襟裳岬
1971年 7月8日
深夜に雨と風が急に激しくなりテントが飛んでしまうのではと不安な一夜を
過ごしたのだが、基本どうりにテントの周りに溝を掘っておいたので
テントの中まで水が入って来る事はなく無事に朝を迎えた。
キャンプしているところから恵庭岳が見える、その裏側にある
「オコタンペ湖」に向かう。
その後、国道453号線を北上して、翌年に行われる冬季札幌オリンピックの
会場となる真駒内へ、札幌市内はあとでじっくり巡ることにして
国道230号線を「洞爺湖」方面に向かう。
国道230号線走り続けて「洞爺湖」に着いた。
「洞爺湖」は昨日来たのだが反対側からの眺めも又良い、行っていなかった
昭和新山へ、そして南下して室蘭に着くがこれといって見るところもなく
「倶多楽湖」へさらに白老コタンに寄って苫小牧から「支笏湖」に戻り
長い一日が終了。
7月9日
もう見るところもなくなったのでこれから向かう先を襟裳岬と決めて
支笏湖を離れる。
2度目となる苫小牧への国道276号線は別名自衛隊道路と呼ばれて
いるそうで、その名前のとおり私の前をホロ付きのトラックが
何台も走っていて自衛隊員が向かい合って座っていた。
苫小牧から国道235号線に入り襟裳岬に向かってひたすら走る。
この日は襟裳岬のユースホステルに早めに予約の電話を入れておいた。
このあと何度も当日に予約をいれる事になるのだがほとんど
断られた事がない。
たとえ満室でもどこか別の所に同じ料金で泊めさせてくれた。
競走馬の生産牧場の多い海岸線をゆっくり走り襟裳岬に着く、
ユースホステルに荷物を置いて灯台のある岬に行ってみた。
数年後に森進一の「襟裳岬」がヒットして有名になるのだが、
当時は歌の通り灯台だけで何もなく霧笛だけが鳴っていた。
「襟裳岬」 1974年 ビクター音楽産業
歌手:吉田拓郎
作詞:岡本おさみ
作曲:吉田拓郎
https://www.youtube.com/watch?v=Hbr8TExFrlY