第36話 昇り龍⑪
どうも、ベニテングダケです。
知ってるか?これ予選だぜ?
「うおっ」
残りの敵の位置が光るというアナウンスがされた後、俺の視界に複数の点が急に出てきた。
「これが敵の位置を示してるのか」
点は……マップで見た方が早いな、ええと、1、2、3……21個、つまり残り21人か、それとこの大きな赤い点は多分ドラゴンだろうな。
「俺達の近くには敵はいないようだな」
大体の点が2つで固まっている。
「敵が戦ってるってことか」
だったら全体が戦い終わったら11人、+でドラゴンも戦いに参加するだろうから5人ぐらいか?
「こっからが勝負だ」
以下にドラゴンに邪魔されないか、他のプレイヤーは全員の位置がわかっているから自然と戦いが多くなる。
「さっきかなり消費したからな、今は回復の時間だな」
今は休もう。
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「誰も……来ないな」
10分程だったが俺達がいる所に誰も来ない。
「残りの点は……俺達を除いて7個か」
なんで俺達のいる所に来ないのだろう、まあ、その方が楽なんだけどな。
「ずっと動いてないから待ち伏せしてるとでも思っているのだろうか」
視界に俺達の姿が見えるから待ち伏せなんか意味ないと思うのだけどな。
「ここからどうしようか……あっ」
マップで見ると、全ての点が近すぎず遠すぎずの距離にある微妙な位置だ。
「動きますか」
ずっと同じ景色は見飽きるんだよ。
「それに俺達が動く事で何かが変わるかもしれないだろ?」
座っていたが、立ち上がる。
『移動するの?』
「ああ」
『敵に見つかりやすくなりますよ?このままここにいれば安全だと思うのですが』
真っ当な意見だ。
「俺もそう思うが、でもな、俺の考えでは……」
『グォォォォォ!』
「そろそろアイツがこっちに来る」
景色を変えたいっていう理由もあるが、アイツと離れたいんだ。
『なんで、こっちに来るって?』
「まあ、俺の考えに過ぎないんだが、マップで見るとアイツの動きには規則性があるんだ、最初は、このマップで見ると右上、左上、左下、と四隅に移動しているんだ」
「俺達がいる所は右下、つまり次にアイツが降りてくる所だと予想出来るんだよ」
多分、そろそろ動き出すんじゃないか?
「だから、移動したかったんだ」
『分かりました』
「じゃ、動くぞ」
敵に注意しながらだけどな。
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「おっけー、ここだな」
ドラゴンと遠く、他のプレイヤーと遠い位置を陣取れた。
「残りは……変わってないか」
現時点で誰も戦っていないようだな。
ピピッ
「ん?」
『お知らせします』
「なんだ?」
『なかなか進展しないので、安全圏をあと1回収縮します』
「は?」
『収縮まで、あと1分です』
「ちょっとまて、1回マップ見てみるか」
『なお、この収縮はかなり速いのでご注意ください』
俺達の位置は、表示された安全圏の範囲の1番遠い所にあった。
「最悪だ……」
残りは30秒……もう行くしかない!
「安全圏の中に入るぞ!」
『わかったー!』
他にバレるかもしれないが、収縮が速いので走るしかない。
「ここが多分最後の関門だ!」
ここまで長引くとは思わんかった。
ちょっと手間取ってる。今日には出すつもり。




