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和製イージーライダーの旅日記  作者: 広瀬修一
7/24

北海道


1971年 7月6日

大間から朝一番のフェリーに乗って函館へ

昨日一緒に行動することになった彼の名前も顔も今でははっきりしないが、

彼のオートバイと私が一緒に写った写真だけが残っている。

とりあえずA君という事にして洞爺湖まではA君と一緒なので

見学するところはA君に合わせることにした。


待望の北海道の玄関口である函館港に着いてすぐ、二人で近くにある

函館山に行ってみた。

今はどうなのかは知らないが、当時はオートバイは通行禁止で

麓からロープウェイに乗って登ることにした。

眺めの素晴らしい場所だった。


そしてこれも定番の五稜郭に行く。

他にもどこかへ行ったはずだが自分で考えて場所を決めなかったせいか

記憶が定かでなく写真もない。

A君がテントを持っていなかったので彼が泊まる予定だった

大沼公園にあるユースポステルに予約を入れてから向かった。



7月7日

朝を迎えてA君と相談して大沼と小沼を一周ぐるっと回ってから

国道5号線に戻るつもりで出発したのだがこれが間違いだった。


ユースホステル側の道は舗装されていたのだが湖の向こう側の道は

未舗装だった。

そして砂利が敷き詰められていたのだが、これが砂利とはいえないぐらい

ゴツゴツの砕いた岩を敷き詰めた道路だった。

何度もハンドルを取られて転びそうになりながら

北海道の道路の洗礼を受けた。


もっともこのころの北海道には国道といえども舗装されていない道路が

たくさんあって何度か同じことを味わうことになる。


それでも北海道の道路はまっ直だし広々して車も少なく本州とは

比べ物にならない。

国道5号線を気持ちよく走りニセコ富士を行く手に眺めながら走り

洞爺湖に着いた。


A君とはここでお別れであるが二日間一緒にいたので少し寂しいが

また再会できることを祈って別れた。


そのあと私は支笏湖のキャンプ場に行ってテントを張った。

しばらくはここをベースキャンプにして2~3日滞在することにした。

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