16 俺の誕生日(4)
ブックマークありがとうございます!
「雄二、誕生日おめでとう!俺の弟と自慢できるくらいにいい男になれよ!」
「弟君、誕生日おめでとう。洋一の言ってることは気にしないで、あなたはあなたらしく生きるのよ」
「お兄ちゃんおめでとう!また一緒に遊ぼ!」
「雄二、おめでとう。‥‥これからもよろしく」
「雄二、おめでとー!光青と私のことをこれからもよろしく!」
「雄二くん、誕生日おめでとう!‥‥これからも、仲よくしようね!」
‥‥こんなに祝われたのは初めてだ。いつもは光青と由利花に両親だけだからな。そこに兄ちゃんにソフィアさん、玲、そして学校一の美女の藤宮さんまで祝ってくれるとは思わなかった。この誕生日は俺の人生で一番楽しい誕生日になるかもしれない。
「みんな‥‥ありがとう」
「おう!雄二、さっそくだがロシアの料理を作ってやろう!台所に行くぞ、ソフィア!」
「そうね。弟君とそのお友達さんは楽しみに待っててね」
「‥‥ありがとうございます、ソフィアさん」
兄ちゃんとソフィアさんは台所に行く。
俺の兄ちゃんは料理が上手い。ロシア料理もロシアに行って一か月で作れるようになっていた。でも、やっぱりロシア現地の味を楽しもうと思ったらソフィアさんに作ってもらうのが一番だ。
「‥‥ロシアの料理っておいしいの?光青、どうなの?」
「おいしい」
どうやら光青はロシアの料理を食べたことがあるみたいだ。俺はまだ食べたことがない。早く食べてみたい。楽しみだ。
「雄二くん、ロシア料理が楽しみなの?」
「ああ、うん。俺はまだロシア料理を食べたことがないからな」
「雄二、ロシア料理食べたことないんだ。光青が食べたことあるくらいだから、雄二も食べたことがあるもんだと思ってた」
「私も雄二くんは食べたことがあるものだと思ってた」
「なんでそう思ってんだ。兄ちゃんは年に一回くらい帰ってくるだけだから、作ってもらったこともない。今回が初めてだ」
「‥‥以外。雄二、食べてると思った」
‥‥なんか、光青って親しい奴ほど口数が少なくなるのか?兄ちゃんやソフィアさんと話しているときはこんなに口数少なくなかったし。
まぁ、それは後で聞くとして、今はロシア料理を楽しみに待っていよう。
「お~い、できたぞ~!」
待つこと大体三十分。できたみたいだ。できるの早くないか?こんなもんなのか?
「みんな、できたみたいだ。食べに行こう」
「やった!初めてのロシア料理だよ、お兄ちゃん!」
「ロシア料理かー。私は初めて食べるから、楽しみだなー」
「私も初めてだから、すっごい楽しみ!」
「‥‥おなかすいた」
みんなは思ったことを口に出す。まぁ、俺も出してるんだけど。早くリビングに行って、ロシア料理を食べよう。日本の料理しか食べたことがないから、とても楽しみだ。
ここまで読んでくださりありがとうございます
僕はロシア料理を食べたことはありません。一度でいいから食べてみたいです。調べてみたら、おいしそうなものがたくさんありますし。
皆さんは食べたことありますか?
あと、ロシア料理を食べるだけじゃなくて、ロシアにも行ってみたいですね!