第8話 衝突
どうも、ベニテングダケです。
始まります。
「あなた、テイマーだよね?」
俺を止めた少女は急にそう言った。
「ああ、そうだが、なんだ?」
「私もテイマーなの!」
「そうなのか!」
俺は初めて同じテイマーに出会った。まさか、こんな小さな子がテイマーをやってるんだな、あれ?確か15歳以上じゃないとログイン出来ないはずなのだが?
「ねぇ、あなた今私の体についてなにか思ったでしょ?」
バレた。
「実は私これでも24よ!」
「えっ?」
思わず驚きの声が出た。ていうか思いっきり年上じゃないか、すごい失礼なことを考えていたな、でも、さすがにこの大きさで24歳と気づくにはとても難しいだろう、これが合法ロリなのか。
「確かに私は小さいわよ!でも毎日牛乳飲んだりしてるわよ!なのに身長が伸びないのよ…」
意外と頑張っていたようだ。
「それで、何用ですか?」
「そうだ、忘れていたわ!あなた、私たちのクランに入らないかしら?純テイマーのテイマーのためのクラン、カルテットへ!」
「ふむ」
『入ってもいいんじゃないかな?』
おそらくこの人は善意で言っているだろう。
プツッ
何かが変わった。
「すまない、俺はクランとやらに入るつもりは無い」
「そうなの?じゃあ、理由を聞かせてくれないかしら?」
「テイマーというかこの街にいるやつは知っているだろう?俺がバーリッシュにやられたことを、俺がいたらギルドの評判が落ちるし、元から居たメンバーの反応が怖い」
「そんなことかしら?」
「そんなこと?あの時、俺がどんなに屈辱を受けたかわかっているのか?それに、掲示板も見たか?俺はスーラと仲間、と言うだけでバカにされる、これでもそんなことと言えるか?」
『ねぇサナ、何かおかしいよ?』
「だから、仲間を作らないの?」
「理由はどうだっていい、俺らは俺らで強くなるだけだからいらないだけだ」
「逃げるのかしら?あなた」
「は?」
「逃げるのかしらと言っているの、たったあんな奴にやられて仲間に頼らず1人だけで戦うなんて」
「事実はどうであれ、頑張りも知らないでバカにする極一部の物に恐怖を抱き、仲間を頼らないなんて」
「それはただ単に逃げているのと同じよ」
その言葉は俺の言葉に刺さった。だがな、俺にもプライドがある。
「逃げている?違うね、人に迷惑をかけずに戦っていると言ってくれ」
「確かに俺の行動は逃げとも捉えれるだろう。だがな、俺にもやられたからアイツにやり返す計画があんだよ」
「え?」
「極一部の人間に恐れている?お前はそう言うがな、俺の評判は思っているより悪いんだよ」
『そんなことないよ!』
「テイマーってだけで差別されるんだぞ?それに、開幕からバーリッシュにやられた」
「…………」
「おかげで俺は堂々と道を歩けねぇよ、道行く人に気付かれないように指を刺され陰口を言われ、ろくなもんじゃねぇわ」
『サナ?』
「だから、俺は全てを見返す為に計画を立てたんだよ」
『ねぇサナどうしたの!』
「それを邪魔するな、黙って見ておけばいい」
『サナッ!』
あれ?、俺…何を…
「……じゃぁ、せめて、フレンド登録しない?」
「別にお前とフレンド登録する利点がないが?」
何言ってんだよ……俺…
彼女は少し悩み
「情報の交換ができる。私、これでもサブマスターだからね」
「なら、良い」
「私の名前はミーナ!あなたは?」
「サナだ」
「じゃぁ、これで…OK!」
俺はミーナとフレンドになった。
『ねぇ、今のサナ…怖いよ』ボソッ
「何?」
『ううん!何も?』
「じゃあ、ログアウトするか」
俺はログアウトした。
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「俺は、なんであんなことを?」
俺は自分のベットに座り、ミーナとの会話を振り返る。
「俺、本当はそんなこと言うつもりじゃなかったのに…」
何か、おかしいな。
俺の頭に、何かいる?
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「アハハ…手強いね…」
ミーナはサナと別れた後、サナに言われた事を思い返す。
「俺には俺の計画がある。だから、邪魔するな…か」
タイミングミスっちゃったかな?団長に報告するのが少し怖くなってきたな〜。
「ま、唯一の救いは、フレンド登録出来たことか」
「まあ、これだけでもだいぶ大きいしね?」
彼女は、そう言って壁に手を付けた。
「戻ったぞー!」
扉が現れた。彼女はその扉に入っていった。その後、扉なんて無かったかのように元の壁に戻った。
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自分だけの未来を、切り開け。
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どこかの研究所。
カタカタカタッ
静かな部屋の中、タイピング音だけがなる。
「あとちょっと、ちょっとなんだよ」
彼は何かをハッキングしているようだ。
「やった!やっとここまで来た」
彼は一番位の高い Ω の印が入ったカードを盗る。
「さあ、見せてくれよ!君の全てを!」
彼は敗者の遺した記録を見ようとした。
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カードレベル ガンマ
この記録を閲覧しますか?
《はい》《YES》
⬆
許可が出ました、この記録の閲覧を許可します。
ガガッ
?魔? ?ー???の記録 記録者 SANANANANANA?
管理者レベルが足りなく、読めないところがある。
モンスター名 ?昏?gggggg護? gー??m?
こ?はnextnextnextnextnextの俺?た??記??。
まずこのモンス?ーはディッ??草原の??者で、???シュ?原の??スターを?族のように思???る。
HHHHHHH間と??用、利用???関係と???いて、多少なら????しまって????いと考??いる。
たが、短???多くのMOOOO??ターを虐?してしまうと、怒??買????うことも??。
??、EMEMEEE?ははははははは?を買っ????た。
Beeeeee???、全?失???まっ???よ。
??時?、?ー???がlliivvvee?むtwiiiの??にiniれるように???ここで?ー????戦?????。
こ??らは?????技?まとめ??く。
ガ???「ERROR ERROR ERROR」
「ERROR ERROR ERROR ERROR」
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「ナニを、ミテイル?」
何処かで、研究所でハッキングを得意とするものが死んだ。
死因は不明だ。
大事なものは相手を騙して隠すのが普通だろう?
2XXX年7月1?日
この日、何かが起こる。
今日はこれで終わりです。
明日9時に投稿します。
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