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僕の青春  作者: しらたま
第五章 僕の移動教室
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第五十五話 1人の時間がないと僕はダメみたいだ…。

翌朝


体がだるい。

この疲労感が体からきているなのか頭なのかわからないが、スッキリしない朝だった。

朝食を済ませ帰りの支度を各自でしている。

早めに支度が終わった日下部が話しかけてきた。


「梵〜、昨日のダンスどうだった?昨日すぐ寝ちゃうから」

「あー夜話してたんだ」

「そうだよ。渡辺が全員男とだったって盛り上がってたのに」

「そうだよね。僕も渡辺と踊ったし」

「聞いた聞いた。」

「日下部は最後誰とだったの?」


さぞ人気の日下部はどうだったのか気になった。


「俺はね、狭山さんと踊った。」

「そうなんだ。どうだった?」

「何、どうだったって。普通だよべつに」

「へー」

「それより梵こそどうだったんだよ。君はいつも女の子といるからね」

「僕そんなモテキャラじゃないよ。僕は別に特に何もないよ」

「誰だったの?って聞いてるんだけど?」

「それは秘密で」


色々と面倒なことになりそうだし気分も良くなかったので話を切り上げた。

施設の外の広間に生徒は集合し、バスを待っている。

先生が帰るまでが移動教室的なお話をしている。

昼と夜ではこの広間の印象がかなり違って見える。

昨日はあんなにロマンチックな感じだったのに。


ここにはもう一生来ないのかな。

なんて考えながら僕は施設を後にした。


バスに乗り込んでからはあっという間だった。

いろんな事を考えているうちに景色は緑からグレーになり都会に戻ってきた。

現実に戻ってきたような感覚が夢から冷めたような感覚にさせた。

頭の中に整理できていないことがたくさんあるがとりあえず帰宅し、一息ついた。


「ただいま」

「あ、おかえりー」


2泊3日なのに久々に家に戻ったような感覚だ。

ホームに戻ってきた安心感からか自分の部屋があまりにも心地いい。

しばらく引きこもっていたい。


母さんのご飯はいつも美味しい。

たまには口にしないとなと僕は呟いた。


「美味しい」

「どしたの?急に。当たり前でしょ?」

「やっぱ美味しいなーって」

「変な子。でもありがと」


移動教室であったことを家族に話しながら食事を楽しんだ。


お風呂から出て僕はすぐに布団へ入った。

ぬくい。ぬくすぎる。幸せは布団の中にあったのか。

誰かといるのは楽しい。けど1人の時間がないと僕はダメみたいだ…。

本当にわがままな性格だとつくづく思った。

おやすみ。


移動教室編 完


つづく

ここまで読んでいただきありがとうございます。

今後もよろしくお願いします。

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