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和製イージーライダーの旅日記  作者: 広瀬修一
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恐山


1971年 7月4日

柏崎の海岸で朝を迎えたが

学校が近いのか子供達の声が聞こえてくる。


このころ日本海側で拉致事件が頻繁におきていることを考えると

一人で海岸にキャンプなんかしてたらけっこう危なかったんだなと思う。


天気はどんよりしていて又雨になりそうな予感をいだかせる。


テントをたたみ出発して海岸線から国道8号線に戻り北を目指す。


新潟市に着き佐渡島に行こうかと迷ったが、北海道を目指すことに決め

北上、新潟からは国道7号線へと替わり、新発田を過ぎ山形県に近づくと

海沿いの道になり山形県に入ると再び内陸へ、さらに北上を続け酒田市に

入って秋田県に近づくともう一度海沿いの道になる。


ただひたすら走って秋田市を過ぎ男鹿半島の手前の海岸で2回目の

テントを張る。


7月5日

昨日は雨が降らなかったが梅雨なのでこの日もどんよりとして

天気が悪い。


ちょっと寄り道をして男鹿半島に行ってみた。


そのあと八郎潟を横目に国道7号線に戻り能代市を通過。


大館市の手前で道を間違え国道103号線に入ってしまい十和田方面へ、

しばらく走ってから気づき慌てて引き返し国道7号線に戻る。


弘前城で休憩がてら散策、その後一気に青森市を抜け国道4号線に入る。

野辺地から国道279号線に入り下北半島へ、2日間走り続けしかもテント

だったのと明日は念願の北海道ということで、ゆっくり過ごしたいと思い

大間崎のユースホステルに予約の電話を入れておいた。


その途中にある恐山はどうしても行ってみたかったので寄り道をした。


曇っていので雰囲気がよく出ていて思ったとおりの場所で満足だった。


ユースホステルに着いて夕食まで少し時間があったので荷物を置いて

仏ヶ浦まで行ってみた。


すぐ近くだと思っていたが、けっこう時間がかかり帰ってきたら

暗くなっていた。


ユースホステルでホンダCB350のオートバイに乗った東京の大学生と

同室になり仲良くなったのでしばらく一緒に走ることにした。


みんな明日は同じフェリーで北海道に渡るので話が弾む、消灯時間まで

楽しく過ごした。


いよいよ明日は北海道だ。

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