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和製イージーライダーの旅日記  作者: 広瀬修一
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旅への準備



1971年3月

それで北海道をオートバイに乗って思いっきり走り回ってやろうと思い、

計画を立て、日数は大まかに2ヶ月ぐらいと考え7月1日から

8月いっぱいぐらいにしてみました。


コースは行きは日本海側を進み青森市で交差して、下北半島の大間崎から

フェリーに乗って函館へ、帰りは現在の青函トンネルに近いところにある

福島町から竜飛岬へとフェリーで渡り再び青森で交差して十和田から

太平洋側を通ることにし、北海道では細かい計画は立てずに、

1ヶ月ぐらいかけて自由気ままに回ろうと考えました。


そして泊まるのは基本、キャンプ場でのテントにして、気に入った

場所では何日でも連続して泊まり、キャンプ場がなければ駅で、

そして疲れがたまった時のためにユースホステルの会員にも

なっておくことにしました。


実際には北海道に行ったらキャンプより食事の心配がなく料金も安い

ユースホステルの方を多く利用することになってしまいました。


ユースホステルの会員になるとオートバイの馴らしも兼ねて長野県や

福井県に一泊のツーリングに出かけてみました。


長距離のツーリングに必要なものをチェックして、テントや寝袋は

もちろん、簡単な故障は自分で直せるようにパンクの修理セットや

工具、プラグ等の交換用のパーツもそろえました。


5月の契約満期が近づいてきたのですが、出発の予定が7月なので

ギリギリまで働いて少しでも旅費を貯めておこうと思い、2ヶ月間の

契約延長をすることにしました。


工具や雨具を入れておくためのサイドバックを、左右に金具で固定して

取り付けたので、オートバイが安定し、荷物もスッキリ積むことが

できるようになりました。


サイドバンパーをつけておくと、万が一転倒したときに、荷物や

オートバイを守ることができると思い、名古屋市内のオートバイ専門の

パーツ屋さんに出かけていった時のことでした。


名古屋市内を走っていると、大きな映画の看板が目にとまりました。


いつもなら、す通りするのですが、その看板には大型のオートバイの

ハーレーダビットソンが2台、描かれていて、そのハンドルは大きく

曲がっていて、オートバイに乗っていた長髪の男もかっこよかったので

誘われるようにその映画館に入っていったのです。

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