それは開戦の合図 ⑤
どうも、ベニテングダケです。
「ふぅ……まだ誰もいないみたいだな」
待機室に着いた。
『次の試合はできるだけ当たらないようにしてねー』
「分かってる、スーラ……」
ぶっちゃけて言うと不意を付かれたから回避も防御も出来なかった……だから、スーラがいて本当に助かった。
「スーラもライムも強えなぁ……」
俺、そのうち要らなくなるんじゃないか?
「まあ、そうなったてもゆっくりやっていくんだけどな」
ガチャ
『来ましたよ』
「おっ」
さっきのあれでは何も伝えられてなかったからな、どう言うやつか分からないんだよな。
「あ……どーもー」
本当にこの人が対戦相手だよな?
「えーと、あー、リュークです……」
「あっ、サナです」
「テイマーの人……だよね?」
「あー、そうですね」
『うわっ、サナが話しにくそうにしてるー!』
『今は静かにしておいて下さい』
『はーい』
「あー、僕は……一応、生産職です」
生産職?
「多分……あなたが思ってるより、強いので……全力で来てくださいね?」
「そんなもん、言われなくても分かってる」
『そうですね……あー、大穴どうし、頑張りましょうか……』
なんだろうか……絶対に手を抜いては行けない気がする。何か、酷く、恐ろしいオーラがある。
ピピッ
『待機室に待機している選手にお知らせします、只今より準決勝第一試合目を開始します、選手は転移で移動するので、待機室から出ないでください』
来たな。
『さーて、次はもっと活躍するぞー!』
『調子乗って自滅しないでくださいよ』
『わかってるわかってるー!』
『……』
『ほんとだって!』
「そろそろ切り替えていくぞ?」
『はーい!』
『分かりました』
「んー、僕にも……やっぱいいや……」
「さて……やりますか」
色んな人の思いを背負ってるんだ、やるしかねぇよなぁ!
『転移します』
「僕なりに、ゆっくりと」
「しゃ、いくぞ!」
シュイン
ツーピピッ




