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片手の騎士と・・・  作者: 微々七巣
魔法の義手編
8/27

第七話片手の騎士ともう一人の協力者と・・・

取り敢えず更新。

今回は少し短いです。

訓練所でカエデを加えたギンロウたちはもう一人の協力者の元へ足を運んでいた。


ネート・ウェンディ。

猫の獣人族でショートカットの茶髪から猫耳がピンっと立っている。スカートから尻尾が出ている。

顔立ちは愛らしいが基本的に無表情で特定の人物以外には感情を出さない。

身長は低く小柄だが胸は85cmくらいある。その小柄の体型もあいまって大きく見える。

医術科の生徒であるが魔術科の授業で回復魔法を習い、なおかつ騎士科の授業で

格闘技能も習得している。ちなみにネートとカエデは入学式で会って以来の親友でもある。


この世界の獣人族は猫、犬、鳥類など様々な動物の体の一部やその動物特有の能力を持っている。

一般的に動物の能力を持っているので身体能力が高く龍人族ほどではないが腕力もある。

魔力はエルフや人族には劣るが動物の種類によってはかなり高い魔力を持つ。

ちなみに猫の獣人は単純な力は低いが瞬発力が凄まじい為、素早い動きにありえない跳躍力を持つ。

さろに獣人の中でも魔力が高い為、魔術にも精通している。


そんなネートの元へ向かう四人組。

「もう結構遅い時間だからな~・・・、ネートはもう女子寮かな?」

そうカエデに問うギンロウ。

「そうで御座るな。とりあえず女子寮へ向かうで御座る!」

そう答えるカエデににんまり笑うギンロウ。

「そうか、そうか!んじゃ、女子寮を探さないとな~!!」

嬉しそうな彼に対し、エルスもユフィもしっかり釘をさす。

「当然、ギンロウは女子寮の前で待機だからな!!」

「もし一歩でも女子寮に入れば・・・分かっていますね?」

二人の圧力にギンロウは両手を上げ「分かったと・・」と示すため首を何度も縦に振る。


面白くなさそうな顔のギンロウをしり目に、三人は女子寮に到着するとネートの部屋へ向かった。

部屋の扉をノックし声をかけるカエデ。

「ネ~ト~、居るで御座るか~?」

部屋の中から物音がし、扉が開く。現れたのはすでに部屋着に着替えたネートだった。

「カエデ・・・?それからエルスさんにユフィさんも・・・?どうしたんですか・・・?」

自分の部屋の前に顔見知りがそろっていて驚きながら疑問を問うネート。

三人はギンロウの事、魔法の義手の事、ドボール山の精霊の事

そしてそれの調査に協力してもらいたい旨を伝えた。


話を聞き終えネーナは

「そうですか・・・、うまくいけばギンロウさんの腕が・・・。」

考えながらつぶやくが、一度頷く動作を見せ今度はしっかりと

「はい・・・!私でよければ手伝わせてください・・・!!」

そう告げた。その返答に大丈夫だとわかっていても、安堵する三人。

「それで・・・、ギンロウさんは・・・?」

少し照れながら問うてくるネーナに微笑む三人。

「女子寮の前で待っているよ!もう結構遅い時間だが会っておくか?」

エルスの問いにはっきりと頷くネーナ。

「はい・・・!」


そして女子寮前に移動する四人。

「ようネーナ!こんな時間に悪いな!!」

そう言いながらネーナの頭を撫でるギンロウ。彼女は嫌そうなそぶりは見せずむしろ嬉しそうな表情で

「全然、大丈夫です・・・。でも、ギンロウさんまだ調子が悪いみたい・・・。

 早く腕を取り戻さないと・・・。」

そう答えるネートに「???」と頭に疑問符を浮かべる三人。

ちなみにカエデは「私は頭撫でられたことない・・・。」と呟きながら少し落ち込んでいた。

「頭を撫でられただけでギンロウの調子が解るのか?」

素直に聞いてくるエルスに、ネーナは首を横に振り答える。

「そうじゃなくて・・・いつもなら頭を撫でるとき空いてる手で胸を揉んでくるから・・・。」

その答えにエルスはギンロウを睨み、ユフィは呆れ顔だ。カエデは「頭・・・。」と呟き

いまだに落ち込んでいた。当のギンロウは

「そうか・・失念していたよ!」

そう言いながら自然にネーナの胸を優しく、だがしっかりと揉んでいた。

「あ・・・ギンロウさん・・・恥ずかしい・・・。」

恥らいながらもギンロウの手を嫌がらないネーナ。そんなネーナに複雑な気分の二人だったが

お約束としてギンロウを吹き飛ばした。


次回更新は未定。

なるべく早く更新したい。

カエデ、ネーナとの出会いの話です。

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