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20話目 体力測定


6月と言う事もあり少し日差しが強い。

でもカラッと晴れていて走るには気持ちのいい気候だ。


「ストレッチはちゃんとしてね。 怪我したら元も子もないからね」


「そん時はお姉ちゃんが治してよ」


「場合による」


「そんなぁ」


姉に言われる前は適当に屈伸や筋を伸ばしていたが、怪我をしても治してもらえないかもしれないという事で真剣にストレッチをやった。


「準備は良い?」


「良くないけどいいよ」


持久走はあんまり好きじゃない。 苦しいのが苦手なんだもの。

しかも今回は限界を図るために終わりが分からない。

苦行を自ら行うなんて嫌だなと思いながら、私もあの超人みたいになってるかもしれないという少しのワクワクで姉の指示に従った。


2時間後


「……はぁ……はぁ……」


「……」


走る前に大体のルートを決め、何周出来るかで距離と時間を測った。

1周約5km、姉と二人で8周は走った。

私は息切れしてないが姉はだいぶ辛そうだ。


「お姉ちゃん大丈夫?」


「まだ……行ける」


「そう? じゃあ頑張ろうー」






ランニングを開始してすぐに、走るの嫌だなと言う気持ちはなくなった。

と言うのもいくら走っても息切れしないからだ。

走っているから景色は早く流れる。 汗も出たがそのおかげで頬に当たる風がひんやりとして気持ちいい。

足の痛みも少なく……と言うか無い。 何よりも苦しさが一切ないのでそれだけで私は楽しくなった。


「これならダイエットも楽勝だねー!!」


消費カロリーのことまで考える余裕があるくらいだ。


「なら終わりにコンビニでケーキでも買って食べようか?」


走りながら姉がそんな魅力的な提案をしてきた。

このときはまだ姉にも余裕があった。


「いいねいいね!! 私新作のスイーツ気になってたんだ」


それで私はがぜんやる気になった。 カロリーを消費して美味しくケーキ食べるぞー!!


結果、姉は9周計45kmでリタイア。 時間は2時間26分。

私は15周75kmで止めた。 姉が失速してからスピードを上げて3時間30分で終わらせた。

それでも軽く疲れたなーくらいの感覚だった。 自分でもびっくりだ。


姉がダウンしてたので私が要望を聞き、コンビニまでお使いをしてケーキを買ってきた。

そのころには姉はだいぶ回復していた。


「私もレベル上がったと思ったんだけどな……。 と言うかフルマラソン換算で私だって日本記録並みだったんだからね。 優奈どんだけレベル上がったの?!」


「え?」


レベル? 気にしてなかったや。 だって興味あったのはMPだけだったし。

おずおずとステータスと呟きレベルを見た。


――――――――――――――――――


【名前】 橘優奈 レベル32

【職業】 錬金術師


HP160/160

MP293/293

【攻撃力】19

【防御力】32

【素早さ】23

【魔力】47

【器用】29

【運】35

ステータスポイント31


【スキル】 作製、分解、鑑定、適応、精錬、抽出、上位交換、下位交換


【称号】 ラヴァルザードの孫



――――――――――――――――――


「レベル20も上がってる」


「は?!」


「え? お姉ちゃんはどうなの?」


「私はまだ14なんだけど」


「……なんで?」


「こっちこそ聞きたいよ」


二人で頭を傾げた。

話し合った結果消費MPの差じゃないかとの結論になった。


私は全部消費1、姉は5。

その差は結構でかい。


「……優奈のスキルが羨ましい。 と言うか下級回復薬があるなら下級魔力回復薬があるよねきっと。 優奈頑張って作って、私の為に」


「まずは下級魔力回復薬を持ってきてもらおうか」


「無理」


「即答?!」


なんだかいつの間にか私の体は強くなっていたみたいだ。





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― 新着の感想 ―
[一言] 時速20㎞以上でジョギングする少女を見かけたら二度見しそう。(速っ)
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