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02 俺は同じ高校の少女を助ける

おお‥‥!ブックマークありがとうございます!!!!感謝です!!

 俺は今晩御飯を食べている。しかし、由利花が横でぴったりと俺にくっついているので非常に食べづらい。


「なぁ、もう少し離れてくれないか?」

「やだ」


 兄離れはできるのだろうか。そこだけが心配である。




**********




 次の日の朝、俺は5時に目を覚ます。朝ごはんは基本的に俺が作っているため、早起きしないと由利花や父さんの分の弁当が作れなくなるのである。

 顔を洗って、朝ごはんを作り始める。すると、


「おう、おはようさん。」


と父さんが声をかけてきた。

 俺の父さんは木戸勝(きどまさる)といい、身長が187とかなり高い。俺にその身長を分けてくれ。そんなことを思いながら、朝ごはんを完成させる。


「父さん、由利花を起こしてくる。」

「おう。」


 俺はユリカの部屋の前へ行き、ドアをノックする。


「由利花、起きてるか?」


 ‥‥返事がない。まだ寝てんのかこいつは。仕方ない、勝手に部屋へ入らせてもらおう。


「おい、朝だぞ。起きろ。」

「う~ん‥‥お兄ちゃんが起こして‥‥。」

「あほか。」


 俺はぺしっと由利花の頭をたたく。


「痛い!お兄ちゃんひどいよ!」

「飯抜きがいいか?」

「ごめんなさい!」


 こいつは本当に反省しているのだろうか。

 由利花を起こした俺は、父さん、母さん、由利花、俺の4人で朝ご飯を食べる。食べ終わったら、歯を磨き、制服に着替える。現在の時間は8時ちょうど。そろそろ出よう。


「行ってきます。」

「行ってらっしゃい!お兄ちゃん!」


 由利花は俺が出るときは必ず見送ってくれる。こんなところだけはしっかりしている。

 家を出て、学校へ向かう。すると、


「やめてください!!!」


そんな声が聞こえた。声がしたほうを向くと俺と同じ高校の制服を着た女の子がヤンキーに襲われている。俺は面倒ごとには巻き込まれたくない。だから俺は見て見ぬふりをしようと思った。しかし、少女の目が『助けて』と俺の脳内に話しかけているかのように俺のほうを見ている。

 ‥‥仕方ない、助けに行くか。


「おい、何してんだお前ら。」


 俺はヤンキーに話しかける。すると、リーダーと思われる男が、


「ああ?なんだよお前はよぉ」


と俺を威圧するかのように話しかけてきた。


「その女の子は困っているようだが。」

「てめぇには関係ねえだろうがよぉ!!!」


 下っ端っぽい男が俺に殴りかかってくる。しかし、そのこぶしの速度はとても遅い。そんなんじゃ簡単によけられてしまうぞ、下っ端君。

 俺は下っ端君のこぶしをよけ、下っ端君の腹を思いっきり殴る。


「ぐはっ!!‥‥ぐう‥‥!」

「おい!田辺!くそ!田辺を置いて逃げるぞ!」


 へえ、あの下っ端君田辺っていうんだ。

 というかあいつら逃げたぞ、根性なしめ。


 



 

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