内緒だよ! 私の好きな人。
私の名前は、『石渡 三七』12歳の小学6年生。
私ね、、、?
実は、ずっと好きな人がいるんだよ!
その男の子は、他校の子でね、、、!
私と同じ6年生の男の子なんだよ。
背も高くって、凄くカッコイイの、、、!
勉強もスポーツも出来る男の子なんだよ!
私は、同じクラスの仲がイイ女友達2人と私たちの好きな男の子の話を
して盛り上がるんだよ!
『ねえねえ? 三七ちゃんは、好きな男の子とかいるの、、、?』
『えぇ!? いるよ~!』
『どんな子? どんな子?』
『うちの学校の男の子じゃないんだ~!』
『えぇ!? 違う学校の男の子なの、、、?』
『そうだよ~! つかさちゃんは、好きな男の子いるの、、、?』
『いるよ! わたしの好きな男の子は、“森永君”なんだ~!』
『えぇーーええ!? 嘘、一番男子の中でも人気がある男子じゃん!』
『みくは、いるの、、、?』
『あたしもいるけど、、、? あんまり言いたくないな~』
『どうしてよ! わたしたちは言ったじゃん! みくも言いなよ!』
『だって! あたしの好きな男性は、中塚先生だから!』
『えぇ!? 先生なの、、、?』
『なんか? オトナな恋愛って感じだよねぇ~!』
『えぇ!? そうかな?』
『うん!』
『私もそう思うよ!』
『なんか? 照れくさいね、、、!』
『うんうん。』
▽
私たち3人は、仲がイイから好きな男の子の事も教え合える仲なの、、、!
私は何でも、2人には言えると思う。
隠し事を2人にしたことがない、、、!
きっと、2人も私と同じ気持ちだと思っているのよ、、、!
でもね、、、?
ある時、私は気づいてしまったの、、、!
つかさちゃんと森永君が、二人で学校帰りに一緒に家に帰ってるところ。
私とみくは、遠くから二人を見ていたのだけど、話しかけなかったわ、、、!
でも、次の日、、、。
私とみくは、つかさちゃんに言ったの、、、!
『つかさちゃんって? 森永君と付き合ってるの、、、?』
『えぇ!? ・・・どうして?』
『昨日、私たち見ちゃったんだ~つかさちゃんと森永君が一緒に帰ってる
ところ、、、どうなの? どうなの?』
『・・・まあ、付き合ってるまではいかないんだけどね! 上手くいって
るのは、間違いないと思うな~!』
『それって? “イイ仲”って事かな?』
『・・・うーん? まあ、そう言う事かな~!』
『良かったね!』
『なんか? あたしまで嬉しくなっちゃうよ~!』
『ありがとう、二人とも。』
『うん!』
『うん。』
▼
それから、数日後、、、。
今度は、みくと中塚先生が二人で仲良さそうにしているところを
私とつかさちゃんが見てしまった、、、!?
だから、私とつかさちゃんでみくに聞いたわ、、、!
『ねえ、みく? 中塚先生とどうなってるのよ、、、?』
『どうなってるって、、、? “先生と生徒の関係”だよ!』
『ふーん? なんだか、みくと中塚先生が凄く仲良さそうに見えたから?』
『まあ、他の生徒よりあたしが一番、先生と仲がイイかもしれないけどね!』
『なんか? みく、嬉しそうだね!』
『中塚先生の事を話している時のみく、すんごく嬉しそうに話すよねぇ~』
『・・・そうかな?』
『うん!』
『そうだよ!』
▽
そんな私だけ、好きな男の子が他校の男の子ということもあってか、、、!?
うまくいかない、、、!
どうしたらいいんだろうと思っていたら、、、?
私の学校が火事になって! 全部、燃えちゃった、、、!
火事になったのは、平日の水曜日、AM10:20頃だったと思う...。
一瞬で、火の炎が燃え盛るように校舎を焼き尽くしたわ!
私たちは、たまたま一番下の階で授業をしてて、逃げ遅れてしまったの。
火事の原因は、、、?
【放火】だったらしい。
他校の男の子の仕業だという話...。
犯人は、未だに捕まっていないのよ!
この火事が起きたのは、、、?
かれこれ、20年前の話よ。
*
・・・そう、もう私たちはこの世にいないのよ。
そして、私の好きな男の子は、、、?
他校の男の子、、、。
そう、私たちの学校に火を付けた放火魔の男の子の事よ。
私は、たまたま一瞬だったけど、、、?
見てしまったのよ!
そのことは今でも、私の目に焼き付いているわ!
アノ男の子が、ライターに新聞紙を丸めて石油をまいて火をつけたところを...。
まさか、、、!?
あれが、【放火】だったなんて! 私が死んでから分かった事よ。
今頃、彼は36歳になっているのね!
私の好きな男の子は、元気にしているのかしら、、、?
最後までお読みいただきありがとうございます。




