表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/13

逃走中

文体を大きく変えてみました。

明るい感じで行こうと思います!

奴隷商人に捕まったからって、さすがに反抗もするからね!

「ガブリ」

腕に噛み付いてやった。

「痛え!」

腕を緩めた瞬間に逃げれた!・・・と思ったら、さっき声をかけてきた男の人が現われて、

「ドン!」

と普通、蹴ってもこんな音はならないだろうというぐらいの勢いで私のお腹を蹴りあげた。

何これ・・・痛すぎる。

痛みを感じた瞬間、意識が遠のいてく気がした。





ーーーー※※※ーーーー




「ガタン!」

という音で目が覚めた。

えーと、私は今どこにいるんだ?

って、そんなこと考えている暇じゃなかった。

大変だ。奴隷商人の馬車に捕まって乗せられている。ただ、2歳だからって舐めているらしく縛られてもいない!チャンス!

髪をとめていたピンを使って、鍵を開けることなんて簡単に出来るんだからね。だって精神年齢は14歳。つまり、中学2年生までに習うものやことが色々頭の中に入っているだから。

もう夜らしい。そろそろ馬車も止まるんじゃないですかね?

30分後ぐらいに止まった。



多分ここら辺で休憩して、明日の朝出発するんだろう。

これを逃したらもう逃げれないだろうし・・・よし、即実行!

二人の男の寝息が聞こえることを確認してから、ピンで少しカチャカチャってやると、すぐに鍵は開いた。改めて、前世でボーイスカウトやってて良かった♪

おっと、浮かれてる場合じゃなかった。

本と指輪ネックレス、ハンカチが2枚あることを確認して馬車から脱走する。




そーっと戸を開けて馬車の外に出た。

大丈夫、まだ気づかれていない。

とりあえず、北極星目指して行こうと思って空を見た。ちょうど向いてる方向に北極星があったから、上を見たまま1歩踏み出してしまった。



足元に猫がいるのを知らず、その猫を踏んでしまったからひとたまりもない。猫がすごい声で鳴き、2人の男も起き始めた。ヤバい!




二人の男は私が逃げたことに気づき、暗闇の中で私を探している。

どうとでもなれ! と思って、森の中に逃げ込んだ。男達も足音に気づき追ってきている。

これでも足は早い方なのよ、兄とかけっこをしたりしていたから。でも、それは2歳児の中での話。しかも、兄は手加減してたし。

大の大人には通用しません。当たり前だけど。


だから、私は大人が入れないような小さい木々の隙間などを見つけては、そこに入っていく。どのくらい進んだだろう。二人の足音も何も聞こえない。

逃げ切れた!



その安心もつかの間、現実に引き戻された。

夜の森なんて、危なすぎる。どうしよう・・・。何も考えずにひたすら奥に進み過ぎてしまった。

とりあえず何かあるだろうという超ポジティブシンキングで奥に進んでいこう。もうそろそろ夜明けらしく、日の光が木々の間から漏れてきているのが分かる。



だんだん木々が少なくなってきた。道に出れるかも!と思ってもう少し歩いてみると道が見えてきた。やっとだー!

安心したのと同時にお腹がすいてきた。

そういえば、昨日の朝ご飯を食べて以来、何も食べてなかった。

一気に疲れが押し寄せてきて、立っていられるとは到底思えない。

数歩道に出た瞬間石につまづいて転んでしまった。



起き上がれない・・・もうここで死ぬのかなとか思いながら目の前の景色が薄れていくのが分かる。

ああ、こんなに早く死ぬのかな。

全身が蹴られた痛みでズキズキしてるし、あちこち傷だらけで死ぬだなんて・・・せめて、綺麗な場所で誰かに見守られて死にたかった。



転生したのに親もいなくなって、襲われて、今死にそうになってるなんて、この転生どうなってるの!というか、どうしてこうなった!



全然理解できないっ!!!




と心の中で叫んだ瞬間、本日2度目、意識を手放した。








この文体どうだったでしょうか?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ