無題
日々の詩を綴ります。
冷えた空気に柔らかく
白い芳香は覚醒の報せ
瞳に留まる世界の色
変革が息をし始めた
生まれ目覚め動き出す
歩み目指し明日を知る
凍てついた時を後ろに
未開の海へこの身を捧ぐ
心の臓が嘶く
相対するは己が闇色
一つの線に数多の星
刻む命を救うのは
その眼差し以外に何もない
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風が運んで来た約束
柔らかなそれは
硬く冷たく虚しく
閉ざされた暗闇に
幽かな声と
明日の息吹を思い出す
何度も
何度も
信じて
何度も
何度も
裏切った
でも
それでも
手を離さなかった想いに
薄い桃色の風が
祝福の調べを奏でる
幾つもの花弁が舞う幻想に
もう一つの幻を憶える
それは悲しい涙じゃない
それは償いの痛みじゃない
ようやく見つけたそれは
それは……
約束をもう一度誓う
永遠の始まり
何かを感じて頂ければ幸いです。