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悪役令嬢に転生した!  作者: なぎさセツナ
7/7

安全装置完成

魔動車を作りながら学園に通うツバキ。

米の品種改良は実ってからしかできない。

次、どうするかは"転生チート"で目処が立っている。

ある日……


(貴族令嬢④)

あらぁ〜、アイリスさん、ご機嫌よう。

貴方、自分のグループを解散したんですって?


(ツバキ・アイリス)

えっ?ええ、もう飽きたし、今新しい事やっているしね。


(貴族令嬢④)

なら、こんな事しても大丈夫ですわよね。

 【アース】

 【ウォーターボール】



貴族令嬢④は泥水を作り、ツバキにぶっ掛けた。

泥だらけになるツバキ。


(ツバキ・アイリス)

ええ、大丈夫よ。

私も思う存分やれるしね。

 【聖壁】

 【煉獄】



貴族令嬢④を地獄の業火が包み込む。


(貴族令嬢④)

えっ?ぎゃあああぁぁっ!!



業火が治まった後、色んな物を垂れ流して膝から崩れ落ち、白目を剥いて失神している貴族令嬢④が居た。


(貴族令嬢①)

アイリス様!


(貴族令嬢②)

大丈夫ですか!


(貴族令嬢③)

なっ、なんというお姿……


(ツバキ・アイリス)

大丈夫よ。

 【クリーン】

ほらね。


(貴族令嬢①)

は、はぁ……


(ツバキ・アイリス)

どうしたの?


(貴族令嬢②)

アイリス様が敵対グループのリーダーに絡まれていると……


(貴族令嬢③)

でも良かったですわ。

しかし、何をされたんです?

凄い事になってますが?


(ツバキ・アイリス)

ちょっと遊んであげたのよ(微笑み)


(貴族令嬢①)

は、はぁ……



その場を颯爽と立ち去ったツバキ達。

凄い状態の貴族令嬢④は後から自分のグループの仲間により発見されたのだった。


(ツバキ・アイリス)

で、アンタ達は?

グループは解散したでしょ?


(貴族令嬢①)

それはそうなんですが……


(貴族令嬢②)

私達、アイリスブランドの虜になりまして。

これからもアイリス様について行こうと。


(貴族令嬢③)

アイリスブランドの品は全て買っていますわ。

どれも素晴らしい物ばかり。

もう手放せませんわ。


(ツバキ・アイリス)

それはありがとう。

これからも出していくからよろしくね。


(貴族令嬢①)

もちろんですわ。

口コミもお任せてください!


(貴族令嬢②)

私達が売り込んでみますわ。


(ツバキ・アイリス)

押し付けはダメよ。

そんな悪徳な事をしたら見捨てるから。


(貴族令嬢③)

もちろん、あくまで口コミの範囲ですわ。

そんな事は致しません!

ご安心ください。



しっかり釘を刺したツバキはしばらく放置する事にした。

数日後……


(貴族令嬢)

あ、あのう……


(ツバキ・アイリス)

はい?なんでしょう。


(貴族令嬢)

お弁当のお礼がしたくて……


(ツバキ・アイリス)

お弁当のお礼??


(貴族令嬢)

はい、イジメられていた時にお弁当をいただきまして……


(ツバキ・アイリス)

???


(専属メイド ミア)

あの、3人がこちらの令嬢のお弁当を踏みつけた件です。


(ツバキ・アイリス)

そんな事、あったっけ?


(貴族令嬢)

はい、ありました。

それからお礼がしたくて探しておりました。


(ツバキ・アイリス)

そんな事、気にしなくて良いのに。


(貴族令嬢)

いえ、それからイジメられる事もなく、平穏に過ごせてますから。


(ツバキ・アイリス)

そうなん?それは良かったね。


(ワイナ男爵家四女 イヤン)

私、ワイナ男爵家の四女、イヤンと申します。

よろしければお友達になっていただけませんか?


(ツバキ・アイリス)

ん?良いよ。


(専属メイド ミア)

ツバキ様、彼女は男爵家の四女。

逆にイジメられる原因を作る事にならないかと。


(ツバキ・アイリス)

なんで?


(専属メイド ミア)

男爵家の四女が侯爵家の一人娘に近づいたとなると、何かと問題が……


(ツバキ・アイリス)

そうかな?友人ぐらい普通じゃない?

それこそ変なグループには居るんでしょ?


(専属メイド ミア)

それはそうですが……

 

(イヤン・ワイナ男爵令嬢)

あっ……確かに……身の程知らずでした……


(ツバキ・アイリス)

なんで?ダメかな?

それでふんぞり返ったりしたらそうかもしれないけど、普通にしてれば……


(専属メイド ミア)

身分に差があり過ぎます。

子爵以上からしたら、目障りになりかねません。


(ツバキ・アイリス)

なら、こうしよう。

イヤン、宣伝部員になってよ。

男爵家や騎士爵家の人達の。

あまり上の爵位からだと、押し付けになったらいけないから、イヤンならその爵位の人達なら大丈夫でしょ?

新しいのが出来たら、口コミで広げてよ。

これなら一緒に居ても不思議じゃないでしょ?


(専属メイド ミア)

まぁ、そういう事なら。

確かに、子爵家や伯爵家の人達から言われると、断りにくい事はあります。

近い爵位なら、それもしやすいかと。

押し付けを避けるなら、それも手かと。


(ツバキ・アイリス)

ならそうしよう。

それで良い?イヤン。


(イヤン・ワイナ男爵令嬢)

は、はい!よ、よろしくお願いいたします。


(ツバキ・アイリス)

では、そういう事で。


(イヤン・ワイナ男爵令嬢)

それで、お礼なんですけど、私、お弁当を作りました。

良かったら、食べていただけませんか?


(ツバキ・アイリス)

自分で作ったの?


(イヤン・ワイナ男爵令嬢)

はい、私が作りました。


(ツバキ・アイリス)

そう、じゃあいただくわ。

ありがとう(微笑み)


(イヤン・ワイナ男爵令嬢)

い、いえ、私こそ受け取っていただき、ありがとうございます(嬉)



そう言うと、ツバキは弁当を受け取り、中庭に行った。


(ツバキ・アイリス)

じゃ、食べようか。



そう言うとお弁当を開けるツバキ。


(ツバキ・アイリス)

うん、美味しっ♡

あの子って料理上手ね。


(専属メイド ミア)

一つ良いですか?


(ツバキ・アイリス)

ちょうど落ちたのがあるわ。


(専属メイド ミア)

なんでですか!


(ツバキ・アイリス)

踏みつけたのが良い?


(専属メイド ミア)

ちゃんとしたの、ください!



仕方ないので一つあげた。


(専属メイド ミア)

これは合格ですね。

手が込んでいて味付けもちょうどいいです。


(ツバキ・アイリス)

ミアって味わかるんだ!(驚)


(専属メイド ミア)

分かりますよ!なんで驚くんですか!


(ツバキ・アイリス)

だって、この前のクッキー、砂糖の代わりに塩を大量に入れたのに、美味しい美味しいって全部食べたやん。


(専属メイド ミア)

やっぱりワザとでしたよね!

皆んな居たから恥かかさないように無理して食べたんですよ!


(ツバキ・アイリス)

無理しなくて良かったのに、皆んな知ってたから(微笑み)


(専属メイド ミア)

の”お”お”ぉぉぉっ!!

言えば負けた気もしたのは確かですが!!



そんなこんなでランチタイムが終わる。

午後の授業が終わると屋敷に帰るツバキ達。

ツバキは魔動車製作にかかる。


(ツバキ・アイリス)

よし、魔動ユニットは出来た。

やっぱり安全装置よね。

もっと安全性を高めよう。



そう言うと安全装置の改良に取り掛かる。


(ツバキ・アイリス)

ミア、ちょっと来て。


(専属メイド ミア)

どうせ実験台ですよね(ため息)


(ツバキ・アイリス)

よく分かってるやん、はいはいこれ着けて。


(専属メイド ミア)

はぁ……今度はどんな実験です?


(ツバキ・アイリス)

とりあえず外行こうか。


(専属メイド ミア)

はいはい……



ミアを連れて裏庭に行くツバキ。


(専属メイド ミア)

で、どうするんです?


(ツバキ・アイリス)

燃えた時の安全性のテストよ。


(専属メイド ミア)

・・・は?


(ツバキ・アイリス)

良いから行くよ!

ちゃんと後から聞くからね!


(専属メイド ミア)

い、いやいやいやいや、死にます!焼け死にます!(涙目)


(ツバキ・アイリス)

そうならない為の安全装置じゃない。


(専属メイド ミア)

大丈夫ですよね!


(ツバキ・アイリス)

大丈夫よ!多分……


(専属メイド ミア)

た、多分?!


(ツバキ・アイリス)

その為のテストじゃない(ニヤッ)


(専属メイド ミア)

ち、ちょっと待ってください!


(ツバキ・アイリス)

待たない。

 【煉獄】


(専属メイド ミア)

ぎやぁぁぁっ!!



地獄の業火がミアを襲う。

火が治まると、色んな物を垂れ流したミアが転がっていた。


(ツバキ・アイリス)

あれ?ミア?おーい、ミア?



落ちてた枝でツンツンするツバキ。


(ツバキ・アイリス)

起・き・て♡

 【ライトニングミニ】


(専属メイド ミア)

んびびびびいぃぃぃぃぃっ♡


(ツバキ・アイリス)

起きた?


(専属メイド ミア)

おっ、起きました!起きましたよ!


(ツバキ・アイリス)

で、どうだった?熱かった?


(専属メイド ミア)

当たり前でしょ!(涙目)


(ツバキ・アイリス)

ホントに?

気のせいじゃなくて?


(専属メイド ミア)

熱いですよ!ほら、赤くなってるじゃないですか!!


(ツバキ・アイリス)

ホントだ。

まだ足りないか……


(専属メイド ミア)

治療してきます。


(ツバキ・アイリス)

唾付けときゃ治るよ(笑)


(専属メイド ミア)

扱い雑!


(ツバキ・アイリス)

はいはい。

 【ギガヒール】

これで治ったでしょ。

強めにかけといたから。


(専属メイド ミア)

ちょっとサービス感覚で最上級治癒魔法をかけるのやめてくれません?


(ツバキ・アイリス)

それより、着替えてきたら?

色んな物、垂れ流してるし(笑)


(専属メイド ミア)

誰のせいですか!(半泣)


(ツバキ・アイリス)

自分のせい?(笑顔)


(専属メイド ミア)

アンタのせいだよ!

その笑顔、ムカつくわあああぁぁっ!!



という事で、ミアは着替えに行った。


(ツバキ・アイリス)

熱い、か……

赤くなるのはいただけませんね。

サーキットを作ったとして、走行後の治癒士による治療は義務付けで、治癒室に"テラヒール"が作動するように魔法陣は刻むけど。

もうちょい安全性を上げるか。

温かいぐらいの体感にしとく?もうちょい熱くしとく?

あまり何もないと無茶しそうだしなぁ……

レースした時、それで荒れても面白くないし……



微妙な匙加減を考えるツバキだった。

その後、火傷はしない程度に熱さを感じるレベルに調整した。


(ツバキ・アイリス)

ミア。


(専属メイド ミア)

はいはい。


(ツバキ・アイリス)

 【煉……


(専属メイド ミア)

安全装置がまだですよね!


(ツバキ・アイリス)

あっ……


(専属メイド ミア)

なんで忘れるんですか!

焼け死にますよ!ってか、塵も残らないでしょ!(涙)


(ツバキ・アイリス)

はいはい、これね。



ミアに安全装置を付けて実験する。


(ツバキ・アイリス)

どうだった?


(専属メイド ミア)

熱い事は熱いですが、火傷はありません。

これなら意識して運転すると思います。


(ツバキ・アイリス)

実際、"煉獄"ほど燃える事は無いと思うけど、とりあえずね。


(専属メイド ミア)

"王侯貴族が乗っても死なない"を売りにするなら、それぐらいの配慮は必要かと。


(ツバキ・アイリス)

だよね。



という事で、安全装置は出来上がった。



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