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僕の青春  作者: しらたま
第七章 僕の合唱コンクール
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第六十二話 でもこの騒音が心地良かったりもする…

一週間後


あれから一週間が経った。

時というのは早いもの。

あれほど一大イベントがあっても時間は進むことをやめてくれない。

初めての告白というのは僕にとっては一世一代のことだった。

その前と後では、見える世界が違うのだと実感して初めて理解した。

仮に成功したら、どんな日常が待っていたのか。

これは今は考えないようにしている。


今日は合唱コンクールの各クラスの曲が決定する日らしい。

重要なようなそうではないような。


帰りのHR


教室はいつものようにガヤガヤと賑わっている。

教室というのはどうしてこういつも騒がしいのか。

机に突っ伏している僕はいつもそう思う。

でもこの騒音が心地良かったりもする…


僕はあれから元気がないような素振りは見せていない、はず。

何事もなかったように過ごしている。

天気は雨が続いていた。季節の変わり目の秋雨だろうか。

おかげで地獄の内トレの日々が続き身体中、筋肉痛だ。


「はーーい!みんな聞いてくださーい!」


教卓には学級委員長の日下部と文化祭実行員のゆっちゃん。

取り仕切るのはノリノリのゆっちゃん。本当にこういうの好きだよな。

ちなみにゆっちゃんはいつも3つくらい係りがあり、現在は音楽、体育、文化祭実行委員をやっている。

どんだけやるんだよ、文化系と運動の両取りじゃんか。


「合唱コンクールの曲を発表しまーす!うちらB組の曲は……」


謎に溜めを作ったせいでスポーツ部の男子が騒ぎ出した。


オオーーーーーーーー


「『きみにとどけよう』です!」


ワーーーー

パチパチパチ!


拍手が鳴り響く。


拍手はしたがあんまりよく覚えていない。

僕だけじゃないはずと、少しキョロキョロした。

隣のきららさんも盛り上がっていた。


「きららさん、どんな曲だったか覚えてる?」

「忘れた」

「だよね」


よかった。雰囲気で喜んでる人が他にもいて。


こうして僕たちの自由曲は『きみにとどけよう』に決定した。

加えて、音楽の時間が一コマ増えるらしい。代わりに体育が減らされるというショッキングなことも知った。だが吉報もある。週に1度放課後は合唱の練習を行うということに各クラスなるらしい。つまりは部活に遅れていけると言うことだ。

もちろんどちらも文化祭までだが。


帰宅後


『きみにとどけよう』がどんな曲だったか思い出すため、部屋でイヤホンを通して聞いていた。パッと聞いた感じまあ合唱曲なんだな、くらいの印象しかなかった。

あとは曲の入りがなんとなく好きだなと思ったくらいだ。みんなこの曲の入りで投票したのかな?


数日後の音楽の授業


音楽の授業でも本格的に練習が始まった。

まずはみんなで曲はしっかり聞いてみる。と言うことらしい。

正直、何度聞いても、歌詞以上の情報は僕には入ってこない。

曲を2回聴いた後、先生による解説を受けた。


その中で意外と新鮮だなと感じたのはアルト、ソプラノ、テノール、バスと役割が4つあるということ。

今までは2個くらいしかなかったから、めずらしく感じた。

音楽の先生はすごい。どんな曲も簡単に弾いてしまう。

僕もあんな風に弾けたら楽しそうだな。


ピアノで思い出したのだが、合唱の伴奏は誰がやるんだろうか?

この日は曲のさわりを練習して終わった。

合唱というものをざっくりだけど理解はした。

他のパートに釣られそうで不安だな。

女子に怒られないようにちゃんとやろッと。


つづく

ここまで読んでいただきありがとうございます。

今後もよろしくお願いします。

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