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メスガキ女神と異世界生活!  作者: ぱすたん
1/7

第一章1 メスガキ女神と異世界転生

…………。

……ここは、どこだ……?


中世ドイツのような街並みのなかを、見たことのない服装を着た人々が行き交う。


なかには、獣のような耳や尾を持つ人?もいる。


これは、もしかして……!


「異世界転生……?!」


平凡な高校生だった俺、佐藤 遥斗は、どうやら異世界転生をしてしまったようだ。

生きている意味がなく、死ぬ意味もなかった日々におさらばできるみたいだ。

ああ、神様、ありがとう!


この世界に来たきっかけは覚えていない……きっと不運な事故にでもあったのだろう。見かねた神様がこの世界へ転生させてくれたのだ!


さあて、異世界転生といえば……。


「チートスキル!」


愛読書、「異世界でも浪人生活」で異世界転生の基本は履修済みだ。


いきなり大声を出した俺にびっくりする通行人。

俺は彼らに頭を下げ、そそくさと路地裏にはいる。


さあ、見せてみろ、俺のチートスキル。

魔法系か?それとも身体能力強化か?


俺はとりあえず唱えてみる。


「スキル、オープン!」


ブォォォン、という無機質な効果音とともに、夢にまで見た光景が広がる。


ーーーーーーー

ライゼ・ハルト


レベル 1


スキルデータ

運 lv.4

ーーーーーーー


…………。

えっ?

あれっ?

ああ、収まりきらなくて二ページ目に入ってるやつですか。

びっくりさせんなよー。

えっと、二ページ目とかってどうやってめくればいいんだ?

……右下の三角ボタンを押せばいいかな?

ファァン、と音が鳴り、表示が更新される。

あーもう、びっくりしたじゃないか。



ーーーーーーー

スキルデータ

虫除け lv.9



ーーーーーーー


いやー、実は虫が大の苦手でさぁ。

アウトドアとかすっっっごい苦手なタイプなんだよ。

異世界生活って自然と触れ合うこと多いと思うし、これはありがたい、ありがたい……。


「ありがたい訳あるかぁぁーー!! 剣聖 lv. maxとか、魔力 lv.100とかくれよぉ!!」


っ!まだ、次のページがある!

もうボケはいらないからな。

神様、お願いします。



ーーーーーーー

スキルデータ

IQ 5



ーーーーーーー



ほへぇ、あぅ~!

あいあー。

うーう!


……。

はぁ??


「なんなんだよ!! もうスキルでもなんでもないじゃないか!! おい、出てこい、神様ぁ!」


突如隣から女の人の笑い声が飛び込んでくる。


「はぁっはっはっはあっ、ふへえ、あぅー、だって、はあっはあっ」


俺は驚きもしなかった。


勢いよく振り返り、いかにも女神な格好をしている輩にボディーブローをお見舞いする。


「うぼぉっ」


女神は体を二つに折る。

腹を抱えて悶える。


俺は女神を睨みつける。


……あれ?

イメージしていた女神と違うなぁ。

なんか、大人な、お姉さんをイメージしてたけど。

この女神、なんか、少女っていうか……。

だいぶ幼い見た目をしている……。


「いったぁーいじゃないのっ!」


よろめきながら立ち上がる女神。


その身長は、俺より随分と小さい。


あれぇ?

おれ、こんな幼い子供に暴力ふるっちゃったのか?

もしかして、警察に行くべきかな?


「あのねぇ、女神だからって、痛みは感じるの。もう二度と暴力なんか振るわないでちょうだい!」


「……はい」


「わかればいいの」


「はぁ、自己紹介が遅れたわね。私、女神。あなたをこの世界に転生させた女神よ。名前はリリアよ。よろしく」


女神リリアは、右手を差し出す。


「俺は、佐藤 遥斗。よろしく」


俺は差し出された手を強く握った。


「別に、あんたの自己紹介なんていらない。あんたのことはすべて知ってるもの」


……。



Q. さあて、私が次に繰り出す技は何でしょう。


「や、やめなさい!暴力はダメって言った!」



A. 正解は、背負投げでした!


「あ゛うっ!」

第一章2「可愛い女神と暴力男」 は 2/2 16:00 に更新します!

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