すごいりょう
こんにちは。
「こんにちは!!」
合格おめでとうございます。
「ありがとうございます!!」
今日から高校生1年生ですね。
「はい!!」
わが校は全寮制となります。
「はい!!」
それでは早速、寮の紹介を行っていきますね。
よろしくお願いします。
「よろしくお願いします!!」
あなたが住むのは、こちらの寮です。
「うわぁ!!」
ひとつの大きなキノコを、くり抜いて作られてます。
「すごい寮!!」
85階建てです。
「すごい寮!!」
でもあなたの住む階だけ
3万頭の野生のお猿に支配されています。
「すごい量!!」
室内は冷房が24時間、365日稼働しています。
設定温度は7℃。
「すごい涼!! キノコだからかな!?」
最後のは、いりません。
「はい、すみません!!」
だけど、ルールはもう、わかってくれたみたいですね。
「はい!!」
素晴らしい。
それでは、どんどんいきましょう。
よろしくお願いします。
「よろしくお願いします!!」
まずは食堂に向かいましょうか。
「はい!!」
おや?
ごらんなさい。
二年生が、なにか野生動物を捕獲してきたみたいです。
あれは絶滅したはずの、フクロオオカミですね。
「すごい猟!!」
おやおや?
ごらんなさい。
三年生ともなると、クロマグロを獲って帰ってきますよ?
海もないのに。
「すごい漁!!」
無事、食堂に着きましたね。
あらら。
誰だぁ?
募金箱の中に
江戸時代のお金を入れたのは。
「すごい両!!」
食堂で一番人気なのはチキン南蛮定食です。
お値段、なんと14円。
「すごい料!!」
飼育から加工から、
すべて学校で一元管理しているから
実現できたお値段です。
世界の半分は我が校の領地ですから。
「すごい領!!」
ご飯のサイズは選べます。
それぞれ大が200、中が150、
小が5グラムです。
「すごい小!!」
あれれー?
あそこにいる人、一番人気のチキン南蛮定食じゃなくて
サバ味噌定食、食べてるよー?
「すごい妙!!」
校長先生の名前は冴羽?
「了!!」
惜しい。
正解は獠でした。
「しまった!!」
大丈夫ですよ。
失敗を恐れずに挑戦する。
それが我が校の信条ですからね。
「ありがとうございます!!」
むっ!?
この揺れは!?
急いで逃げましょう!!
「すごい急!!」
ああ、なんてことだ。
寮が。
寮が、崩れ去ってしまいました。
「すごい……なんとお声がけすればよいか……」
でも、大丈夫。
「え?」
また生えてきます。
だって、キノコだから。
「すごい寮!!」
おわり




