっちおいでとジェスチャーしたらあっち行けと捉えてお前マジふざけんなよと思うんだよな。
とかって思っていたらどうやら植物人間に万国共通が通用して、私に切れたっぽく先ほどよりも力強く内臓をぶちまけるにはいささかオーバースペックな突きを放ってきたがバックステップを踏んで回避をする
いやー、別種生命体とか異世界人の垣根を越えて通じたわスゲー異文化交流出来て私、かなり感動的だな国語の問題文にのせられる位にドラマチックで感動的だよな………………………無意味だけど
そして日本刀を両手で持ち某ドライもん野球マンガを絶大にリスペクトした大根切りの容量で蔦をタテに切断し地面に叩き付ける
更に横からも鞭の様にふるって来たので無理矢理力任せに方向転換して切断して防ぐ
更に触手やら蔦が襲って来たのでラノベ見たいにスタイリッシュにいかなくてもエキサイティングに闘えてる………ツーか死なないで殺せればそれで善し
ここまでなかなか上手く日本刀を使って戦っていられているがぶっちゃっけ言って私は、一筆の様に剣道を習ってる訳でもないし復讐の戦鬼になって死に物狂いで剣術を習ってない
つまり格好をつけて言えば親友から譲り受けた日本刀を持ち、何物にも捉えられない力強い臨機応変な剣術
オブラートに包まず正しく言えば勝手に狐仮面から勝手に借りパクした(盗んだ)日本刀を片手に素人が力任せに振り回して考え無しにその場かぎりのしのぎに形も型もクソもないと言うこと。
そのせいでさっきから歯こぼれしまくってるし今やった大根切りで刀の5分の1がへし折れたがまだ切れるし歯が死んだら死んだらで鈍器として使えるから一切問題無い。
「ひゃはぁ!ほらよぉう!死ねよ!除草されろよ!理不尽な死を分からないまま受け止めて死ねよ!」
怠い一人語りなんざどうでも良くて今の私の脳ミソは、最っ高に脳内麻薬やらアドレナリンとか出まくってぎゅるんぎゅるんアッパーだよ!!!
植物を切断して蹴り飛ばし潰して道を作り樹の根っこに一体化している植物人間の所まで歩を進め走ってゆく
刀が半分にへし折れて植物人間まであと10メートルといった所で右足にわりかし強めの激痛が走ったのでみるとハエトリグサ見たいのに足が想いっきり噛みつかれていた。
「ぐぎぁいあ!」
ファイトーイッパーツエナジーサイクルニサヨーな掛け声が似合うように力を込めて叫び声一つで引き抜く
ぶちぐちぶちっ!!
うん、リョナラーが喜ぶ薄い本っつーかこりゃあ画像一枚だな
ぷーらぷーらとしているけど気にしない、わりかし激痛だけど私の身体だと日常茶飯だから慣れよう……やっぱりムリーけどガンバロー
ビュンヒュンヒュン
空気を鳴らすくらいに殺意ある触手が手間取っている私に振るってくる
体が真っ二つにされる此が大ピンチってわけかぁ?
そんなわけ無い。
ハエトリグサに破壊された足のエグい傷口からズー(ZOO)を解放して私の身体の二倍の長さで太さは、太ももの1、5倍ある緑と赤の極彩色カラーの触手となり日本刀を一体化させ蔦を叩き伐り落とす
更に植物人間を守っているように塞がっている蔦を切断して斬り落とし一直線の道を作り出して一気に走り出す。
木の根っこに一体化するようにしている人間が驚愕の顔をしたが私は、解放した(ZOO)の足を肩口から脇腹を一刀両断するように袈裟斬りをする(袈裟斬りって言うのか不明だが)
そこからその足で弧を描くように大きめの一歩を踏みまた肩に手を突っ込んで体内格納庫からホームセンターで買ったスレッジハンマーを勢い良く取り出し植物人間の頭に叩きつけ潰す
更に着地した私は、ハンマーを両手で持ち振り上げる、勿論目標は植物人間のアゴ
「ヘイ!死ね!ヘイ!ヘイ!ヘイ!死ね死ね死ね死ね」
さらに右右下下左右A見たいな感じで何度もハンマーで殴打しまくる。
そして最後に
「飛んでけよオラアアアアアア!!!」
そう叫び止めの一撃と言わんばかりの逆袈裟殴りをアゴに喰らわせ植物人間の首が吹き飛び二回跳ね返りくるくると回転しながらボトリと地面に落ちた。
あとポケットに火焔瓶があったからついでに後方にまたぶん投げてあたりを燃やす
本体(植物人間)を失った触手やハエトリグサは炎の中でもがいた後ポトリと地面に落ちていった
ふー、やっと終わったかようやく死んでくれたか、つーか今日はキツスギィ!!
私は、解放して巨大な触手となっている右足を元の大きさに収拾させて肌色の皮膚を内側から産み出し表面上に出して元の私の醜い右足に戻した。
えー今日の被害は、ズボンが粘液まみれになったからそれの買い換え、火焔瓶様に買ったスピリタス、どんな刀の研師でも再生出来ない歯こぼれしまくって真ん中でへし折れた狐仮面からパクった(借りた)日本刀、破壊されまくって右足の再生の為の食品ってところか……………………いーや、日本刀は、また借りれば良いから被害に入らねえか
なーんて思いながら今さっきまで植物人間の頭だった物をサッカーボールの様に蹴り飛ばして遊ぼうかとふと考え付いたので生首に近付いて歩いていったらその生首は、笑っていた。
何なのこいつ死んでんのに笑っているって、これで楽になれる(笑)かようやく自分を止めてくれる人がいた(笑)とか思ってんのかよマジでイラっと来るぜ、あー蹴り飛ばそーもうぶっ頃したし依頼は、殺しだったしもう終わったからストレス解消しーよーと。
………何て考えて生首を蹴り飛ばそうと足を振りかぶった瞬間にブサリと身体を襲う衝撃を後ろから前の腹から受けて
何があったのか分からないまんま後方を体を捻って見ようとしたら愚者ぁと言った擬音が耳に届き次の瞬間に視界が反転して世界が廻って地面にボトリと落ちた。
そして落ちた時に閉めた眼を開けたら何か何時も履いている靴と足が目の前に見えた
まんぐり返しに落ちたか?と思ったがそのわりに足は横に倒れておらずに真っ直ぐと立っていた
あれ?オカシーナー普通エロいまんぐり返しを横にしたようなポーズで倒れるのが普通だろ?何でそんな立っているんだよ私の足よ
と、思考がそうなり眼球だけを動かし上を見ると上半身が無くなりさっき私をぶっ頃しようとしていた蔦の束が緑色の粘液と私の体を作っている肉塊にまみれて扇状に広がっていた勿論生首は笑ってる。
バタリと支えを失った私の下半身は倒れた。
あーわりかし考えても文章に起こさないようにしていたけどやっぱり下半身と上半身がフライングしていて分離してるわー隊長状態だー………………私、リュックに入れる位にウエスト細かったけ?
それよりダイエットした方が良いよなこの前体重に乗ったら百キロで降りきったしお腹が醜く水木しげるタッチの餓鬼見たいになってるし………あっしまったこれは、(ZOO)の副作用っぽいのだからダイエット無理だわテヘペロだは
何て思っていたら先程頭を吹き飛ばした植物人間の首の断面から新しい首が生えてきて分離した私のBパーツである下半身の周りからさっき私を捕獲した粘液まみれの食中植物が生えてBパーツを粘液で溶かし吸収して補食していた
あー下半身が喰われてるー再生すんのダリいんだよ流石の私でも優しく人体に毒にならないで再生すんのに5日か6日かかんだよ
それよりさぁBパーツは、跳んじまったから感覚繋がっていないのに痛そうな気がするんだけど………うぅ寒い((+_+))
繋がっていなくても上半身の方もかなり痛い、うぅ泣きたいぜ。唯一救いが有るとすれば折れたのが再生が利く偽の左肋骨だと言う事とカルシウム性の本物の骨があんまりないから肋骨とか背骨の損傷が案外少なくて長引きそうもないと言うことぐらい………………………………………………………………………………
…………………………………………隣の…………………死んだら終りだけど。
そんなかんや適当に考えていたら下半身を喰い終わった植物人間は、本体っぽい頭に巨大な花が生えていて額に(不完全なる賢者の石)が付いている奴が私に近付いてくる………下半身を食べ終わったって何かエロいな。
止めは、本体が直々に食べるのかよ余裕の態度ってヤツかよ私は、そういうの嫌いだからこう、脳にピリッとしてイラっと来るぜ
蔦で私の量腕を固定して植物人間が大きな口を開けて私を食おうとしている
ここで私は、(ZOO)を解放した。
私の真っ二つにされた断面からオーバートバース気味に再生をして、ぐちょりぐちゃりと中から幾つもの緑と朱のマーブル色の肉塊が出てきて肥大化してくる
植物人間は、動物的な勘で後ろに下がろうとするがもう遅い
「死ねよ」
そう、呟くと残った両腕で体を支えて上半身の断面図を向けて飛び上がり傷口から巨大な口の様な肉が広がり次の瞬間、植物人間を
ぱくり
と、一口で食った。
私が食らった場所は、半径5メートルほどのクレーターが出来て植物人間は、そこには、跡形も居なかった
何処に植物人間が消えたッかってえ?オノマトペで分かるだろ食ったんだよ!喰らったんだよ!
私の無いはずの下半身は、(ZOO)で生まれた巨大な口が閉じてぷっくり巨大な袋の様に膨らむ
食らわれた植物人間が私の腹の中で暴れてボコボコと植物人間が浮かび上がるが私は、グチャミソに食い尽くす
「ヒャハハハッ、暴れるんじゃねえよクソ植物がよぉ、よぐも私の下半身を食い付くしやがったな゛?食物連鎖下層の生産者の癖に捕食者気取ってんじゃねえよ!死ねよ!死ねよ!死ねよ!死ねよ!ヒャッハッハッハッハハハ」
グチャリ ギチュリ グチャ ガリガリ グチャギチャ グチャリ
下の口の中で噛みきって引きちぎって切断して砕いて溶かして溶解してグチャミソにして擂り潰して石臼潰しをして咀嚼して食い尽くす
おっ?生意気に消化液を噴出して内側から溶かして大脱出しようっていうのかい痛いね熱いな痛いな痛えなぁ消化液が内側を溶かして熱くてそれを超スピードで再生させてってるからもっと禍なり痛いぜ痛みは有るけど肉体的損傷はプラマイゼロでおかしいよなぁ?
まぁどうでも良いや死ねよ
ごっくんっ
最後に内に秘めている全ての生命体を潰し食い尽くし咀嚼した他人に見せたら嫌がられるグチャミソをごくりと呑み込んだ
私の体に高マナ集合のエネルギー体である[不完全なる賢者の石]が溶けて体内に混ぜ混んで吸収されていく…………植物人間はついで、どうでも良い
「あー、不味いなー野郎の錬金生物なんざ不味くて仕方がないぜ、どーうせ不味いのを食うんだったらおにゃのこの方がエロくて良いんだけどよぉ、それにしてもすくねぇなあ吸収したエネルギーも体を元に戻すくらいしか無いなぁもっと寄越せよ食わせろよなぁクソ植物が…………ごちそうさまとな」
ご飯を食べ終わりましたらご感想とごちそうさまと言いましょう
ギリリリリリリッ
下半身となっている巨大な口(肉塊)を体内に広がる無限の空間に納めて元の脚の大きさくらいに戻してうつぶせに地面を寝転がる…………………地面つめてぇ
そこから二股に分けて足の大体な形を作っていく、そこから粘土細工捏ねるように脚の指を分けて作り元々の私の不細工な足に完全に似せて細かいところのディティールを整えていき元に戻す
………………下半身丸出しは気にするな
「あー死んだよ久しぶりに死にかけたよAパーツとBパーツに分離するって死ねよクソ植物が……グゲボォ」
膝を立てて立ち上がろうとしたらゲロッた
「エゲボォッゲボォグラッパォゲロッグロッパコロッケッパラッパらッパゴボォ」
何時ものゲロよりも多く大量に胃の内容物(すき焼きの残りとか植物人間とかピザとか)を放出していき足元にゲロの小池をつくっていく……何か目が虚ろになってるのを気にしないで
あん、何かもうスプラッターポイント溜まりすぎてムリ
余りの体外破壊と超再生によるスプラッターポイント超過での体内破壊を防ぐ為に思考を切ってブラックアウトする
私は自らが生み出したゲロの海に倒れこんで気絶した
×××× × × × ××
「ハイねご注文の水餃子とライスネ」
「………………」
目の前に水餃子と皿に盛られたライスが置かれたのでカウンター席にうつ伏せのまま箸入れから割りばしを取り出し行儀が悪くうつ伏せのまま水餃子を食う
ふざけていて行儀が悪い食べ方をしているが私は死にかけるぐらいに疲れているため赦せ。
現在地は裏神保の何時もの中華料理屋、害虫除去後の後始末(燃やしたり除草剤を撒いたり)をして死に体でここまで歩いた
「どーしたのそんな死にかけた空ろな目でごはん食べちゃって」
またもや連絡した待ち合わせ時間に遅れた迷宮王が隣の席に座った
「…………死に体」
「あーなるほどねー、すいませーん焼き餃子を一つ」
「ハイネー」
「……焼き餃子を注文するのかよ……あんな残飯処理料理を」
「言い方悪いねー本当にあれは残飯処理じゃなくてまかない料理なの、それとあとお仕事の報酬ね」
迷宮王がまあまあの厚さの茶封筒を目の前に置いた、中を見てみると諭吉が6桁ほど入っていた
「おい、」
「なーにぃ?」(首傾げ)
「少なくね?私は身体がAとBに別れて死にかけたんだよそれなのに6桁ってどういう事だよあれってどう考えても超A級生物災害だろ?7ケタ位寄越せよ」
「えっ?私の説明聞いて無かったの?お客さんが依頼で頼んでいたのって(不完全な賢者の石)を持ってくるのも含まれていたよね、一応聞くけどどうしたの?」
「私の血と肉になって生きてる」
「うわぁー無理」
「マジかよ」
「焼き餃子お待ちねー」
「ありがとーう!美味しそうねーいただきまーす」
「違うね、旨いなのネ」
そう言えば依頼仲介の時に適当すぎる返事してぶっ頃以外聞いてなかったわー
そう他人の話を聞かなかった私を恨みながら6ケタ万円の金をどう使うべきか考えた
「おいしーね」
「当たり前ネ」
やっぱりコイツ女だよなぁ
綺麗でエロチックな焼き餃子の食べ方を見てそう思った。