表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/44

06 いつもの3人+1人の美少女

ブックマークありがとうございます!

 朝のHRが終わる。すると、俺はクラスの男子たちから質問攻めにされた。


「おい、木戸!お前と藤宮さんはどういう関係なんだ!」

「えっと‥‥友達?かな。」

「じゃあなんで昨日は一緒に帰って今日は一緒に登校したんだ!」

「藤宮さんに誘われたから。」

「はあ!?なんでだよ!」

「?友達同士で登下校するのは普通だと思うけど‥‥。」


 とまぁ、こんな感じだ。トイレに行きたくても質問攻めされるからいけない。仕方ない、授業中に行くとするか。先生の話を聞くよりも光青から教えてもらったほうが効率的だし。

 そしていつの間にか昼休みになっていた。俺は光青の所へ行き、いつもの3人で弁当を食おうとする。すると、


「私も一緒に食べていい?」


と藤宮さんの声が。クラスのみんなが一斉にこっちを向く。だからその殺意のこもった視線やめて。


「私はいいけど‥‥光青と雄二は?」

「僕はどちらでも。」

「…俺は別にいいぞ。」

「やった!ありがとう、3人とも!」

 

 こうして藤宮さんが加わった。よし、この2人もさすがに藤宮さんの前ではいちゃつけないはず


「光青、あーん」

「ん」


 ‥‥こいつら、本当に人の目を気にせずにいちゃつきやがるな。


「玲ちゃんと西野くんはお似合いのカップルだね!」

「へへ、そうでしょ。私と光青はお似合いなのよ。」


 こいつら、本当にメンタル強いな。カップルって大体こんなもんなのか?


「そう言えば藤宮さんはなんで俺たちのクラスに来たの?」

「木戸くんがいるから来たんだよ。」


 俺がいるから来たのか。‥‥藤宮さんは勘違いしそうなことを平気で言ってくるな。そんなんだから告白したらいけるっと思うやつが多いんだろうな。

 そのあとは4人で雑談をしていた。そうしているうちに昼休みが終わった。午後も授業も暇だなぁ。

 そしてHR。先生がとんでもない発言をする。


「お前ら、2週間後の7月15日にはテストだぞ。しっかり勉強しておけよ。」


 やべぇ…俺は全く勉強をしていない!これはこの2週間で頭に叩き込むしかない!‥‥よし、今回も光青に頼ろう。あの天才から教えてもらえば赤点は逃れられるはずだ。


「なぁ光青。今回も勉強教えてくれ!」

「了解。」


 やったぜ!これで赤点は逃れられた‥‥と思う。


「光青、私も教えてよ」


 玲も参加するのか。‥‥勉強せずにいちゃつくのはやめろよな。まじで。

 

「木戸くん!帰ろう!」


 ‥‥確か藤宮さんも光青ほどではないけど勉強ができるはず。誘ってみるか。


「藤宮さん。今度俺の家で光青と玲と俺で勉強するんだけど、よかったら藤宮さんも参加する?」

「え?いいの?」

「俺はいいぞ。光青と玲もいいよな?」

「僕はどっちでも。」

「いいよ~。」

「えっと‥‥じゃあ、私も参加させてもらうね!」


 これならいつも以上におとなしくなるはず。‥‥いや、ならない気がしてきた。昼休みも人目気にせずにイチャついていたし。

 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ