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第52話 見せて

「お、すごい!見せて!」

ぼくは喜びながらヒカルちゃんのパソコンの前に移動する。

そしてヒカルちゃんのPCの画面を見る。

きちんとクラウドサーバを使いこなしているのも確認した。


「今回の脱走犯の正面画像だけで、全部の顔画像から検出してみたよ!」

ヒカルちゃんはそう説明しながら、そのフォルダを開いた。

パラパラパラとたくさんの顔画像が出てくる。

ある程度きれいに検出できているようだった。


「お、どのぐらいでた??」

ぼくが数を聞いた。

データサイエンスにおいて、オーダつまり桁が常に大事だ。

今回のやり方による今回扱うデータとの相性、つまり精度が知りたい。


「やっぱり結構出たんだよね!」

ヒカルちゃんは最初の予測どおり今の仕組みはそんなに精度が高くない結果が出たことを説明してくれた。

デフォメルトの仕組みを使っているのでいきなりそんなに高い精度は出ないという話だった。

しかし、出ないよりはずっといいということは変わらない。


「なるほどね。5人だけビシッと探したいけど、1000人ぐらいでちゃってるかな?」

ぼくがヒカルちゃんに聞く。


「そうなんだよ!」

ヒカルちゃんがぼくに答える


「そっか」

ぼくはうなずく。

ここから絞っていく方法を考えていく必要がある。

ところがとなりにいた高崎くんのテンションが上がっていた。


「え、1000人に絞れたんですか?この短期間で??」

高崎くんがそのやりとりを聞いて驚く。

彼女からすると信じられないことだった。

もっとたくさんの人物に聞き込みをしなければいけないというのがあたりまえのことのようだった。


「うん」

ぼくらは頷いた。


「100人で捜査したら10人ずつ確認すれば終わるじゃないですか!」

高崎くんが即座に計算してテンションを上げながら言った!

たしかに計算上はそうかもしれないが、ぼくらからすると流石にされは大変すぎるんじゃないかという思いがあった。


「お手柄ですよ!!ヒカルちゃん!!」

高崎くんが喜んでいる。


「うん、もっと精度上げたいけどね!それより先に!この人たちが何時にどのカメラに映ったのかが出る仕組みを作ったよ!」

ヒカルちゃんはさらに先回りをして、プログラムを書いていた。


「え!それも作ったの?」

ぼくが聞いた。


「うん、Webサービスにできるクオリティじゃないけどね!」

そう、自分で使うためのサービスと誰でも使えるようにするには結構な差がある。


「ありがとう、これ全部印刷して資料にして、捜査開始しますね!これがあればすぐだわ!!」

高崎くんはテンションが上がっている。


「え、紙に印刷するの??この時代に??」

ぼくが驚いて聞いた。まさか紙を配るの・・・?


「はい!まだ電子機器使えない人たくさんいますので!」

高崎くんはあたりまえのように言った。


「うへー、そこから解決しないといけないか、、、」

ぼくはつぶやきながらやるべきことを考え始めた。


「とりあえず資料で捜査開始しますね!」

高崎くんはそんなぼくらを後にして走り出した。


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