この私間宮蛭子の日常(午前中授業終わりの放課後)
私は、虚ろな目でUFO研究会室の部屋の隅を見ていた
視界の両端から陽炎の様なピンク色の光が見えて、それは、ゆっくりと走り視界の中央でぶつかり絡まりあい新たな色となりぐるりぐるりとサイケデリックに混ざる。
このUFO研究会の部活中狂ったようにレインボー七色の光を放射するカラーボールとミラーボールがぐるりぐるりと常に廻っていて部室内をわりかし基地が五つ色でサイコでサイケな色に染め上げているが、今私の視界に見えている光はそれらとは、全く違うものである。
私の精神やハートが物理的にラリってブレイクしているのかも知れないが脱法ハーブとか薬をやっている訳でも無いしどっかのメンヘラとかとも違う精神的な病を患っている訳でも無くこの身体の肉体的な問題であるがため心理的な事は、一切問題ない
これは、この体で一年に二、三回ほど起きる何時もの恒例行事で肉体的に基本で起きるので体が悪いとかって訳でもねー…………けどいつも身体が悪いからそれが基本になるなこりゃあ
「…………んです……か」
肩を叩かれて誰かに話し掛けられている気がするが果てしなくどうでもよくて精神が中華料理でお馴染みの片栗粉と水を溶かして混ぜたヤツ見たいに頭の中がトロンとしている。まあ、この体のフォーマットだから関係ねーや…………やべえ考えて見るとラリっているのと何一つ変わりねえ死にかけてるぅー
「おーき……さーい」
おぅやべえ、何か頭がグラングランとぐらぐらするは、頭ん中にキャベツと天かすと桜えびが混ざってシェイクされてたこ焼きの元ができちまうな
「おーきてーくーだーさーい!」
脳内シェイクで作られたたこ焼の元がホットプレートで焼かれてふわふわで外は、カリっと香ばしく中は、熱々トロトロの美味しいたこ焼きが焼かれた所で意識が覚醒して起きた。
因みに味は、鰹節を少々多すぎたため魚臭い…………少々多すぎたって意味わかんねーなつまりまぁまぁって事
隣の席に座っていた黒いショートカットにまぁかわいくて着なれて垢抜けた風にセーラー服を着ている女が私の肩を揺すっていた。
「お゛い止めろよ、起きたからおーきーたかーら!私の頭は今ドンパチだがら止めやがれってんだよ」
私がそう叫び肩に置かれた手を払うと覚醒した事に気付きパッと離れた
この女の名前は一筆千夏、決して私はこいつを友達と呼ばない
「本物にいきなりどうしたんですか昼子さん、お喋りをしていたら急に恵比寿しかない空中を見てケラケラと笑ってたんですよ」
何も邪気が無い本当に心配する心で私を見るなよ、自分に疑問を持っちまうから
「あー、それはあれだよあれ、忌々しいドライアイのクソ副作用だよ、ほら私って目がでかいだろ」
「そっ!そうなんですかー」
違え
「たまげたなぁ‥‥‥にゃはははっ狂ったように笑うとはそれは凄え!!ドライアイっすねー」
私の向かい側の席から猫のようなカンラカンラしたような声が聞こえる
「もしかして硬くなってるっす? 溜まってんなぁっす、にゃあ(迫真)」
五月蝿え、淫夢の改変言うな死ね、コイツの名前は三毛寝子、このUFO研究会の会長であり私の悪友
そして名は体を表すと言う言葉道理にこの女の顔立ちは、猫のようなアーモンド型の大きく、くりくりとした目をして猫の様な顔立ちに猫のようなこざっぱりした髪型をしている、因みにセーラー服の上に白衣を着ていてベクトルは美少女……………目が灰色と黒色が混ざって死にきっているのはご愛嬌
「それじゃあ私の目薬使いますかー」
「はーい、じゃあ貰いまーす……何て鳴ら゛ねえよ、お前って物もらい゛って知ってる?そんなもの点せるか」
「うぅすいません(・_・;)」
目頭を押さえて目が疲れている風に装っておく
「なー、ミケネコー、この前見じてぐれた宇宙人が使っでいる眼球に処方する治癒液って名前のスカルプDを貸゛せ未使用だろ」
「旦那ぁ無理っすよそりゃあ流石のあたしでもあの治癒液を使ったらKGBやらFBIとかNASAに使う交渉材料が無くなってしまうっす」
「そうなんですかー」
「嘘つけ、マツモトキヨシとか福太゛郎とかコンビニで売っている゛ヤツだろあ゛と一筆、納得すんじゃねぇ」
「確かにあれは、もしかしたらドラッグストアに売っている物かも知れないっすけど宇宙人と出逢った時に手渡しでされたんすから宇宙人が触ったと言うだけでもとんでもなく価値があるっす!!」
「いや、ねーからあと宇宙人なんざ居ないから」
「いるっすいるに決まってるんすよ!」
ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーと年末か年始にやっているUFO特番のように私とミケネコは、エキサイティングな議論をする
「まぁまぁ二人共、喧嘩をしないで仲良くしましょうよ」
「「うるせえ!!」」 「ひぃ!(*_*;」
一筆はいらねえのでほっておく、あと地味にお前ウザいから黙れ
更に議論は、加速する。
ミケネコが科学的な視点やら大量のUFO写真やら過去のアメリカ政府の対応やらで宇宙人がいることは、明白であと10年程で宇宙人との条約が結ばれるから宇宙人と過去に友好がある人だと話をしやすいから目薬を使わせないと主張し
私は、それを非ィ科学的ィ!と叫んで一蹴して目がドライアイしてないはずなのにイジだけで目薬を挿そうとしている
一筆がおろおろとしだしてこのまま青春の1ページの様に殴り愛に移行しようとしたその時、ミケネコと私の間に一筆とは違う第4者が目薬を置いた。
しかも物もらいの心配が無い、先っぽをへし折って使うアンプルタイプで使い捨てのヤツ
「………………………………」
「おっ目薬ありがとなモブ、ほら見たことよ一筆、てめえよりもモブの方が気が利くぜ、なぁ」
「……………」なでなで
「モブ子ちゃんは、私を慰めてくれるんですね、ありがとうございますー(;-;)」
邪魔なチュシャ猫笑いのマスクの下をコイツらに見られないように少しずらせて、クールにアンプルの先を親指でへし折って目に足らす、あ~私様のこの大きなお目に利くー……………まぁ目は、実際にドライアイしてねぇけどな
「でさー、今ざっき迄゛ドライアイの゛せいで意識が跳んでいたんだけどさぁ、何の話してたの?」
満足したら話の波にそして空気に乗らなくては為らないなぁ。
「えっとですねー猫さんがここの所、アルバイトが大変だって話をですねー」
「そーなんすよ、ここの所上司からのノルマがキツくて死ぬほど疲れて大変なんすよ」
「へーそうかい、と言゛うよりミケネ゛コってバイトしてたのかよ、」
「知らなかったんすかーあたしがバイトしてるって」
「あ゛ぁ゛まるで聞いた事無い゛な、バイトってマックとかコンビニ?」
「んふふーそーんな履歴書の役に立ちそうも無いバイトとは違ってあたしが勤めているバイトは、工場での生物製造業っすよ」
「えーっとアルバイトをしているって前から聞いては、いたんですけど女の子にしてはワイルド過ぎませんかー」
「そうっすかー案外そうでもなくて中々に楽しいお仕事っすよ」
「そうなんですかー」
「あっ!!羨ましがっても無駄無駄ァ!っすからね、もう定員は一杯なんで紹介しねなっすよ」
「………………………………」
「えっ何ですかモブ子ちゃん、へー確かにそうですねー気になりますね………そういえばー間宮さんのアルバイトってなんですかー」
「え゛っ何で一筆、私がバイトしてるって゛知ってんの?」
「えーだって半年くらい前にー『今゛日、バイトがあるがらざきに帰るわ゛』なーんて言ってかえって言ったんじゃないですかー」
そういやそんな事も言った事あったなてゆうか一筆声マネ上手すぎね、この私のかつて食道ガンになって手術に成功したけどその影響で声がおかしくなったって事にしてあるガラガラ声を再現するなんざよ
とゆーかそんな事、言ってたのかなー私…………つーか忘れただけか
「あぁそうだな、確゛かにバイトし゛てるぜ」
「やっぱりそうなんですかー……ところでどんなアルバイトを?」
「それ聞くのかよ゛お前、つまらない゛仕事だから利く価値も無いぞ」
「でもー、気になるですよー?((o(^∇^)o))」
「はぁ?別に面白くも何ともないただの害虫駆除の手伝いだぜ」
「すっごい面白そうなんですけど」
「にゃー、蛭子っちが一番アグレッシブなアルバイトっすよ」
「………………………」(こくこく)
何だよすっげえ奇異とかかわいそうな目で私を見るなよ実際、職業名を言えないから一番近いのを言っただけだかんな!このバイトを実際にしているわけじゃないんだからな!勘違いするんじゃねえぞ!……………うわぁちょっとだけツンデレっぽい文だわ
「あっ!因みに私は!―――」
「どうせアルバイトは、家の剣術道場を゛手伝っているがらもや゛ってないって言うっもりだろ?」
「ど、どうして分かるんですか( ; ゜Д゜)」
「五月蝿いアホが」
「うぅ発言をバッサリ切るなんて酷すぎますよ( ;∀;)」
「……………………」
「そうですよねモブ子ちゃんは、テストの成績が私よりも断トツで高いしお小遣いが結構貰えてるって言っていたですもんねー」
「げぇっ金持ちが天は、二物や三物を与えたの゛かよ」
「まぁまぁヒル子っちそんなにゃ悪態付くものでもないっすね」
「そうですよーもしかしたら間宮さんも頑張ったら学年首席になれるのかも知れませんよー」
「かももしたられば、かよぜーん゛ぶ仮定法かよ有り得ねえなぞんなこど仮定と未来なんざよ」
「深い……深い……この女の邪悪は、ゲロ以下の臭いがプンプンするぜぇぇぇっすよ」
「ヒャハハハハ、その通り正解、当たりだよ私は吐き気を催す邪悪何だよ!!」
「これまでテメエは、何人の人を゛ぶっ殺した」
「お前は、これまで食べたパンの枚数を覚えているっすか」
「このゴーヒーを飲め」
「飲んどる場合っすかぁぁぁぁあ!!」
「大切なのはリアリティー、リアリティーだよ」
「トランプのババはね他人に押し付けた方が良いんだよっす」
「「HAHAHAHA」」
へーいお互いにハイタッチしてイエー
モブと一筆はジョジョネタに着いていけなくてポカンとしているけどきにしなーっい。
何て遊んでいるとポケットに仕舞い込んでいたケータイがなったので断りを入れて取り出して見る。
「メールですかぁ?」
「…………………、」
「いやぁ、ざっきからずっとタイムリーだと思ってたんだけどざ実を言うと今日バイトの日だったんだよ、んでケータイにかけといたタイマーが作゛動したってわけ」
「そうなんですかー(-ω-)じゃあ今から帰るんですかー」
「そうだよ、じゃあ私帰るよ」
鞄を持ち机一面にぶちまけてあるチョコレートの山からを一掴み貰っていって立ち上がる
「あにゃー帰るんすかーヒル子っち、つーか今って午前中っすけどそんなにゃ速いんすか?」
「あーー、不定期何だよ不ー定ー期、早朝から出でいく時もあるじ真夜゛中からでる時もあるから別に珍じくも何ともねぇ」
「…………………」
「大変じゃ無いですかだってですってー」 「いくら゛キツくても実入りの良い金が入るがら別に何とも゛ないな」
「そうですかー怪我しないで頑張ってくださいね(´;ω;`)」
なーんか含みがある気がするが気にしてもどうでも良いし考えたらあかん
「五月蝿いから黙れ一筆、そんなことよりじゃあなー」
「サヨナラっすねー」
「………………」
「でわでわー(-_-)/~~~」
「うーっす」
私は、放課後の良い溜まり場であるサイケデリック色のUFO研究会の会室を出ていった。