第1話
どうも、ベニテングダケです。
良かったら見てってね。
俺はあの白い世界を離れたあと、初期スポーン地の広場に来ていた。
「おー、ついにここに来たんだなー!」
と、思っていたら。
「オラッ!邪魔だ!」
「やっぱ、どのゲームでもこんなやつはいるよなぁ」
と呟いた俺に叫んでいたやつが近づいてきた。
「ハハッ!見ろよこいつ!テイマーだぜ!」
「めんどくさぁ」
「面倒臭いとはなんだ!俺はせっかくお前のために俺の時間を使ってそのクソみたいな職業を辞めさせようとしているのに!」
「別にどんな職業でも良くないか?」
「いいぜ説明してやるよ!その職業はなぁ!不人気職業の第1位なんだよ!それはただ単に選ばれていないのでは無い!ちゃんとした理由があるんだよ!」
「聞いてやるよ」
「テイマーはまず金がかかる!モンスターの装備品やテイムするのにもだって金がかかる!」
「プラスでパーティにもろくに組めやしない!なぜならテイムモンスターが全部仲間の経験値をかっさらっていくからなぁ!」
「ふぅん、じゃあ俺はこの職業だと永遠に強くなれないってことか?」
「ああ!そうだが?」
「じゃあ、もしお前に勝つことができるとしたら?」
「そんなことあるはずねぇだろうが!俺はベータテストから参加しているんだぞ!ついたあだ名は暴虐のバーリッシュだとなぁ!」
「もし俺が勝ったらどうする?」
「そんなわけあるはずもねぇが、言ってやるよ! もしお前が勝ったんならこの俺がお前に向かって土下座してやるよ!」
「言ったな?」
「言ったぞ!まあ、この俺が負けるはずもねぇがな!」
「じゃあもういいか?」
「いや、待てよ。この俺が助言してやったんだから情報料、ほら」
はあ!?こいつ、何考えてやがる!
「いや、嫌なのだが」
「ああん?今殺されてぇか?」
クソ、出すしかねぇか。
「これしかねぇがやってやるよ!」
「違うだろ?やってやるよじゃなくてお納めしますだろ?」
「ッ!お、お納め、します」
「頂いたぜぃ」
そう言ってヤツは去っていった。
「クソッ、絶対強くなってやる!」
そう言って俺は最初のフィールドへ駆け出して行った。
今日の5時にもう一度投稿します。
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