それは開戦の合図 ②
どうも、ベニテングダケです。
「まあ、ここまで来てるんだからそりゃ耐えるよな!」
相手の手札は全然分からない、だから、最初はしっかり見ないといけないが……
「さあ、戦いはスピーディーに行こうか!」
「精霊魔法 スピット!」
なんだ?相手の体の周りが輝いて……
「そんなに見てたら俺のうごきについて行けねぇぞ?」
近づいてくる!
「ライム!」
『分かってます!』
『毒魔法 ポイズンバレット!』
「精霊魔法 バリア!」
ライムが放った毒の弾が透明の膜に防がれた。
「あの魔法……汎用性たっけぇなぁ」
ま、それでも勝つしかないんだけどな。
「オラァ!」
思いっきり杖でぶん殴る。
スカッ
「遅っいねぇ!歩いてでも避けれるわ!」
うーん、近接はあんまり使えないっぽいなぁ……じゃ、遠距離系かなぁ。
「悪いけどもう決めさせてもらう!」
「精霊魔法 ホーリーワールド!」
「は?」
光だ、光がコロッセオを包み込む。
『………!』
あれ?今なにか聞こえて……
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試合が始まる前
「いやぁ、まさか第三王子様が来ていただけるなんて思ってもいませんでした!」
「ははは、そんなに固くならなくていいよ……僕は一応お忍びっていう形だからね……元メイド長」
「そうですか……じゃあ、前と同じようにラウル様と呼びますね」
「それでいいよ」
「ところで、ラウル様……このテイマーと精霊使いの戦いはどちらが勝つと思いますか?」
「うーん、そうだね……精霊使いじゃないかなぁ?」
「理由は何ですか?」
「えっとね……まあ、強さだろうね……」
「あのテイマーの子はスライム2体に対して精霊使いの子は確か20ぐらい精霊と契約してたと思うんだけど……」
「はい、そうですね」
「ありがとう、まず、どっちも契約して戦う職業だからね……数が多い方が強いと思うし、精霊は強い魔力を持っているからね、余程の事が起こらない限り精霊使いの子が勝つと思うよ」
「そうですか」
ガチャ
「失礼します、第三王子様、研究班からの連絡です」
「研究班……あれかな?まあ、言ってよ」
「はい……ええと、古代遺跡から発掘された文書の解析及びに解読が完了したそうです」
「そうか!ありがとうね」
「いえ、私は自分の仕事をしただけですので……」
「じゃあ、研究班に伝えておいて、その文書は後で読むよって」
「分かりました」
ガチャ
バタン
「よし、じゃあ、そろそろ始まるから観戦の準備でもしておこうか」
「分かりました」
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地下室
「兄貴、やっぱり第三王子はあそこの観戦室にいました!」
「そうか……じゃあ、決勝の時に行くぞ」
「分かりました!」
「今のうちに用意しておけ」
「はい!」
「よし……もうアイツらには言葉で何度も伝えても分からねぇみたいだからな……アイツらにはちゃんと分かってもらわねぇとな」
「俺たち、いや、この国の全てを……取り返す時が来た」
「第三王子は絶対に必要な存在なんだ……」
「俺たちの悲願を……あれ?」
「誰か見ている……?誰だ?」
明日にも出すよ。




