『ifルート 全てが散る』
どうも、ベニテングダケです。
ピピッ!
『何かの記録にアクセスできます!』
『アクセスしますか?』
『はい いいえ』
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『この記録にアクセスします……』
『アクセス完了!』
『???の記憶を覗きますか?』
『はい いいえ』
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『???の記憶を開示します……』
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ある日
「クソっ、どこに行った!」
男が炎に包まれている街で叫ぶ。
「やられた!まさか王子を狙っていたとは……」
『助けて!』
「ごめん、???、助けれなかった……」
頭の中で同じ言葉がぐるぐる回る。
「見つけたぞ!」
黒いナニカが何かが入っている袋を持って逃走しているのが見えた。
「絶対逃がさねぇ!」
「最???戦も、平?も全てぶっ壊されて、全て逃げられた!」
「今度こそ逃がしてたまるかよ」
男が走り出す。だが、いくら走っても追いつけない。
「クソが!あの時にアレにかかっていなかったら……」
昔の事を後悔してももう遅かった。
「逃げられた……」
黒いナニカの集団はどこかに行ってしまったようだ。
『こっちだよ!』
「???!どこだ!」
今はもう居ない者の声が聞こえる。
『?はだ?だった??、まだ何とかなる??』
『だから諦めないで?』
「ごめん、???」
『こっちに行ったよ!』
「分かった!」
男が頭の中の指示に従って走る。
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「ここに居るのか……」
頭の中で響いた死者の声はもうしない。
「まだ諦めない!」
暗い、暗い工場の中に突き進む。
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『記憶はここで終わっています!』
『他の記録『魔人化』を開示しますか?』
『はい いいえ』
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『開示しないのですね』
『これでアクセスを終了します!』
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戦いで散った勇者の願い。
仲間との絆を信じ消えた戦士の願い。
支配に最後まで抵抗しようとした賢者の願い。
多くの命が散った。
街が焼けた。
でも、まだ終わらない。
不屈の魂を持ち続ける限り。
諸事情により遅くなります。




