第15話 黒
どうも、ベニテングダケです。
「ご飯も食べたし早速ログインするか」
「ログインしたら何をしようかな……とりあえずこの街に来たばっかりだし、街をぶらついてみるかな」
早速俺はログインしようと布団に入り、機械を頭につけ、ログインする。
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ログインした俺は、最初に視界に映るものがいつもと違っていて違和感を感じた。
「あれ?ここどこだ?ああ、そうか、この街でログアウトしたから自動的にログイン地点がここに変わったのか」
便利な機能だなぁ。
「もう屋台とか出始めてるな」
街は約1ヶ月後に迫るプレイヤー最強決定戦に向けて、屋台を準備していたり、物を運搬していた。
「こういうのを眺めるのもいいと思うけど、今日はこの街をぶらつくって決めてるからな、早速どこか行くか」
俺は適当に歩き出した。
歩きながら街の風景を見てみると、道具屋に武器屋、防具屋と冒険者ギルドなど前のベードの街と同じような施設があり、ベードの街と違うのはアクセサリーや、色んな食べ物を売っている店もあった。
「とにかく明るいな、この街は」
路地裏などの薄暗いところがほぼない、ほとんどのところが光で照らされている。
「あれ?あそこで座ってる女の子、迷子か?」
座りながら周りをキョロキョロしている少女を見つけた。俺は迷子かと思い、話しかけようとする。
「ねぇ、もしかして迷子?」
そう聞くと、少女は少ししょぼくれた顔をして俺に話す。
「おかあさん、どっかいっちゃった……」
あー、お母さんとはぐれたのか?
「お兄さんと一緒におかあさん探しに行く?」
「うん!」
即答だった。やっぱり、お母さんがいないと寂しいのだろうか。
「おかあさんがどこに行ったのかわかる?」
「わかる!えっとね、あっち!」
少女が指を指した方向は、明かりがついていない薄暗いところだった。
「じゃあ、あそこに行く?」
「うん!」
うげぇ、何かやばい雰囲気あるんだけどなぁ。
「じゃあ、いこっか?」
「うん!」
さあ、覚悟を決めろ。
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「なんだここ、さっき居たところとは全然違うぞ?なんかジメジメしてるし」
「おにいちゃん、だいじょうぶ?」
癒しだなぁ、まじで、この子居なかったらもう逃げ出してたかもしれない。
「一応怖いからすぐに従魔を出せる準備は出来てるけど、不意打ち来たら終わるよな、これ」
一応ルール上では従魔を街で出すのは控えてくださいって書いてあるしな。
ガサッ
「なんだ?誰かいるな」
今音がしたぞ、音的にはネズミとかの音ではないな、なんだろう、人間が鳴らす音か?この音は。
「おかあさーん、どこー!」
「あなたの娘が探してますよー!」
シーン
「うーん、返事がないなぁ、もう他のところに行っちゃったのかな?」
「ねぇ、おかあさん見つからないし、戻る?」
「わかったー……」
ダッダッダッダ!
「危ない!」
「きゃっ!」
ドサッ!
「スーラ、ライム、出てこい!」
『スーラ、さんじょー!』
『どうしました?』
「どこかに俺らを狙っている輩が居る!スーラはその女の子を守って!そして俺とライムは見つけたら攻撃だ!」
『わかったー!』
『了解』
「どこだ?どこにいる?」
分からない、分からないぞ!一体どうやって!
にゅーん
「影だ!」
影から何かが出てきて攻撃している!出てきたところを叩けば出てくるか?
ザンッ!
「危ねぇ!だけど隙だらけだ!」
ザシュ!
「OK、当たった、それに出てくるな」
感覚で出てくるのがわかる。
「ライム、出てきたらやるぞ」
『了解』
にゅーん
「出てきた!って人型?」
ザンッ!
「ヤバっ!ライム頼む!」
攻撃を食らってしまった。斬撃か?全然見えなかった。
『毒魔法 ポイズンバレット!』
『回復まほー ヒール!』
「ありがとうスーラ、助かった!」
黒い人見たいなのが襲いかかっている。
「なにかの実験か?」
影に染まった人が俺を狙い走り出す。
ブンっ!
シューン
「あめーんだよ、こっちも武器持ってんだよ、そんな隙だらけで走り出したらやられるに決まってるだろ?」
でも、アイツなんなんだ?殴った瞬間消えてしまったぞ。
「スーラ、もういいぞ」
『わかった!』
「スーラ、ライムとりあえずありがとうな、戻すぞ?」
『うん!』
『それでは』
俺は従魔をボックスに戻し、少女に話しかける。
「大丈夫か?」
「う、うん」
「じゃあ、戻ろっか」
「うん」
その後は、黒い影が襲いかかることも無く、普通に戻れた。一体あれは何だったんだ?
あうあうあうあうあう
6時位に投稿予定……




