表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢に転生した!  作者: なぎさセツナ
10/11

教会を改革せよ

王宮に行くと、謁見の間に通されたツバキ。


(ダノン王国女王 キル・ダノン)

ツバキよ。


(ツバキ・アイリス)

お断りさせてください(涙目)


(キル・ダノン女王)

まだ何も言ってないが?


(ツバキ・アイリス)

私の身体が目的ですよね(半泣)


(キル・ダノン女王)

よく分かっているではないか(ニヤッ)


(ツバキ・アイリス)

そげなお母ちゃん(涙)


(キル・ダノン女王)

母親の言う事は聞くものぞ(ニヤリ)


(ツバキ・アイリス)

うっ……


(ダノン王国宰相 カルナ・バイン:女)

んんんっ……陛下。


(キル・ダノン女王)

そうだな。

ツバキよ、教会に入り、大教皇になる事を命じる。


(ツバキ・アイリス)

そんな事したら、反発必至ですよ。

それに、私はアイリス侯爵家の一人娘、領主を継がなきゃなりません。

領民の事もありますから、それは無理かと。


(キル・ダノン女王)

領主と大教皇を兼任すれば良い。


(ツバキ・アイリス)

・・・は?


(キル・ダノン女王)

だから、領主と大教皇を兼任すれば良いだけの事だ。


(ツバキ・アイリス)

どうやって?


(キル・ダノン女王)

教会の教皇など暇な仕事だ。


(ツバキ・アイリス)

それ、現役の教皇が泣きますよ?


(キル・ダノン女王)

本当の事ではないか。

貴族のパーティーに招待され、美味いものを食って肥え太っているではないか。


(ツバキ・アイリス)

そういう教会もどうかと思いますが……


(キル・ダノン女王)

多額の寄付金で贅沢三昧して私腹を肥やしておるしな。


(ツバキ・アイリス)

もはやどうしようもないほど腐ってませんか?それ。


(キル・ダノン女王)

故にお主が大教皇になり、教会の改革を命じるのだ。


(ツバキ・アイリス)

無茶言ってません?


(キル・ダノン女王)

何故じゃ?

お主の悪役令嬢っぷりをふんだんに発揮すれば可能だろう。


(ツバキ・アイリス)

背中、刺されると思いません?


(キル・ダノン女王)

お主ほどの魔法が使えれば大丈夫であろう。

神話級の治癒魔法が使えるのだ、他の魔法も段違いに強力であろう。

念の為、護衛に近衛騎士をつける、心配はない。

後、自邸に何か細工をしておるそうではないか。

それを王宮にもせぬか。


(ツバキ・アイリス)

ギクっ……な、なんの事でしょう……


(ダノン王国宰相 カルナ・バイン:女)

この話をしにワザと出向いたのだが、素晴らしい屋敷であったな。


(ツバキ・アイリス)

ふぐっ!


(キル・ダノン女王)

教会に施しても構わぬ。

その代わり、悪い膿を絞り出せ。



という事で、とりあえず王宮の魔改造に着手したツバキ。

4日かけて仕上げた。


(ツバキ・アイリス)

完成しました。


(カルナ・バイン宰相)

こ、これは……

 

(キル・ダノン女王)

凄まじいな。



ツバキは説明していった。


(キル・ダノン女王)

よくこんな事を考えたな。


(ツバキ・アイリス)

こうなったら良いなぁ……っていうのを魔法で再現してみたんです。

やってみたら出来た、みたいな。


(キル・ダノン女王)

なるほどな。

では、教会の改革も期待できるな。

これは王命だ。

腐った連中を叩き出せ。

身柄は近衛騎士団が拘束し、処罰をする。


(ツバキ・アイリス)

はい……



面倒な事になったなぁ……と思うツバキ。

後ろ盾が女王陛下で護衛が近衛騎士団という事で、まぁ……ではあるが、かなりの大事になるとツバキは思った。


(ツバキ・アイリス)

はぁ……面倒な事になったなぁ……


(専属メイド ミア)

神話級の魔法が使えれば、そうなりますよね。


(ツバキ・アイリス)

はぁ……



ツバキは5日後から教会に行く事になった。


(アイリス侯爵家当主 ケイン)

頑張ってお勤めをこなすんだぞ、ツバキ。


(ツバキ・アイリス)

学園はどうなるんです?


(当主 ケイン・アイリス)

それは特待生だ。

気が向いたら行けば良い。

卒業は確定だ。

それより教会の仕事を優先すること。

領地は最優先で良いと王命が下った。


(ツバキ・アイリス)

はぁ……



皆に見送られて教会に向かう。

教会に着くと、総出で出迎えられた。


(教皇:男)

これはこれはアイリス嬢、お待ちしておりましたぞ。



でっぷり太った脂ギッシュなハゲ親父が出迎えた。

見るからに悪徳教皇である。

装飾品もジャラジャラ付けているしな。


(教皇:男)

今日はささやかながら、歓迎会をいたしますので、よろしくお願いします。



そう言うと奥へ行った。


(ツバキ・アイリス)

ささやかながら……ねぇ〜。



そして近衛騎士を呼んだ。


(ツバキ・アイリス)

影、使える?


(近衛騎士:女)

はっ、もちろんです。


(ツバキ・アイリス)

教皇の資産とお金の流れ、教会の実態を調べてくれる?


(近衛騎士:女)

はっ!



その後、ささやかな歓迎会が行われた。

質素な食事、果実水という名の水、ちょっと異常である。


(教皇:男)

教会の資金繰りは厳しいので、こんな物しかありませんが。



そう言いながら、全く口にしない教皇。

周りを見ると暗い顔をして、そんな食事を口にするシスター達。


(ツバキ・アイリス)

いえいえ、そんな事はお気になさらず。



そう言うと、笑顔で食べたツバキ。

迎えが来たので屋敷に戻る。


(専属メイド ミア)

どうでした?お嬢様。


(ツバキ・アイリス)

無茶苦茶だな。

私腹を肥やしまくったハゲ豚が、シスター達にまで碌な食事も与えてないな。

今、近衛騎士に言って、影に調べてもらってる。

潰す時は呼ぶから一緒にシメよう(微笑み)


(専属メイド ミア)

はぁ……



5日後、ツバキは教会に出向く。


(教皇:男)

これはこれはツバキ様。

今日はどうされました?


(ツバキ・アイリス)

今日はあなたを拘束に来ました。


(教皇:男)

・・・は?


(ツバキ・アイリス)

教会の運用費の横領、貴族への多額の寄付の要求と癒着に横領。

シスターへの強制労働と奴隷化。

中には性奴隷にしている者も居るな。

目に余る横暴、それに対する断罪だ。

公開処刑が王命により決まった。

覚悟せよ。


(教皇:男)

何を証拠に!(怒)


(近衛騎士:女)

我々が調べ上げた。

これが証拠だ、観念しろ。


(ツバキ・アイリス)

もちろん加担している者も対象だ。

甘い汁を吸っていた貴族や商人も一網打尽だ。

それに、私が派遣された理由はこれをする為だ。


(教皇:男)

そんな事をして、タダで済むと思うなよ。

最上級魔法が使えるのは私だけだ。

私が居なくなれば、教会の信用は地に落ちるだろう。


(ツバキ・アイリス)

ご心配なく、私が使える、神話級の魔法がある。


(教皇:男)

何っ!


(ツバキ・アイリス)

殺して、できるだけ苦しめて死んだ事が分かるように。


(近衛騎士:女)

はっ!


(教皇:男)

そんな事をしたら、がっ!


(ツバキ・アイリス)

じっくり苦しんで死んでね(微笑み)


(教皇:男)

おのれ……悪魔……が……


(近衛騎士:女)

死にました。

どうします?


(ツバキ・アイリス)

ではと……

 【リボーン】



光が死んだ教皇を包み、消えるとそこには無傷の教皇が居た。


(近衛騎士:女)

えっ?


(ツバキ・アイリス)

起きようか。

 【ライトニングミニ】


(教皇:男)

んぎょぎょぎょぎょぉぉぉっ♡


(ツバキ・アイリス)

起きたか?


(教皇:男)

・・・はっ!

私は……死んだはず……


(近衛騎士:女)

死んだぞ、私が確認した。

ここに居られるツバキ様がお前を生き返らせた。


(教皇:男)

えっ?


(ツバキ・アイリス)

もう一度、死んでみる?

 【ファイア】


(教皇:男)

ぎゃあああぁぁっ!!



教皇は焼死する。


(ツバキ・アイリス)

面倒くさいなぁ……

 【リボーン】



教皇が生き返る。


(教皇:男)

う、うーん……はっ!


(ツバキ・アイリス)

公開処刑の前に、お前の口から自白させようか?


(教皇:男)

ひっ、ひいいぃぃぃっ!!悪魔、悪魔だあああぁぁっ!!(泣叫ぶ)


(ツバキ・アイリス)

もう一回、どう?


(教皇:男)

わ、分かった、喋る、何でも喋る、だから殺さないでくれ。


(ツバキ・アイリス)

どうせ公開処刑だから、それまで何回死んでも大丈夫だよ?私が居るし(微笑み)


(教皇:男)

あああぁぁっ!!(慟哭)



とりあえず教会に居る関係者も捕縛し、連行した。

全員の財産を没収し、教会に戻した。

そしてシスター達の衣食住の改善、炊き出しの質向上をした。

教会内はツバキの"チート"炸裂である。

そして皆が持っていた十字架に"テラヒール"を付与した。


(ツバキ・アイリス)

皆さん、これからも教会のお慈悲をお願いします。

貧しき者、弱き者に手を差し伸べてください。

皆んなの十字架には"テラヒール"を付与してあります。

"ヒール"を発動するだけで、"テラヒール"が発動します。

あの脂ギッシュなハゲ豚教皇が居なくても大丈夫です。

これからもよろしくお願いします。



シスター達はツバキに祈りを捧げ、炊き出しに行った。


(貧民街住民:女)

おや?炊き出しの内容が……


(シスター:女)

新しく来られた大教皇、ツバキ・アイリス様のご慈悲です。

今までの悪徳教皇達を追放し、新たな神託を出されました。


(貧民街住民:男の娘)

ありがたい……(涙目)



その後、シスター達は病人や怪我人を治療して回った。

そこでの治癒魔法の威力に絶句する。


(シスター:男の娘)

こ、これは……


(貧民街住民:男装)

神の奇跡……


(貧民街住民:男)

なんでこんな事が……


(シスター:女)

ツバキ様のお慈悲です。

我々に力を与えてくださいました。



これで貧民街におけるツバキの神格化が起こった。

大変だぞ、ツバキ(笑)

その後、ツバキに貧民街の衛生状態の酷さを伝えられ、どうにかならないか?と嘆願された。

こうなると、女王陛下の許可を得るしかない。

いくらなんでも勝手にはできないからだ。


(ツバキ・アイリス)

女王陛下、どういたしましょう。


(キル・ダノン女王)

お主はどうしたい?


(ツバキ・アイリス)

私はやりたいです。

やはり困っている民には手を差し伸べるのがノブレス・オブリージュかと。

限界はありますが、インフラ整備ぐらいなら、私ができますから。


(キル・ダノン女王)

ぐらいと言ってしまうところが凄まじいのだが……


(ツバキ・アイリス)

その代わり、我が家の領地もする事を許可して欲しいです。


(キル・ダノン女王)

そうなると、王都全域は最低限やる事になるが?


(ツバキ・アイリス)

どうせそのつもりでしたよね?女王陛下。


(キル・ダノン女王)

其方は我の頭の中まで見えるようだな(ニヤッ)


(ツバキ・アイリス)

ほら、やっぱりいぃぃぃぃぃっ!(涙目)


(キル・ダノン女王)

我の考えを察知した褒美だ、やってよし(笑)


(ツバキ・アイリス)

はい……



という事で貧民街と領地のインフラに取り掛かる事になった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ