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やり込み厨テイマーの育成日記  作者: ぷにわぁす
導入 第一章 哀愁漂う闇の誘い
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悪夢に淡い希望を抱いて③

どうも、ベニテングダケです。

何回死んだ?もう数えられないぐらい死んでそうだが、俺を囲っているモンスターはどく気配がない。




『はははっ!』




アイツは笑ってばっかだし、何なんだろうな。




「うがっ!」




また死んだ、今度はワイルドラビットに蹴られたか、もう、死んでもなにも感情が湧かなくなってきたな、確か、このゲーム痛覚設定が現実の10%位だったな。




「ゴボボボ!」




今度はスライムか、あー、何もしたく無くなってきたな。もう早く終わってくれ。






『それでいいの?』





なんだ?今の声、それでいいのって、この状況で何か出来る方が凄いだろ。





『諦めるの?』




諦めるしかないだろ、俺一人VSモンスターの大群+ボスだぞ、こちとら近距離武器のよく分からない杖一本だけだぞ、無理だろ。





『"仲間"が戦ってるよ?』




仲間?俺に仲間っていたっけな?仲間、分からんな、考えると頭が痛くなってくる。





『きっと全員死ぬよ?』




だからわかんねぇんだって、誰なんだよ。




『あの子も必死にあなたを信じて抵抗してるよ?』



『もうすぐ飲み込まれちゃうよ?』




あの子って何だよ、てか、お前は誰だよまず。こっちは死にながら話してるんだよ、姿くらい見せてくれよ。





『違和感を感じないの?』




へ?





『あなたは最初からその"杖"を持っていたの?』





いや、確か、俺の最初の武器は"弓"だったはずじゃ?





『その杖を、なんであなたが持ってるの?』




いや、そんなの金を貯めて買ったに決まってるだろ。盗んだりとかして盗った訳では無いからな?




『弓と体術で、そんなに性能が高い杖が短い期間で買えるほど稼げるの?』




『あなた一人で、あなたが今背負っている罪位のモンスターが狩れるの?』




は?なに いってんだよ。おれは ずっとひとりじゃ?




『えっとね!僕ね!お兄さんの"仲間"に入れて欲しいんだ!』




あたまがいたい。のうがわれそうだ。




『その杖、防具、今のあなたのステータス、全て、1人じゃ成し遂げられなかった』





『仲間がいたから、今のあなたに繋がった』




ああ、そうだ、そうだ、忘れていた。




俺一人で、何が出来る?




大してステータスが高くない、技術もないのに何勝手に自分一人だけの功績にしてるんだ?自惚れんなよ。




気づけば頭の痛みも治まってきたな。




『今なら、わかるでしょ?』




ああ、アイツがいっぱい殺ってくれたおかげで、まだ余裕はある。




ごめんな、忘れていたよ。もう、忘れない。




だから、力を貸してくれ。




「スーラ!」




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



『ここ、どこ?』




暗くて良く見えないよぉ、サナはどこなの?




『サナー!いたら返事してー!』




何も返ってこない、静寂しか残らない。




『サナー!ってこれなに?』




キラキラとしたものだ、スーラは思わず触れてしまう。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



『なあ、お前さんよ、大きくなったら何がしたい?』




どこかの森の老いたモノが言う。




『この世界を探検してみたいな!』




『そうか』




『世界の果てを見てみるんだ!みんなが見た事ない景色を見て、これをみんなに伝えるんだ!』




『ええ心がけじゃのう』




『じゃが、よく聞いとけ、この世界は思いもしないことで溢れてる、危険な事だったり、ひょんな事で死んでしまうかもしれん』




『よくわかんないー!』




『まあまあ、簡単に言うとな?、命は1つだけじゃ、だから、安全に行動をするのじゃ』




『わかったー!』




『約束じゃぞ?』




『うん!』



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



『懐かしい記憶だけど、なんでこんなところで思い出すのかな?』




『早く??のところに行かなくちゃ』




『あれ?誰のところに行くんだっけ?』




『サ、サ、サ、うーん、出てこないよー!』




おかしいよ、絶対に忘れられない記憶を忘れちゃってる。




『どうしよう!』




耐えるしかないのかな?




『サ、サ、サ、サ!』




絶対に忘れてなるもんか!




『サ、サ、サ』




あれ?僕ってなんだろ?




でも、絶対に忘れちゃいけない事があるのはわかる。




耐える、耐える、耐える。






何分?もしくは何時間たっただろうか。





まだ、覚えてやる。





まだ、まだだ!




すると、真っ暗だった空間に光が現れる。




『あれはなんだろう、優しい感じがする』




『スーラ!』




『!!』




あれに、入らなきゃ!




スーラは光に飛び込んだ。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




柔らかい何かが飛び込んできた、新鮮で、懐かしくて、嬉しい感情が湧き出る。




モンスター達は光に怯え少し離れたところにいる。




「スーラ!」




『さなぁ!忘れちゃうかと思ったよぉ!』




『バカな、私の術式は完璧だったはずじゃ!?』




『主の"遺品"を継承する者よ』




「なんだ?」




『かしこまっても、仕方がないですね、もう時間が無いです』




『あなた達には罪があります、だけど、その罪は1人で背負うモノではない。でも、あれは全てを1人に押し付けました。』




『お前は私に何を言っているのだ!』




『あなた達?』




「はい?」




『なに?』




『あなた達に、これを預けます』




そう言って、姿を現した何か神々しい鳥みたいなのが、俺とスーラに黒いふよふよした何かを渡してきて、それは、俺たちの体の中に入っていった。




『これで、頑張ってください』




「いや、これが何なのか教えてよ!」




『いつか、私があなたの従魔となる時が来るまで…』




消えた、なんも言わずに消えた。





______________________


称号獲得


「反逆者」


上に立つ者への特攻を得る、上に立つ者からの攻撃の耐性が付く。


______________________





「なんだこれ、でも、何故か体が凄い動きやすくなってる」




『スーラも!』




『なんなんだよ、こんな展開はあるわけないだろ?全て踏み潰してやれ!』




モンスターの大群が俺たちに迫ってくる。




「スーラ、行けるよな?」




『うん!』




俺達も走り出す。




2対大群、他者から見ればどちらが勝つなんて一目瞭然だったが、この二人は違う。




大ピンチを乗り越えた先には、大チャンスが来るだろ?




残機 残り72




今日もここでおしまい。



気長に見てってね。



明日の5時に投稿です。



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