それは開戦の合図 ⑨
どうも、ベニテングダケです。
やることは変わらねぇ!
「ライム!」
『ポイズンバレット!』
「魔弾!」
「それは見ているんだよねー!」
「反射!」
「んなっ!」
俺達が放った魔法が、反射されこちらに向かってくる。
「これ、はやっ!」
ズドーン!
「は……?」
明らかにおかしい、俺達が放った時の速度より、断然に速いし、破壊力も強くなっている。
「あはは、びっくりした?」
「この魔法、便利なんだよねー」
魔法は基本的に無理か……?でも!
「レーザー!」
光は、速い。
反射も唱えられないほどの速さなら、貫くんじゃないか?
稲妻が相手に襲いかかる。
「残念」
「あ」
速い。
ドゴーン!
『サナ!』
いってぇ……これ、現実なら数箇所骨折れてるだろ……
HPは…… 280/420か……まだいけるな。
「よいしょっと……あー、てめぇ、一体その魔法なんなんだ?」
「ド直球だねぇ……うーん、まあ、教えてあげるよ」
「この魔法は、まあ、なんて言うんだろ、成長する魔法なんだよ」
「?」
「この魔法は、相手の出した魔法を覚える。対戦したときだけじゃなくて、見ただけで覚えられる」
「そして、意識を持っている」
「これで、分かるかな?」
そうか、そういうことだったのか。
「俺達が決勝より前の舞台で、出した魔法は全て覚えられ、しかも意識を持っているから不意をついても対処される……」
「ほんとに、この反射、便利だよねー」
魔法がどのくらい俺達の魔法を覚えているかは分からない。それを確かめることは出来ない。だから、決定打は新しい魔法でする必要がある。
「つまり、近接で戦うしかねぇのか……」
魔術師相手に、近接系のスキルがほぼ無い中、近接で戦うしかない。
「やばいな、これ」
でも、やるしかない。
「だいぶ埃をかぶっているだろうが……まあ、この舞台で掃除とでも行くか」
「頼むぜ?」
体術スキル
「あと、スーラ、回復頼む」
『りょーかい!』
「何で来るのかな?」
余裕そうな表情だな。
「あー、ぶちのめしてやるよ」
「やってみてよ?出来るなら」
ちょっとコロナとかでドタバタしてます。




