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35 金木の家

遅れてすみません

「雄二、行こう」


 今、俺は光青と合流して金木の家に行くところだ。

 俺は金木の家を知らないから光青についていく。

 どうやら金木の家に行くには電車を使わないといけないらしい。結構遠くに家があるんだな。



 電車に揺られて三十分。目的の駅に着いた。


「こっから歩きで10分」

「まじか‥‥‥‥遠いな」

「そうだな」


 金木のやつがこんな遠くに住んでいるとは思わなかった。俺の友達は大体俺に家から10分程度の所に住んでいる奴が多い。こんな遠くに住んでいる友達は初めてだ。


『ピンポーン』


 ようやく金木の家に着いた俺たち。


「お、西野と木戸。ようやくきたか。まぁ、上がれ」

「「おじゃましまーす」」


 金木の家の中はかなりきれいだった。


「お前の家の中きれいだな」

「まぁ、親がきれい好きだからな。筋トレのための部屋もあるぞ。一緒に筋トレするか?」

「いや、やめておくよ。俺はそんなに体力がない」


 こいつ、やけに筋肉があると思ったら筋トレのための部屋があるのかよ。

 金木に連れてこられ、俺と光青は金木の部屋へと入る。金木の部屋も意外なことにきれいだった。


「お前の部屋もきれいなのか。意外」

「片付けないと親がうるさいからな」

「なるほど」

「まぁ、さっさとファイター5しようぜ」

「そうだな」


 そうして俺たちはファイター5を始める。




**********




「はぁ‥‥強すぎだろ、金木」

「ははは‥‥まさか、お前たちがここまで弱いとは」

「喧嘩売ってんのか?」

「‥‥落ち着け、雄二」


 何戦かしてみたが、俺と光青が金木に勝つことはなかった。こいつ、格ゲーだけはうまいな。


「お前ら昼めし食っていないだろ? どっかに食いに行こうぜ」

「おお、いいね。行こうぜ」

「‥‥行こう」


 俺たちは昼ご飯を食べていない。なので、どこかに食べに行くことにした。

 



**********




 なんやかんやあってもう帰る時間になっていた。


「じゃあな、西野と木戸」

「ああ、じゃあな。また暇なときに遊ぼう」

「‥‥‥‥また今度」


 別れの挨拶をして俺たちは帰る。

 光青と俺は、適当に話をしながら駅まで歩いていく。


「はぁ‥‥なんというか、金木があんなに上手いとは思わなかったな」

「‥‥そうだな。僕はお前の下手さに驚いたが」

「うるせぇな。俺だってわかってんだよ、それくらい」

「そうか」


 そんな話をしていたら駅に着いた。

 俺たちは電車に乗って帰る。




「じゃあな、光青」

「‥‥ん。じゃな」


 自分の家の最寄り駅に帰ってきた俺たちはそこで分かれる。

 なんか、朱莉と話をしないのがさみしく感じるようになってきたな‥‥。

これから更新ペースがかなり落ちると思います。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 面白く、見させてもらっています [一言] すみません。少し気になってしまったんですが、西野と木戸の話が俺(だって)が、(俺かって)になっているかもしれません。
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