ねぇムーミン?(こっち来んな)
「魅せてやろうじゃねえかこの私の自称自縛芸を」(意訳:自傷する)
「頑張ってください!蛭子さんだけが頼みの綱何ですから!」
「おっしゃあ!きつぬ!私を誉めろ讃えよ気分をハイにさせろ!痛いのは嫌で自傷するのは難易度高いからそこのところ頼むは!」
「助けてくださいお願いします!蛇さんは最強でとっても強いです!」
「まだだ!まだ足りねえ!」ギシギシ(みの虫状にまとわりついてる粘液から逃れようと暴れてる)
「強靭☆無敵☆最強ォオゥ!救世主ゥ!」
「あと一歩で自傷できる程度のテンションが貯まるぜ!」ギシギシギシ
「後で私のパンツ(未使用)をあげますから!」
「やったぜチクショオェオウガァア!(未使用だけど嬉P)」ギシギシギシギシギシギシギシギシ
「……………………」
ギシギシギシギシ(ベッドの音では無い)
「どうしたんですか蛇さん、〈ZOO〉を発動させないんですか?」
「………………あーいやー何かさーごめん無理だわ出来ない発動できない自傷出来ない」
「ゑ?ドウユウ事ですか?」
きつぬがお前ふざけんなよ的な物を言葉の端に巧妙に隠しながら言った………………………分かるよアタイ他人サマの目線とか良く分かるからコイツが機嫌悪いってのが知ってる
「嫌さー私の〈ZOO〉は怪我をして治す時の超再生でバイオハザード的な細胞分裂やって傷口から気持ち悪いのを生やすんだよ」
「そうですよねその昔に私が腕を貫いた時に傷口を固めて刀を抜けなくさせましたよね」
「そう言う事、其れで右手なり左手をへし折って内側から超再生で食い破って鎌付き触手を生やして足元なりなんなりを切断しようと思ったんだがな」
「えーっともしかして」
「そのもしかし゛てだゼ…………このエイリアン的な粘液と血症体゛のせいで身体が動がせなぐて自傷じようとしでも出来ねーぜ」
「あーーー!もう蛇さんなんて信じられませんよ!一人でやりますよ!」(日本刀ザクザクザクザクザク)
「うるせえ」
一応もう一回腕に力を込めて粘液と結晶体の塊から抜け出そうとするが固いと言うより粘液に腕が絡まって抜こうとするとまたもとに戻ると言う感じ
私の異能は怪我をトリガーにして発動する
いつもだったら自然に受ける相手の殴打なり切り傷なり何なりの攻撃で傷口を作る筈で災厄すぎる最後の手段として自傷をしたりして無理矢理傷口を作ったりするが今回は両腕をこのクソ粘液とクソ結晶によって腕と脚を封じられて怪我したくても出来ない
上半身と下半身を分離した前回の怪我とか無いかってか?
ねえよそんなもん、〈ZOO〉で醜くなったのを戻すとき身体に傷ひとつも無く復活するし今日は戦闘をだいたいきつぬに任せっぱなしだから怪我とかしてない…………………グータラ生活の代償がキツすぎる
あーーー、こんな目に遭うんだったら悪運商会長から自壊の方法を学んどけりゃあ善かったよ
一応言い訳すると自壊すんのは体の6割位の人の形をしていて皮の下に押し込まれている人外部分をぐちゅぐちゅと蛭とか触手とか肉塊とかになって、SAN値チェック失敗で2D6損失するくらいのグロい姿になるから自分の精神的にキツくどうしてもやる気が起きない
あー悪運商会長はすっげえ簡単に蛸足を自壊させて蛸足料理を振る舞ってくれたけどあの女は下半身が蛸のスキュラ女だから自分の体が破壊すると言う感覚にとくに抵抗無いんだろうなーって思う
「はあ!(ザクッ)はあ!(ザクッ)はあ!(ザクッ)」
きつぬが日本刀で脱出しようとしてるからやること無いわーただ頭に血を貯めて1と自信の数で割ることの出来ない数以外の数を数えて待ってる事しか出来ねーよ
「はあ!(ザクッ)はあ!(ザクッ)はあ!(ザクッ)はあ!(ザクッ)」
えーっと、4、6、8、9、10ー、12、14ー、15、16ー
「……………………………」(ザクザクザクザク)
24、25ー、26ー、27、28、30
50越えた辺りでそろそろ数えんのがめんどくさくなってきたよ1とその数字本人としか割れない数字以外を数えるって事は1とその数字本人としか割れない数字を考え無くちゃいけないって事だゃね……………ダリい
それにしてもきつぬの日本刀は切れ味良いな、日本刀なんざ2、3回斬ったらぼろぼろになりそうなのに特に壊れている箇所がねえよ異能でだした日本刀ってのもあるのかも知れねえけどきつぬは日本刀の扱いうまいな…………………そうだぜ
今のところ自由な左肘からさきを動かして吊るされている体に勢いをつけて大きく回転させると左腕はちょうどきつねの頭上を通った。
「何してらっしゃるんですか?蛇さん」
「いやちょっとじた実験よ………ちょっど刀の先をを上に゛あげてぐれなーい」
「あっはい分かりました」
そう言ってきつねはよく分からない感じです刀身を横にして上に上げた
私はもう一度だらしない腹筋に力を込めて大きく回転させてまたきつぬの元に行くと左腕が日本刀にぶつかった
「ちょっ!何やってるんですか蛇さん!」
「なにって左腕を切断させようかと思って」
「何軽くそんなことしようとするんですか責任の一端を担いたくないですよ!仲間を傷付けたくないですよ!」
「責任負いだくないっててめえこぞ何言ってんだ゛よ」
前半と後半の文章を無視して真ん中だけを本心だと思って喋ってます
「…………そんなこと無いですよ別にただ友達は傷つけたくないと思ってますよ」
「(目線が遥か彼方明後日に向いてどう思考しても責任負いたくないってのが見え見えだが今それを追及しても時間が勿体無いし怪我するためにはこいつが要るから追及しないでおくか)分かったよ」
「嫌ですよ手を汚…仲間を傷つけるのは」
「峰打ち(背骨へし折り)」
「それに本当に助かりたいんだったら蛇さんも何かやってくださいよ、多分上っ面だけみて出来ないって決めつけているんですよ可能性が0だから諦めるんじゃ無くて諦めるから可能性が0になるんですよ」
「どんだけ自分の手を汚したくないんだよしかも無駄に良い科白言ってるのがイライラするぜ」
「だってー」
きつぬが口を尖らせながら言う………舌を引き抜くぞテメエ
……………………………………舌を?
あー!そうか!そうだよな!別に口は触手フェラーリ去れたり触手貫通あんこ団子(隠語は含まない)されたりしていないから自由なんだよな
「ご免なさい蛇さん私が悪かったです良く考えるも間も無く自分のことしか考えていませんでした」
どうもこうもしねえよこれで良いんだよな舌を切断できれば傷口ができるよな………………けど自分の舌を自分で切断するって基本的に有り得ないくらいの超メンタルか絶望している自分に酔ってないと出来ないぜ
「やれますよ私には助かるために切断しますよ」
そういやちょくちょくドラマとかで男に捨てられた女が舌噛みきって死んでやるとか言ったり両腕失ったスポーツ選手が絶望神に溢れて舌噛みきって自殺しようとしたりするけど舌切ったくらいじゃ死なないんだよな
「さっきから私は手を汚したくないとか言って言ってましたけどそれは仲間を傷付けたくないって逃げでした」
でも自分で舌噛みきるって痛いんだよな私って自己中心的な高野豆腐メンタルだから仲間のためならいくら僕が傷ついても構わないって言うアホ見たいなタイプじゃないからするのキツいんだよな
「だから出来ます」
良いか、これは自分のためだ人間って死にかけたときは足掻くために幾らでも酷い事が出来るんだから足掻けよな私生きろ出来る生きろ出来る生きろ出来る生きろ出来る生きろ出来る生きろ出来る生きろ出来る生きろ出来る生きろ出来る生きろ出来る生きろ
「だから切ります」
逃げんな逃げんな逃げんなうん出来る……………………ゑ?何て言いやがっ……
シュッ!
ぐちゅ
1ポンドほどの肉がカルシウム体によって挟まれ切断されて焼き肉のタンができる音と左腕の手一つ分の重さのダイエットに成功した音が同時に鳴った…………………あっあと1ポンド分の体重を減らさなきゃな……1ポンドはどれくらいの重さか知らんけど
「ギャアァァァイァアア!!にゃに左手切断してんだにょおてめぇ!ひら(舌)切るだけでよかったんにょにうでぃえを切ってんしゃにぇねよ!あぁあんみゃりにゃああ!!」
舌を切断してろれつが廻らない口で叫ぶ
「いや!さっきから腕切ってくれって言っていたしさっきは別に反対して無かったじゃ無いですか!」
「うるしぇ(五月蝿い)!あひょ(アホ)!しゅね(死ね)!くすょが!(クソが)りょうしゅおうみょにぇえよ!(どうしようもねえよ)……ん、ぐぎゃあああああぁあ」
切断した舌と手ののまんま狂いながら叫んでいたら私の防衛本能が作動して〈ZOO〉を発動させて人では有り得ない速度の細胞分裂と増殖を繰り返して醜い姿に変異してバケモノになっていく
まず左腕からだ、きつぬによるクソ日本刀によって切断された断面からぐずぐずぶくぶくと肉の丸ッこい塊が生まれてきて、赤と緑色のストライプ触手も一本に絡まるように生えてくる
「ぎぎぎぎぎ…ぎぎ」
そして作られた肉塊の手の中からぐちゅりと汁を飛ばしながら中から何かが無理やり飛び出さそうにしている
口の奥からも熱い何かを感じつつ飛び出してくる。
びしゃぁ
胃液を口の端と鼻から飛ばし涙を少し流しながら口から緑と赤のストライプ触手が触手串刺し貫通プレイのエロ画像の如しに飛び出す。
「うえぇ」
おいきつぬ引いてんじゃねえよぶっ殺すぞコラ
まぁ、こいつの制裁は後で考えるとして今はこの忌々しい結晶体と粘液の簑を取り除くのが先だ
「う゛ぅ゛ぅ゛」
肉が切り裂かれ血が噴出しながら私の体内次元格納庫から日本刀の刀部分が右手の先から飛び出す………………いてぇマジいてえよ
異形で醜い右腕を伸ばして足に巻き付いているロープ部分を切断する、まだ両腕が塞がっている私の身体は受け身をとらずに地面に死体のように落ちる
口から出してる触手を操り粘液と結晶体の隙間に押し込んで服の中に侵入して服を破く触手な様に邪魔な繭を破いて取り除く
「おお」
気持ち悪さと怖いもの見たさの嘆息を漏らして私を見ている……………………………殺そう
「うぇうあやうあーくぅおってぃやるりょしゅにぇよぉ(助けてやるよくそったれが)」
うー体がねばねばしまくって気持ち悪いんだよこのクソ粘液が………つーかさーまた粘液まみれになってるよなあのクソ植物にやられたよな………死ねよこの世の生き物全て私以外のものよ
ゆらりっと立ち上がり鎌の様になっている右腕を振り上げてきつぬが埋め込まれている肉壁にザクザクッザクッと切りつけて
「ちょっと!蛇さん!危ない怖いです!その右腕は恐ろしいですよ!((((;゜Д゜)))あと臭い!」
何か私さんを貶す言葉が聞こえたは死ねよ
「早くたすけてくださいゃお!」
あぁうるせえ助けてもらってるだけマシだと思え………………………………………だって私は殺したいくらい嫌いだし
「ぐちゅ」
口から生えているストライプ触手を噛みきって切断する………………エロ漫画とかでのフェラチオしている触手を噛みきるって私ってスゲーな
んでまだ口内を侵略している触手をタコを喰うようによくかんではむはむと食べて
ごくりっ
と飲み込む
「げっぷ」
マジうまい、味は甘いとかしょっぱいとかじゃなくて日本古来のうま味あじがして歯応えは程良くあり歯触りも良いがなんといってものど越しだつるんと喉を通って旨い、カニバリズムに目覚めそう(自分を)
「………………」(無言の両肩掴み)
そして力任せに上方向に力を込めて引き抜く
引き抜く力は大きくきつぬの身体は上に飛んでいき天井にべチャリと当たった後重力の法則のもと落下していき化け物ヒルどもの物と思われる玉子の塊に頭から落ちてった。
「ザマァ」
皆助かった☆
脱出して終わったあと蛇は腕を持って帰ってくっ付けたよ!