第39話 昇り龍⑭
どうも、ベニテングダケです。
課題がね……多かったんすよ……
ドサ
「は……なんで?」
「後ろには今度から気を付けてくださいね?」
「あ」
嘘だろ?あんなにスペックが高い敵を一発で?
「一体お前、何者だ?」
「お前って酷いですねぇ、まあ、ここにはもう二人だけしか居ないんですしゆっくりお話でもしましょうか」
「二人?」
「ああ、言うのを忘れていましたねぇ、今、残っているプレイヤーは私とあなただけですよ?」
「え?ほ、他のプレイヤーは?」
「私が全員倒しましたよ?」
「い、一体どうやって……」
「いまから見せてあげますよ……」
パチン!
胡散臭そうな青年が指を鳴らす。
『グォォォォォ!』
「よしよし……これが私の武器ですよぉ」
「な、なんでドラゴンを?い、イベントで出てきたモンスターじゃないのか?」
「あの、一応言っておきますけど、ルールにはフィールド内のモンスターをテイムしては行けない、なんて物は無いですからね?」
なにか、おかしい。
「あ!」
思い出した。
テイマーがモンスターをテイムする時には、レベルが自分より低い必要がある。それで、モンスターの心を堕としてから従魔になるのだ。
『グォォォォォ!!』
「絶対にモンスターの方が強いからテイムは出来ないはずじゃ?」
「そう思うと思いましたよ……私には特別なスキルがあるのでね、ま、詳細は言いませんけどね」
「特別なスキルで……でも、1度だけ鑑定を試してみても弾かれた……つまり、圧倒的なレベル差があるはずだ……」
なにか、あるはず。
「ドラゴンをルールを無視して従魔にしてるんだ……絶対に問題があるはず」
「ねぇ、そんな事考えていても仕方がないでしょ?あなたに取引したいと思ってるんですけど、どうでしょう?」
「は?」
「もう、2位まで入れたでしょ?だから、本戦には出場出来ますよね?あなたの目的は本戦1位のはずだ……だから、1位を私に譲ってくれませんか?」
「譲るわけねぇだろうが」
戦力差はあると思うが、やるしかねぇか。
「おーっと、ちょっと待ってください、話はまだ終わっていません、もし、私が決勝まで行き、あなたと戦うこととなったら決勝の勝ちを譲ってあげますよ」
「は?」
コイツは、何を言っているんだ?
「つまりはお前はこれの1位となる代わりに行くかすらも分からない決勝の勝ちを譲るだと?」
「知っていますか?」
「何を?」
「あなたが持っている精霊樹の液はこの試合が終わったらなくなってしまいますが、テイムしたモンスターは消えないんですよ?」
「へ?」
こ、コイツなんで俺があのアイテムを持ってるって知って?それに、消えないってなんでわかってるんだよ。
「しかも、この試合でドラゴンは圧倒的な力を持っていると証明できた」
「みんな、みんな手も足も出ずドラゴンに倒されて行きましたよ」
「あなたも同じような目に会いたいですか?」
脅してきたな。
「別に、ドラゴンに倒されたいという願望があるなら良いんですけどね」
「どうする?スーラ、ライム」
答えは分かりきってると思うけどな。
『僕はたたかうよー!』
『あんなのにいつまでも怖気付いてたら前に進めませんしね』
「了解っと……」
「もしや、戦うつもりですか?」
「ああ、お前みたいな奴に勝ちを譲るほど俺は懐が広くねぇからな」
「まったく、バカですねぇ……さあ、あの時と同じように消してしまいなさい」
「俺達はお前が倒してきたヤツらとは違うぞ」
『いっくよー!』
『援護は任せてください』
「ああ」
さて、行くか。
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正? ?終?戦が?始されま?た。
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良ければポイントとかよろしくね。




