〜嘘〜
受話器越しから聞こえてくる
嘘つきに変わり果てたあなたのため息。
今日も誰かの腕の中で眠るの?
綺麗事ばかり並べるその口は今は誰かの前に並べられてる。
ふざけた幻想を抱いて
毎晩呟く約束の呪いは
どんな薬を塗れば治りますか?
期待、希望を抱いた時間は
ありもしない未来の偶像に
足を取られて前に踏み出せない。
大人ぶった道化師は嘲笑い
あなたの心の隙間に入り込んだ。
目の前から消える手品なら成功だよ。
気付いた時には遅かったんだ。
壊れたパズルを拾い集める。
足りなくなったものを確かめる。
片方だけ聴こえなくなったイヤホン
失った声を聴くには音量が足りない。
今日も寝れない夜がやってくる。
深い闇に飛び立っていくカラス。
その黒い羽で何処かへ連れて行って。
望んだ結末は遥か彼方に
冷たい現実が背中を押してくれる。
悩んだ時間は何処か遠くへ
うるさい街並みが足を進ませてくれる。
受話器越しから聞こえてくる
嘘つきに変わり果てたあなたのため息。
今日は誰の腕の中で眠るの?
綺麗事ばかり並べるこの口は今は誰かの前に並べられてる。
〜Liar〜
今回も少し暗い詩になってます。
イメージとしては浮気に対しての感情になっていればいいなと思います!
道化師を浮気相手に例えていたりと
色々試行錯誤してみたので
見てる方がこの詩で何かを感じとってくれると嬉しいです!
今回で三つ目の詩になりますが、一つ目から繋がりを持って書いていたりしてます。
そこも見て頂けていると嬉しいです!