第16話 図書館
どうも、ベニテングダケです。
「おかーさん!」
「すみません……私が目を離したばかりに……」
「いえいえ、大丈夫ですよ」
あの黒い影と戦った後、無事に戻り元のところに行くと少女のお母さんが少女を探しているのを見つけ、返してあげた。
「なにかお礼でも受け取ってください」
「そんな、別に大丈夫ですよ!」
「いえ、受け取ってください、でないと私の気が収まりません」
「じゃ、じゃあ、貰います。けど、本当にすぐ手に入るものでも良いんですよ?」
「いいえ、これを受け取ってください」
「これは?」
少女のお母さんから受け取った物は、歪な形をした鍵だった。
「いつか使える時が来るはずですよ」
「私の子を助けてくれたのですから、絶対にその時が来ますよ」
「え?」
「それでは、失礼します。本当にありがとうございました!」
「ばいばーい!」
親子は、急に俺に向かって意味深な事を言って去っていった。本当になんなんだ?
「まあ、いいか」
頭の隅に置いといとこう。じゃあ、これから何をしようかな、ギルドに狩ったモンスターを売りに行くのもいいし、スーラとライムの更なるレベル上げに行ってもいいし、街をこのままぶらつくか。
「正直言って、この街は何だかまだまだ謎がありそうなんだよな、よく分からない影とか、あの親子、多分まだまだクエストあるだろうから、先に街を制覇してみるか、ここには1ヶ月以上いると思うしな」
まあ、何もなかったらないで良いけどな。
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「まあ、あんなイベントがポンポン出てきたら逆にヤバイよな」
街をぶらついても、先程のようなイベントやクエストは見当たらなかった。この街にはあんまり困っている人が居ないのかな?
「じゃあ、ずっと気になってたあのデカい建物、入る前は気づかなかったけど、この街に入った後、ずっと気になってたんだよな」
「行ってみるか」
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「着いたけど……ここは、図書館か?どんだけ本置いてあるんだよ」
図書館とは思えないぐらいのサイズの建物で、おそらく世界の色んな書物が詰まっているのだろう。
「俺の呪いについても書いてある本はあるかな?」
こんぐらい大きかったら呪いとかのマイナーな本も置いてあるだろう。
「入ってみるか」
ずっと立ち止まっていたから周りの目線が痛い。
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「はえー」
入る前は書物だらけで息苦しいところだと思っていたが違うな、きちんと整理されているし、広々としたスペースがある。
「貴族にでもなった気分だな」
この図書館には何かが飛んでいて、本を整理したり、新しい本を持ち運んだりしている。そして、他の人が本を返す時は渡せば自動的に直してくれる。便利な存在だ。
「さあ、全部の本を読むのは流石に非効率過ぎるから絞っていくぞ」
まずは呪いの本、そしてテイマーの本とスライムの本。まずはこれらを探すか。
俺が立ち上がり歩いた瞬間。
「いたっ!」
「え?」
ちょっとオーバー
9時ぐらいに出せたらいいなぁ。




