第29話 昇り龍④
少し頭痛がする。
「残りの人数は……見れねぇか」
息を潜めながら周りに注意して索敵しながら安全圏内に移動している。
『あ、あそこに人がいるよ!』
「わかった、ありがとう」
スーラとライムは念話で常に喋れるので人を見つけたら直ぐに報告してもらう。
「人数は……3人か、それに思いっきり戦っていて周りを気にしていないな」
戦いだけに集中しているようだ。
「どうしようか、参戦するのもいいしこのまま安全圏に向かうのか……」
安全圏はあとどんぐらいだ?
「あと少しか……これだったら前に進んだ方がいいか?」
幸いにも戦いはまだ続きそうだ。
「ゆっくり移動していくぞ……」
『わかったー!』
『わかりました』
ゆっくり、ゆっくり……気づかれないように。
ドンッ!
火の玉が飛んでくる。
「あっぶねぇ!」
後ろを見てみると、火の玉が当たった岩が崩れていた。
「はは、当たってたら死んでたんじゃねぇか?」
冷や汗をかいた。
「参戦してもいいかもと思っていたがやめておくか」
あんな魔法が飛び交う戦場に行きたくないしな。
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「おっけー、入れたな」
俺達は安全圏内の洞窟の中で座っていた。
『これで少しは休めるね!』
「まあ、気を緩めすぎたらダメだが、少しは休憩出来るな」
ここからどうしようか、少し休むか周りを探索しに行くか。
「残り人数が見えないのは不便だよな」
多少は減っているはずだが、もしかしたらこの近くにいるかもしれない。
「アイテムでも探しに行くか?」
もう既に誰かが取っている可能性もあるがな。
「まあ、休んどくのがいいか」
ゆっくりしておこう。
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「よし、8分ぐらい休めたら十分だろ」
敵の襲撃はなかった。
「しかしこの洞窟……以下にもなにかありそうな感じだよなぁ」
中で誰かが不意打ちしようとしていたら面倒くさいが、行ってみる価値はあると思う。
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アイテムが使用されました!
高性能探知機
→使用者は近くにいる全てのプレイヤーの位置がわかるようになる。
なお、他のプレイヤーは自分から10M以内のプレイヤーの位置を5分間わかるようになる。
20秒後からスタート。
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「これは……今1番合っているものじゃないのか?」
これだったら不意打ちを防げる。
「5分間か……急いだら行けそうだな」
「何か良いものがあったらいいな」
早速行こうか。
『スーラ、ライム、洞窟進むぞ』
高性能探知機……発動
うーん、しんどいなぁ。
頑張って書くよ。




