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実際には起こりえない現実のお話

第2話でありんす

とりあえずこれ投稿したら試験終わるまで様子見


一週間ほどで終わるけどまあアクセス数を見て続けるかどうかだなあ

気分によっては投稿するかもしれんけど


7/3加筆しながら全体修正

 ある少年は困っていた


 それはもうどこにでもいそうな主人公のごとく(拝啓 お父様 お母様……)という下りをしてしまいそうな程に困っていた


 少年について話そう

 少年は特に留年もせず、そこそこ不自由のない程度には恵まれた環境でそこそこいい、だいたい全国偏差値60前後といえばいいんだろうか、そんな高校に通っている17歳だ。

 高校に入ってからもそこそこいい成績をとり。将来はまだあやふやだがきっと理系のものを活かせられる職に就くんだろうなーと思っていた。なおこの少年は多趣味である。


 そんな少年だが先ほどいったように困っていた。なぜか、周りを見てみよう


 右:中世の貴族のような服装を着て少年を品定めするように見ている

 左:上に同じ

 下:なにやらたいそうな魔法陣が少年を中心に描かれている

 前:魔法使いのような黒のローブを羽織った者が魔法陣に手をつけ奥にいかにも王様らしき者が歓喜の目で少年を見ている


 ちなみに王様らしき人の脇には先ほどいった魔法使いらしき人と同じ服装の者が複数人顔に汗を浮かばせながら立っていた


 つまり異世界に召喚されたのだと言えよう


 このような本来現実には起こりえない現象に陥った困惑している少年は様々な考えが過ぎったのちこう思った


(ああ、夢だよな)



~~


 どうしてこうなったんだろう


「どうかこの我々を魔物の驚異から救ってください! 勇者様!」


 これは夢なんだよな?


「いや、そんなことをいわれましても……」


 なんで勇者っていわれてるんだ? 夢だからか


「貴様!我らが王の願いを断るつもりか!この無礼者め!」


 いや、それこそそんなこといわれましてもとしか言いようがないんだが


「黙れ!どんなことがあろうがこのお方は神の陣から召還された勇者!そのような口をきくでない!」


「あの、まずどういうことか教えてくれませんか?」


 俺って勇者とか英雄願望でもあったのだろうか



――貴族は王様が追い払いました――



 説明されたことを要約するとこうらしい↓

 なんか定期的にある魔物の進行がアカン雰囲気

 そのとき俺がここに来たとき下に描かれてた陣が光った=魔王が活発化してきたということらしい


 魔王が活発化?と聞いたら予言の書に書かれてたことだという


 予言の書とは?と聞いたら一冊の古そうな本を取りだして(手をついていた魔法使いっぽい人の中で一番偉そうなやつが持ってた)遙か昔にあった本といわれているらしいと王様は言ってきた

 そこに書かれてることを簡単に言えば


『魔王が人間を滅ぼす準備が終わったら活発化してそれに反応して神の陣が光るのでそこから勇者を召還しましょう。』


 ということらしい


 その神の陣は何?と聞いたら予言書と一緒にあったものだと言われ、この建物自体当時からあったという(なぜ風化もせずにあるかは魔法で守られているかららしい)



『魔法』



 そう、魔法なのだ。魔法があると聞いたとき俺はまず喜んだね、もちろん心の中でだけど。

 何せ前の世界ではそんな物フィクションでしかなかったのだから。


 現実にないもの、そういうのに俺は少し憧れてたんだ。それができる、うれしくなるのも仕方のないことだろう?


 ちなみにこれが夢かどうかだが、ここまで意識のはっきりして現実味がありすぎるこの状態を夢と言い切るのは難しいのでとりあえずは現実に起こっていると思っている。


「そういえば勇者様」


「なんですか王様」


「まだ大事なことを聞いておりませんでした、私の名は現ラトキア王国国王ウィニル・ラトキアともうします。勇者様の名は?」


「……っと、これは失礼しました。私の名前は功利、高良功利です。ファーストネームが功利です」


「わかりました功利様、我々は功利様を勇者として厚く歓迎いたしましょう。」


「いや、ちょっと待ってください」


「なんでしょうか?」


「そういえばまだ重要なことを訊くのを忘れてました、どうして俺がこの世界に勇者として召還されたのですか?」


「神がお選びになったからでしょう、何せあの陣は神がお作りになったもの。預言書ではこれは神が選定するものと書かれております。ゆえに功利様には勇者として選ばれる何かがあったのではないでしょうか」


 うーむ、そんなもんなのか

 神って、一応現代では宗教や哲学上のものでしかなく理系の俺にとってはそんなに意味のないものだと思っていたんだが……この世界には神はいるのだろうか、一応魔法というファンタジックな代物もあるし信じても構わないと思うんだが。

 ふむ、とりあえず魔法にはすごく興味があるんだよなあ。いったいどういう形なのだろうか


 まてよ、俺まだ魔法使えるかどうかもわからないじゃないか。いやだが一応便宜上神が選んでいるんだよなあ。そうじゃなくてもさすがに勇者を選ぶっていう魔方陣だというのだから俺には何かしらの才能があるんだと思う。あくまで客観的に見たことで自画自賛じゃないぞ。とりあえず俺は特に召喚されるほどの特技等を持ち合わせていない、まあせいぜい親の勧めで武道を嗜んだ事もあるがそれだけであって特に何かしらあったわけではない。ならばその才能は魔法系と考えてもよいだろうか。とりあえず実際に使ってみないとわからないが……


「功利様、とりあえず今宵はすでに遅いのでお開きとしてまた後日詳しいことを聞いてよろしいでしょうか」


「あ、わかりました。とりあえずこちらでもいろいろと考えておきます」


まあいろいろと考えたが帰るということは考えていない。一回帰ったら戻れなくなるかもしれないだろ?



「ではこちらのほうで寝室を用意しておりますので案内します。


 誰か、勇者様を案内しろ」

「はい、では私が」


いかにも騎士というような風貌の人がでてきた。なんというか、わかりやすい。


「では功利様、この者についていただければよいので今夜はごゆっくりお休みください」


「あ、ありがとうございます」


 雰囲気の切り替え方すごいなあ、これが王のカリスマというやつなのか


 廊下の方に出て窓を見ればもう夜だった、と思えば召喚した時間自体が夜だったとのこと

 そして部屋に入ったのだが、なかなか豪華なところで

 ……天蓋付のベッドは初めて見たよ。すごいフカフカだし、素材なに使ってんだろうか

 明かりはガラスの中に炎が浮かんでるし。これも魔法なんだろうか


 なお騎士と思われる人は案内し終わったら普通に去って行った


 この世界の文化レベルはおそらく中世に該当するだろう。俺は文系じゃなくてバリバリの理系だからなあ、歴史関連は最低限しかやってない

 だが本来の中世でもこんな夜遅くまで活動してないだろう、明かりは貴重なものだし

 そこは魔法でカバーをしている。まあこの世界は化学じゃなくて魔法が発達した世界と考えていいだろう。


「魔法、魔法かあ…」


 ここの魔法はいったいどんな形式をしているんだろうか……明かりを魔法で使っているように見えるし魔力は貯蓄可能で生活的にも役立つものなのだろう。

 本当に楽しみだなあ、友達にもこの世界を見せてやりたいよ。



 ……あ、そっか

 俺独りぼっちになるのか


 うん、なぜ今まで気づかなかったのかというほどのことだな。


 そうか、まだ文化レベルは現代に追いついていないからいつもやってることもできんし、ある意味情報から隔離されたことにもなるのか……

 日課ネットサーフィンが禁止となるとある意味かなりやばいんだがでもそれと魔法どっちをとるかと聞かれたらやっぱ魔法なんだよなぁ。

 友達とバカできないというのがとても痛いことだがそのうち慣れると信じたい。


 とりあえず今は寝よう、寝てもし本当にこれが夢で起きて現代だったらそれでよし、ここのままだったらそれはそれでうれしいからよし。寝たらわかることだ。


「じゃあ寝るk「ふむ、これが今代(こんだい)か」……え?」


寝ようと思ったらなんか仮面つけた不審者っぽい人が来た……しかもなんかドクロの顔した人魂も連れて、どういう展開だよこれ


「チッ、やっぱ召喚されてたか。まあ召喚されてない確率なんてほぼなかったからな、次元移動でもしないとあれほど膨大なエネルギーは感知されないだろうし」


「え? ちょ」


「まあ仕方のない事さ、俺にはもう関係ないことだしどうでもいいことだし」


「あの、その」


「だよなぁ……クソっ、実物を見た以上事実を受け止めるしかないか」


「お、おい」


「まったく、またここのやつらは召喚しやがって……今代にも先代と同じような説明をしたんだろうなあ、さながらNPCのように」


「む? ということは魔王のほうの今代が調子に乗っちゃったということか? 無茶しやがって」


「そうだな、また魔王は倒されるんだな。魔王? あいつはいい奴だったよ」


「は、」


「「は?」」


「話を、聞けええええ!」


 なんだよこいつら……出会っていきなりそっちの方で話し込みやがって


「なんだ、実は寂しがり屋だったのか? 話しかけてこなくて私寂しかったの、ということか……乙女か君は」


「違うわ! いきなりここにきてなんなんだよお前らは!」


「ああちなみに暴れても無駄だぞ、ここはもう外に中の状況を感知させない結界を張ってある、つまり抵抗しても無駄だ」

「聞けよ!」

「まあ落ちつけよ今代、それより私の話を聞いてくれ」

「いやそうじゃなくてだなあ」





「君は本当にここの人間共に利用されていいのか?」


「…は?」


 なに言ってんだこいつ、なんて質問をして……言ってることもまあ分かるが


「いやなに、何も知らない状態の君にこんな質問をしても無駄だろうけど

 ただありのままに答えてくれたらいい」


 だからってそんな、この世界の人どもを皆殺しにするかどうかという質問と同じだぞそれ


「いやそんなの…いちいち召喚されるくらいなんだから俺しか魔王とか倒せる人いないんだろうし、どうせだったら戦うよ」


「まあ予想通りの答えだね、だがこの時点で召喚された君しか魔王を倒せないと結論付けたのはなかなかいい。君は意外と頭が回るんだね」


「一応そこそこいい高校行ってたんだよ。この世界の住民に行っても意味はわからないだろうけどさ」


「……フフ。まあそうか、一応その答えを覚えておけよ? 自分で言ったことなんだしさ」


「あ、ああ……ていうかお前!」


まだ聞きたいこと全然聞いてないっていうのにこいつは!


「残念ながら私が訊きたいことはもう終わった、だから逃げさせてもらおう」


「まてよおい!」


「お、終わったのか? なかなか話の区切りみつからないから口をはさむ気にならなかったぞ」


またなんか変なドクロがでてくるし、なんなんだよこいつらは……


「なんだいたのか、空気だな君は」


「ここに来たとき話してただろう、若年性アルツハイマーとかいうんじゃないんだろうな」


って、なんかそれ違くないか?


「私は40~50代でもないしそれはちょっと違う気がするよ、そんなわけで今代さんにはまた会うことになるだろう

 その時に君の質問に答えよう」


「お、おい!」


「では、さようなら」


 そう言ったとたん元からいなかったかのように消え去った



 なんだったんだあいつらは…………

修正したのである程度マシにはなってるはず


謎の不審者…いったい何者なんだ……


たぶんまだおかしいところはあると思うので気兼ねなくギスギスと言ってください、興奮しません


1話ごとの文字数どうしよう

とりあえず4000前後と考えているんですが少ないでしょうか

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