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僕の青春  作者: しらたま
第七章 僕の合唱コンクール
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第七十四話 悪魔たちが笑っているのに違いない…

目を開けると……


奥の方でじーっとこちらを見ていたには、ゆっちゃんときららさんと瀬川さん…

僕は再びメニューで顔を隠した。


「どしたん?」

「いやちょっと小悪魔が…」

「え?なにコスプレ?」

「いや…違うけど…」


ちょうど、自分たちの隣の席にゆっちゃん達は座った。

よりにもよって。


「ちょうど、今横に降臨した。」

「え、まじ?どこ?」

「普通のやつにはそうには見えない」

「なんやねん。まあいいや注文しようぜ!すみませーん、キタムエルさーん!」


元気よく平井が北村先輩を呼んだ。


「今、いきまーす!」


天使・キタムラがやってきた。


「ご注文は何に致しますか?」

「えーと自分はオムライスの萌キュンビーム付きで!」

「あ、えーと僕も同じので…」


僕は絶対に隣に聞こえないような小さい声で言った。

僕の警戒は意味もなく、隣は隣で盛り上がっていた。


「うわー、何にする?」

「うちはDX萌キュンビーム付きオムライスかな!」

「DXなんてあるの?メニューにないけど」

「先輩情報で聞いたんだー!特大サービスらしいよ!しかもこれができるのは北村先輩だけ!」


何やら聞き捨てならない情報をゆっちゃんが漏洩しているようだ。


「聞いたか平井」


平井はものすごい勢いでペーパーナプキンにメモをとっていた。


「お前…さすがだ。」


勢いよく平井が手を上げた。


「すみません!」


そういって近くにいた別のウェイトレスを平井が呼び


「先ほど、萌キュンビーム付きオムライスを2つ頼んだのですが2つともDX萌キュンビーム付きオムライスに変更で。」


よく言った。しっかり俺の分までも。

もう少し小さい声でお願いしたかったけど


「えーと、申し訳ありません。DX版とかは、ないんですけど…」


事態を察した僕はゆっちゃんの方を見ると…

まるで悪魔のような笑みを浮かべていた。


「普通ので大丈夫です。失礼しました。」


「なるほど、どうやら悪魔が俺にも見えるようになったみたいだ。」

「残念ながらそうみたいだな」


僕らはヒソヒソと会話をした。

隣の卓にも天使・キタムエルが降臨していた。

悪魔には慈悲を与えなくていいのに。

注文の最後にキタムエルの耳に囁いていた。悪魔の囁き⁈なんてね。

少しした後、僕たちのであろうオムライスがキタムエル様によって運ばれてきた。

ちょっとニヤけてる?ように見えた。


「こちらオムライスになります!それではDX萌キュンビームをしますね。DXなので一緒に掛け声とポーズをお願いします!」

「やっぱりDXあるんだ!」


平井は気付いてないか。

やられたそういうことか。


「掛け声は、萌え・萌え・キュン‼︎でお願いしますね。手はこんな感じでお願いします!では、せーのでいきますよ?」


「え?あ?ちょっ?」

「せーの!」

「萌え・萌え・キュン‼︎」


恥ずかしがりながらも頑張った。


「はい、ありがとうございます!おいしく召し上がってくださいね!」


隣の卓を見れば悪魔たちが笑っているのに違いない…

だから見ないことにした。


「いただきます!」


普通に美味しい。

普通っていうのは普通ってことじゃなくて、めっちゃ美味しいってことで…

頭の中で僕は謎の言い訳をしていた。


「普通に美味しくね?」


そう平井が言ってきた。

ちょうど頭で考えてたことだって思った時…


つづく



ここまで読んでいただきありがとうございます。

今後もよろしくお願いします。

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