それは開戦の合図 ⑧
どうも、ベニテングダケです。
バタ
『この勝負、テイマーに軍配が上がりました!』
よぉぉぉし!よくやった!
クッソがァァァ、何負けてんだよ!
「……」
『サナ?』
「いや、うん……なんでもない」
勝った……勝ったんだな。
「これで……次が」
実感が湧かない。次が……決勝なんだよな?
『これで、次のさすらいの魔術師と難攻不落の対戦結果で決勝の対戦相手が決まります!』
『準決勝2試合目は、あと15分後に行います!』
「あはは……負けちゃった」
「決勝……頑張ってね……」
「あ……」
俺が話しかける間もなく立ち上がり去っていく。
「あ……そうだ……」
「……?」
「次は負けないからね」
「望むところだ」
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「さぁ……私達の悲願の第一歩を踏み出す時がそろそろ近づいて来ましたね……」
「そんなことは誰でも分かってる」
「まあまあ、そんなに固くならずにね?もう一度確認しておきましょうか?」
「何回言うんだよ……それ……第三王子の誘拐……って言ったらアレだが、まあ、協力してもらうんだろ?」
「満点です、よくあなたは人とぶつかりますからね……いつ無くなるか心配なんですよ……」
「なぁに、人とぶつかっただけで記憶は無くなんねぇよ……まあ、鎧着て出かける俺も悪いんだがな……」
「さて……警備も、平和ボケしているのか、最終決戦になるとどうしても注意がそれてしまうみたいですからね……優雅に、そしてスピーディーにやっていきましょう……」
「本当にいつも思うが、お前のその情報はどっから来てるんだろうな……」
「ふふ……秘密ですよ?」
「気持ち悪ぃなぁ」
「こらこら、そんな事言わないの、ガナッシュ」
「信頼してるからこその言葉だぜ?テスター」
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「さてと……次の試合までに時間も少しある事だし……」
「この文書……読んでみようか」
ピピピピピピツー




