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僕の青春  作者: しらたま
第三章 僕の夏休み
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第二十七話 ディスペンパック、かっこいいと思ってるのって僕だけ?

急に会話が初々しくなり、この気まずさモードから抜け出せない。



・・・・・・・・・。



「なーーにやってんの?」


ベンチの後ろから今泉さんが出てきた。


「これだから梵はね〜」

「どう言う意味だよ?」

「さあ」


今泉さんは僕をからかった。

その後すぐ、瀬川さん、狭山さん、日下部、渡辺がきて

結局、みんな集合した。

僕は渡辺をどこで捕まえたか日下部に聞いた。


「よく渡辺見つけたね」

「あー焼きそばのところで騒いでたからすぐわかった!」

「あーあのストップ言わないと無限に入れてくるやつか」

「そうそう、渡辺がモット!モット!って騒いでお店の人が困っていたから回収してきた。」

「それは日下部ナイス!」


なるほど、だからちょっと狭山さんが不満そうな顔なのか。

今泉さんが場を仕切る。


「みんなご飯もう食べた?」

「うん、俺と渡辺と狭山さんは焼きそば食べた!」


三人で渡辺の大量の焼きそばを分けたのかな。

確かにそれは狭山さん怒るかもな。


「うちとかおりも軽く食べたよ!」

「梵とさきは?」

「うちらはまだ水飴しか食べてないから、もうちょっと食べようかな」

「僕もそんな感じ」

「そしたら花火の場所取りとご飯買うチームで別れよっか」


僕たちは場所取りと買い出しで分かれることになった。

僕と姫川さんは自分たちのご飯を買うのもあってご飯班に。

解散間際に日下部が僕たちに声をかけた。


「荷物2人で持てる?俺も手伝おうか?」


相変わらず紳士だ。だが僕は断る。それはもうそうだよな。


「ありがとう。でも大丈夫!」

「そっか、じゃ頼んだ。」


すると今泉さんが戻ってきた。


「やっぱうちも買い出し行く〜!」


「じゃあ三人でよろしくね!終わったら俺に連絡して!」

「はーい」


結局三人で行くことになった。

まあいっか、この三人なら心地いいし。気まずくならない。

というかなんで気まずくなる前提なんだ僕は。


「うーん何食べよっか?」

「今泉さんもまだ食べるの?」

「何まだって?まだたこ焼きしか食べてないもん」

「すぐ怒るじゃん」

「怒ってないし」

「怒ってんじゃん」

「怒ってない」


僕たちのやり取りを姫川さんがみて笑っていた。


「ほんと仲良いね」

「よくない」

「よくない」


僕たちは同時に否定した。

そんな感じで僕たちは歩いていたがどこも混み混みで決めかねていた。


「どこもめっちゃ並んでる」

「もうコンビニしかないんじゃね?」

「えーせっかくのお祭りなのに?」

「でも早くしないと花火始まっちゃうし」


「でも結局お菓子とか買うしコンビニでもうちはいいかも」


姫川さんがそう言ってくれたのでコンビニになった。

僕たちはコンビニでポテトチップスとホットスナックを買った。


「いやーコンビニのアメリカンドッグが一番うまいよね」

「結局コンビニでも喜んでんじゃん!」

「細かいことはいいの!」

「このマスタードとケチャップ出るやつの名前知ってる?」

「これ名前あるの?」

「ディスペンパックって言うんだって」

「何それウケる、梵そういうの好きだよね」

「だってかっこいいじゃん」


確かにアメリカンドッグはマジでうまいと思う。

ディスペンパック、かっこいいと思ってるのって僕だけ?

真ん中で折るとケチャップとマスタード一緒にでるやつを姫川さんは器用にマスタードだけでないようにかけていた。マスタード嫌いなんだ。なんか可愛いなとふと思ってしまいニヤけたかもしれない。その様子が今泉さんにバレていなかったか僕はすぐに視線を送るが大丈夫だったらしい。アメリカンドッグに夢中だった。

僕たちはその後、急足で日下部たちのいる花火会場の方へ向かった。

みんな考えることは同じで人の大移動が起こっていた。

逸れないように僕の腕に2人が捕まっていた。

僕は人ごみをうまく交わすので精一杯で意識する余裕がなかった。

ある程度行ったところで、急に片腕が強く引っ張られた。

僕は振り返ると、今泉さんが叫んでいた。


「先行ってて!ちょっと!」


その言葉を聞いてから返事をするまもなく、今泉さんは人混みに消えていった。


つづく

ここまで読んでいただきありがとうございます。

セミ減った?少なくない?

今後もよろしくお願いします。

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