“それは開戦の合図“ ①
どうも、ベニテングタケです。
「さて、何で来るのかな?」
体術スキル……あんまり覚えてないけど……
「やるしかねぇ!」
「近づいてきた……ま、それもいいと思うけど……」
炎!?まずい!
「危ねぇ!」
「反射神経いいねぇ!」
「そりゃどうも!」
「ライム!」
『ポイントバレット!』
今しかねぇ!
「だから、効かないって」
「それはどうかなぁ!」
「いつの間にっ!」
胸ぐらを掴む。
「背負い投げっ!」
「うわぁ!」
「オラッ!」
「ぐっ……」
もう殴るしかねぇ。殴り続けろ!
「オラオラオラオラァ!」
「ガッ……ファイアボール!」
「うおっ!」
んなっ、こんな状況で出てくるかよ普通!
「ああ……痛いなぁ、はは、痛いなぁ」
『な、なんか笑ってるよ……』
「こっわ」
これ、ヤバそうだな。
「ははは、こんなに攻撃できるなんてね……ちょっくら……」
「なあ、スーラ」
あいつがなんか言ってるが無視しよう。
『なに?』
「ちょっとこっち来てくれよ」
いいことをおもいついた。
『別にいいけど……』
今、多分あれだろ?俗に言う変身タイムってやつだろ?
ガシッ
『えっ、さ、サナ?なんで持ち上げて』
「体術と一緒に思い出したんだよ、この状況を打破できる方法」
『え、えっと、それとこれとは……』
「ごめんな?」
「あはは、本気で行くよー?」
『え?』
「耐えてね?」
「秘技 スーラキャノン!」
『わぁぁぁぁぁぁ!』
「古代まほ……え?」
よし、以前より回転が凄いことになってるな。
俺から放たれたスーラキャノンは回転を上げ、スピードをグングン上げながら相手に突っ込む。
「な、なんだこれ!知らないぞ!」
そして、相手の腹に照準を定めて……
ドーン!
「アガッ……」
相手を思いっきり壁まで吹き飛ばした。
「え、まじ?」
『あ、あの……』
会場の空気がすごく重い気がする、いや、気がするじゃねぇ、確実にだ。
「と、とりま相手のところに行くか?」
『は、はい……』
どうなんだ、これ。
「ガ……ア……ア」
『め、めがぁ』
「こ、これは……」
えーと、あー、え?
「気絶してね?」
『け、け、決勝の勝者は、サナ?』
司会が困惑してる。
「え?」
「終わった?」
「マジで?」
観客も困惑してる。
「マジかぁ」
『ええっと……』
もちろん、俺らも困惑してる。
『えー……勝者はサナ!』
「これ、喜んで良い奴なのか?」
『たぶん……』
ビッー!ビッー!
「あ?なんだ?」
ビッー!ビッー!
『会場の皆様に連絡します。ただいま、コロッセオ内に侵入者が入り込みました』
『どうか、気を取り乱さずにその場に留まっていてください』
『現在、職員が対応中です、繰り返します……』
「えあ?」
どうゆう事だこれ。
『……』
「どうした?ライム」
『……何かがいます!』
「え?」
にゅーん
前に飛び込め。
『危ない!』
「!」
何故か前に飛び込めた……いや、なんでだ?じゃなくて今のなんだ?
「ええっと……ってこいつ!」
影だ。前の迷子の時の!
「なんでこいつが今……」
にゅーん
にゅーんにゅーんにゅーんにゅーんにゅーん
「ってどんどん出てきてる!」
『どうすれば……』
「逃げるしかねぇ!」
「とりあえずスーラは戻した!」
あとは……こいつか……
『サナ、早く!』
一体だけなら避けれる……だがすぐそこまで来てる……
「どうする……!」
救うか、救わないか。
既に火蓋は切られている。




